2018年01月12日

鍼治療はもうすぐ科学になる(3)

)のつづき

クチコミは誰が書いているのか?


前回は「クチコミで実力は計れない」と書きました。

現実にはクチコミで実力を計られている時代。この状況から抜け出す方法はないのでしょうか。クチコミに振り回されることにストレスを感じている経営者はたくさんいます。


クチコミのストレス


そもそも、クチコミって何でしょう・・・。

一つ言えるのは、クチコミは自然発生しません。ネットのクチコミは厳密にいえば、クチコミではなくカキコミです。ポータルサイトも施設側もクチコミ投稿を積極的に促しています。

クチコミが集まるサイトをつくればビジネスになりますし、そのサイトを利用している施設にも患者さん(お客さん)が集まります。だから、クチコミのポータルサイトは広告メディアです。

そのメディア、つまりクチコミを制した者が覇者となる時代です。

だから、経営者はいつもクチコミを気にしています。★(星)とクチコミをどれだけ増やせるかが経営の軸になっている場合が多いのです。

クチコミを書いてもらうために施術をしている、と錯覚するほど深刻な状況です。経営者の気持ちはいつもクチコミに向いているのです。

確かに患者さん(お客さん)の評価は大事です。

ただ、それとクチコミ集めに奔走することは全く意味が違います。実際に経営しているのでわかりますが、施術に大満足したからと言って積極的にカキコミしません。こちらがきっかけをつくらないと、カキコミは増えません。

自分自身の消費行動を振り返ってみるとよくわかります。満足して家族に喜びを興奮して話しているからといって、「さあネットに書き込もう」とはならないのです。

書き込む時は、きっかけがあるはずです。


コミュニティから生まれる紹介


本当に実力のある人を探すには、どうしたら良いのでしょうか。それは、実力のある人に教えてもらうことです。ただ、一人目の実力者を探すのが難しいと言われてしまいますが...。

私は「プロがオススメするプロ」を知りたいです。鍼灸師から高く評価されている鍼灸師に体を預けたいです。

リアルなクチコミでは起きてるパターンです。そこには必ず人間関係があります。コミュニティがあります。

クチコミ戦国時代に生きる私たちにとって、プロが集うコミュニティを育てることはクチコミ依存症から抜け出すきっかけになります。コミュニティが期待に応え続けていけば、そのコミュニティはブランドになっていきます。


人で選ぶしかない現実


プロの評価も大事というのが私の主張です。とはいえ、プロの評価が絶対でもありませんし、客観的であるとも言えません。素人よりもプロの方が、技量を正確に判断できそうというだけのことです(それでもクチコミだけよりずっとマシだと思います)。

ここに科学はありません。

人の評価というものは、その人を信じられるかどうかです。鍼治療の技術を客観的に評価する方法がないので、人で選ぶしかありません。

客観的な指標がない鍼灸の技術は、飲食店の味と同じカテゴリです。

美味しいかどうかに客観性は必要ありません。自分が美味しいと思えば、それは「美味しい」でよいからです。鍼治療も飲食店の味と全く同じ位置に置かれています。


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受け手の主観が価値を決めています。でも、鍼治療を医学というカテゴリで考えたらどうでしょうか。医学で大事なのは客観性です。

その治療法が妥当であると誰もが認められる状況が必要です。医療の現場では、医学的な根拠がある方法が選ばれるべきです。

鍼灸が医学のカテゴリで扱われるようになれば、街で見かける2,980円のリラクゼーションと同業のように扱われることはなくなります。

そんな日が近づいているわけです。そうしないとダメでしょう。

つづく...


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yoki at 17:09│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸 

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