2018年01月08日

鍼治療はもうすぐ科学になる(1)

鍼治療を科学で証明する


鍼治療の価値が科学で説明できる時代がもうすぐやってきます。予想ではなく予告です。そう言えるのは、昨年から脳科学の分野から鍼治療の臨床データを収集しているからです。鍼治療が脳に変化を与えていることがを発表できる日が今年中にやってくる予定です。


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この実験は、北海道帯広市の北斗病院で行われています。私が代表を務める「一般社団法人 整動協会」と共同で研究が始まりました。整動協会で中心となって動いているのは、副代表の谷地先生(快気堂鍼灸院白石院長)です。

私も実験に参加するタイミングを見計らっています。実験のアイデアがたくさんあります。

もちろん、この実験と論文で鍼治療のすべてが解明されるわけではありません。しかし、鍼治療が客観的に有効であることは示せる見込みです。客観的にというのは科学的にということです。

鍼灸に携わるものとして、鍼治療が多くの患者さんを救うことができることは、経験的に間違いありません。同じように経験を持つ鍼灸師は数えきれませんし、鍼治療で治ったという体験談も後を絶ちません。

鍼治療には実績があります。ただ、残念なのは、鍼灸の効果を説明する科学論文が乏しいことです。科学的根拠を尋ねられたときに弱いのです。


鍼灸師の努力が足りないからか


鍼灸師も鍼治療の効果をできるだけ科学的に説明したいと思っています。少なくとも、そう考えている鍼灸師は私の周りにたくさんいます。

しかし、現実は科学的な説明はとても難しいのです。科学的な姿勢を諦めてしまっている鍼灸師もいます。

言い分けをさせてください。

まず、一つ目の言い分けとしては、鍼灸師は、科学者としての教育を受けているわけではありません。養成学校で実験を行ってデータを集めたり...というカリキュラムはありますが、ゼロではないという程度です。「科学とは?」という問いに答えられるように教育されていません。国家試験にも関係ありません。

つまり、鍼灸師はそもそも科学者ではありません。

第二として、科学的な実験をする環境がないことです。実験設備を個人の力で手に入れられる鍼灸師はいないと言ってよいでしょう。数百万円くらいなら頑張れるかもしれませんが、数千万、数億というお金を個人では用意できません。団体で取り組んでもハードルが高いです。

第三として、鍼治療は流派で細分化されてしまっていることです。多様性に富んでいることは、ある意味よいことですが、バラバラすぎてまとまりがありません。鍼治療を定義するところから混線してしまいます。

こうして言い分けができるのも、実際に私たちが問題をクリアできたからです。そうでなければ、言い分けは見苦しいだけになってしまいます。私たちが科学的手法に恵まれたのは、科学的姿勢を意識してきたからです。そして、情報発信を積極的に行ってきたことです。

いつか誰かが、私たちの情熱に気がついてくれることを夢見ていました。10年くらい待つ気持ちでいましたが、数年でやってきました。このスピードは運が良いとしか言いようがありません。


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つづく...「クチコミ戦国時代に生きる



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