2017年03月17日

開業鍼灸師が見る“患者さんが来ない”という現実

■あるからではなく、ないから書く


「患者さんのために」と思って鍼灸師になったのに患者さんがいない。

開業して、最初にぶつかるのが技術の壁ではなく、集客の壁だと思います。食べていける鍼灸師と、そうでない鍼灸師の違いは、必要としてくれる患者さんがいるかどうかです。言ってしまえば、それだけです。

技術、経験、資金、人脈、人間性、マーケティング、運・・・

成功者はいろいろなことを言います。どれも正解だと思います。

技術が乏しい時には、持っている技術の中で何ができるかを考え、お金がない時には、お金を使わずにできることを考える。技術が上がれば、その技術を最大に活かせる方法を考え、お金が用意できれば、もっとも見返りのよい方法を探す。

突きつめれば、ないものを補うことを考え、あるものをどう活かすか。独立してからの15年、前者だったと思います。「自分には何もない…だから…」という思考。


何もないから書いたんだ


このブログもそうです。知名度も実績もない私が信用をつくるために、歴史をつくるのが良いと思ったからです。ブログは、「WebをLogする」という意味です。「ウェブ上に残す自分の記録」です。

どんなにお金があっても、歴史は作れません。2004年から始めたこのブログ、この記事が904番目です。その時に考えていることを全力で記してきました。13年半で904は多いとは言えません。更新が途絶えた月もあったりと安定してはいませんでした。そういう事情も含め私の歴史です。

「継続」

もっとも地味でもっとも強力な武器です。記事はお金で買えません。ブログの更新代行というサービスも見かけますが、それは違います。単なる広告です。自分の頭で考え、自分の中から言葉を絞り出す、この過程が成長させてくれたのです。

言いたいことがあっても、言葉が見つからず手が止まってしまったこともあります。何度も書き直して、結局、ボツにした記事もあります。思った通りに伝わっておらず、誤解されたこともあったと思います。

でも書く。

書くことで何が起こるのかというと、思考が整理されるのです。そして、自分の思想(大事にしていること)が定まってきます。



■30時間のセミナーのために費やした時間


もう一度、「技術、経験、資金、人脈、人間性、マーケティング、運・・・」

小さな鍼灸院だとしても、経営に関わることは多岐に渡ります。自分の思考が整理できていなければ、何をすべきか、何を優先すべきか迷ってしまいます。思想がなければ判断や決断ができません。

何となく、ではつぶれます。

昨年の10月から今年の3月までの半年間、6回に渡って経営スクールの講師を務めさせて頂きました。1回5時間なので、計30時間です。経営に関して30時間しゃべったのは初です。


ヘルモア大学経営スクール


このスクールには、全国から鍼灸師を含む治療家の方が集まってくださいました。このスクールは安価な受講料ではありません。私も相応の報酬をいただくので、プレッシャーも相当なものでした。

技術セミナーの講師には慣れていますが、経営ではまだまだです。

経営者として話す私にどれくらいの価値があるのか、私には判断がつきません。うちより年商が多い鍼灸院や治療院はいくらでもあります。それを承知の上で、ヘルモア大学さんから声をかけて頂いたのですから、「持っている」と信じてやるしかありません。

この半年、経営についてたくさん考えました。読書量も増やしました。脳を追い込むことで余計なものが消え、頭の中が整理されました。結局、残ったのはシンプルなもの。

準備は夜しかできないため、眠くてたいへんだと思う時もありました。でも、嫌だと一度も思いませんでした。得られることが多く、3年かかることを半年で達成できたと思います。

6回の最終日はつい先日、3月5日(日)でした。

ある方から「最後がいちばん良かった」と感想を頂いて、その言葉で報われました。打ち上げの場で、二期生募集の話を頂いたので喜んで受けることにしました。一期生はご縁のある方を中心に募集をかけたのですが、二期生募集の際にはここでも公示しようと思います。



■患者さんが集まる理由は症例にあり


答えを言ってしまいますと、私が経営する鍼灸院に絶えず患者さんが訪れるのは、症例があるからです。集客の核となっているのは症例です。

症例を書くと集客できます。ただし、どんな症例でもいいというわけではありません。鍼灸を受けようかどうしようかと悩んでいる人は、学術論文を求めているわけではありません。患者さんが必要とする症例の在り方があるのです。「この治療院で治したい」と思えるものを書きます。良い成果が出ていても書き方を間違えると、患者さんはやってきません。


患者さんが集まる鍼灸院


突きつめれば、患者目線になっていきます。

6回のスクールでは、症例を書くことを通じて、患者さんの立場になって考えるトレーニングをしました。みんなで一緒に考えたことで、私自身にも気づきがありました。

世の中には、数え切れないほどの集客ノウハウやサービスがあります。どれが良くて悪いではありませんから、その本質を理解した上で、メリットとデメリットを天秤にかけながら使おうという提案もしました。

お金で買えないもの、お金で買えるものも整理しました。そして、最後にはお金の本質を考えました。



■3時間だけ


4月9日(日)に、これからホームページを作る鍼灸師や治療家のために講師をします。ヘルモア大学のスクールの30時間に比べると、たったの3時間。この限られた時間をつかって、これからホームページ(ウェブサイト)を作る人が最初にやるべことを話します。


◎日程:4月9日(日)11:00〜17:00 
◎定員:25名(残り若干名)
◎対象:鍼灸師、柔整師など(すべての治療家)
◎内容:患者さんに想いが届くホームページの作り方
◎費用:12,000円
◎主催:株式会社 活法ラボ セミナー事業部
◎URL:http://www.musuby.com/


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yoki at 01:19│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸院経営 | 勉強会

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