2018年06月13日

メニュー選びで迷った時に詳しい情報より欲しいものは?

レビューに書き込まれたクチコミは本物のクチコミとは言えない理由」のつづき

コミュニティの役割を考える


コミュニティのコスト


ITが進化し、情報を届けるコストがほぼゼロになりました。このブログも無料サービスです。コストがゼロになると、お金を持っている人とそうでない人、メディアを利用できる人とそうでない人の差もなくなります。

時代は、情報発信を武器にできる人間を生みました。たとえばブロガーと言われる人たちです。

純粋に誰が有益な情報を発信できるかの勝負です。こうした競争が起きたことで、あっという間に情報量が爆発し、ありすぎる情報にどう対応するかになっています。私たちはすでに情報の中に埋もれつつあります。

情報を利用して生きていると思っていたら、情報に利用されている状態です。私たちの行動はビッグデータとしてビジネスにどんどん利用されていきます。人間の行動を元にビッグデータを扱うのはAIなのですから、人間と情報の主従関係はどうなるのでしょう。

人間と情報という関係で見たら世界は狂ってしまいます。

しかし、人間と人間という関係で見たら、話は変わります。今も昔も人間関係の中で人が生きています。一番大事なのは、人間関係であり、テクノロジーはその人間関係を取り持つ役割を果たしていくわけです。既にSNSがそうですね。


人間欲しい情報と人工知能が扱う情報


飲食店でメニュー選びに迷った時に、欲しいのはより詳細な解説ではありません。目の前の友人の「○○さんはきっとコレが好きだと思うよ」という一言が欲しいのです。人間関係の中から自然に絞り込まれていく情報に価値があるのです。

リアルクチコミもその一つです。クチコミサイトで上位から順番に選べば間違いないと思う人がいるいっぽうでアテにしない人が増えています。ランキングからリアルクチコミに逆戻りしています。


大事な話はコソコソするもの


リアルクチコミの主な現場はSNSです。FacebookなどのSNSを無料で使えるこの時代において、コミュニティをつくるコストがゼロになっています。Facebookのグループ機能が強化されたことが話題になったばかりです。


女の子のおしゃべり


人は誰かに聞かれたら困る話を喫茶店ではしません。核心に迫る話ほど閉鎖的な空間で話すものです。閉鎖されたコミュニティが本当に価値ある情報を所有するわけです。

もちろん昔からコミュニティはありましたが、その土地に根ざしたものでした。地球の裏側にいる人とコミュニティを形成することは不可能でした。今は住所は関係なく、趣味や価値観でつながることができます。コミュニティの物理的な限界も消えてしまいました。

お金とか地域に依存しないので、純粋にコミュニティづくりの能力が問われます。コミュニティの単位は人間関係なので、つまりは人間関係が問われることになります。

「個人の時代がやってきた!」と10年前くらいから騒がれているような気がしますが、意味を履き違えて個人主義に走る人もいました。個人の時代とは、個性を武器にできるという意味であって「一人でやった方がいい」という意味はありません。むしろ、できる人ほど一人で何かやろうとはしていません。

個を立ててくれるのがコミュニティです。個性を誰かが認めて、そこから自然に役割が出来ていきます。だから、コミュニティに入ったら個人が埋もれていくというのも錯覚です。むしろ、認めてくれる仲間がいるからキャラが立ちます。

ちなみに、会社(活法ラボ)では個性を立てることを課題にしています。個を殺して組織の一員として働くのではなく、個を活かす場としての会社でありたいと思っています。試行錯誤中です。


コミュニティ事業


整動協会は、セミナー事業のように見えて本質はコミュニティ事業です。

セミナーのカリキュラムをつくるのは活法ラボですが、コミュニティを育てていくのは整動協会です。役割があります。

コミュニティがちゃんと機能していると、人と人がつながって、いわゆる集客効果が生まれます。でも、ここでは集客とは言わない方がよさそうです。縁が生まれます。

私の中では「集」で考える時期は終わっていて、今は「縁」で考えています。このブログを初めて読んでいる方もいらっしゃるかと思います。何かの縁があります。最近では、SNS(Facebook)からやってくる方がとても多いです。SNSは最強の縁ツールです。

縁で人が集まって何をしようとすれば、お金が必要なので結果的に円も動くので経済効果もあります。事業を集金システムとして考えるのではなく、縁づくりシステムとして考える方が、うまく行きそうです。

こうしたコミュニティを中心とした発送は、鍼灸院の経営にも役立つのでしょうか。実は、開業時、鍼灸院内にコミュニティサロンをつくりました。今から15年前の話です。養気院(群馬県)の待合室が不自然に広いのはそのためです。


シャラティガーデン


しかし、この試みは大失敗でした。まったく機能しなかったのです。時代を先取りすぎたと言っておけば体裁はよいのですが、失敗したのはコミュニティの本質を全く理解していなかったからです。今なら、少しはやれそうです。だから再チャレンジしています。

15年前とは全く違う発想とアプローチで、鍼灸院に人が集まる仕組みをつくろうと思っています。既にその具体的なサービスを構築中です。次の記事で紹介します。

つづく…クチコミサイトの競争原理とコミュニティの同調原理


はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
はりきゅうルーム カポス(東京都港区/品川駅)


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yoki at 00:01│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸院経営 

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