2018年11月06日

整動鍼の先にある世界(1)鍼灸はもっとアカデミックであるべき

整動鍼のセミナーは2日間の合宿方式が主流です。

この方式を採用している理由は2つあります。

〜換颪ら鍼灸師が集まるので、一度にまとめて勉強できた方がよい
■影目の後に食べたり飲んだりしながら仲良くなりたい

特に△僚斗彑が高まってると思います。遊びだって仕事だって、誰かを巻き込んでいった方が楽しいですよね。

もちろん、強引なやり方は望んでいません。まずは、相手を知ることで次第に距離を縮めていきます。セミナー本番はどうしても、理論的、技術的なものばかりです。受講者が何を考えているのか、わかりません。

今日思ったのは、受講者の立場からも同じだということです。私が何を考えているのか、何を目指しているのか分からないそうです。一緒に食べたり飲んだりした時に話してくれました。

確かにそうかもしれませんね。ブログの更新回数は減り、勉強会のSNSは事務的な連絡事項が中心になっていました。

整動鍼セミナー基礎編


想いは言葉にしないと伝わりません。
そう改めて思いました。

ついつい、「分かってもらえているはず」と甘えてしまうんですね。もっと自分のことを書きます。反省はこれくらいにして、描いている未来について書きます。

整動協会の代表理事であり、活法ラボの代表取締役の立場もありますが、このブログでは個人的な立場から発信します。現状に対する不満を整理してから、未来に何を求めているのか語ろうと思います。


鍼灸師の職業観


鍼灸はアカデミック(学術的・学究的)であるべきだと、常々思っています。しかし、現実は宗教的か慰安的です。残念ながら、医療の仕事とは思えません。この状況を打破したいと思っています。

本来、鍼灸師は考える力がなければ成り立たない職業だと思っています。頭脳ワークがメインです。しかし、そうしたイメージと現実はかけ離れていると思います。

鍼灸師は「上手か、下手か」で済ませられるほど単純な職業ではありません。経験年数が多ければ上手というわけでもありません。患者さんの多い鍼灸院が腕が良いという証拠もありませんし、人柄と腕の関係も全くわかりません。

もし、鍼灸師の技量を(ドラゴンボールのスカウターのような機械で)数値化できたら、100倍以上の差があると思います。現実にはないので、誰にもわかりません。

目標としている技量があやふやだと言うのに、「勉強が大事だ」とか「練習が大事だ」とか言われながら、経験を何となく積んで職場や患者さんの対応に慣れていくのが鍼灸師の世界です。

自分の理想や正解を求めて独立開業する人も多いです。厳しい現実に阻まれ、食べていくことに必死で、理想や正解にたどり着けない人も多いです。実際、鍼灸師として残るのは一部です。

こんな状況でアカデミックになれるはずがありません。


鍼灸の地位を歪めているマッサージ


鍼灸師の職業観を歪めているのは、「鍼灸+マッサージ」という組み合わせです。街に出れば必ずマッサージ屋さんがあります。「未経験者歓迎」の求人に応募した人が、数時間から数日の研修を経て、お客さんの体を揉んでいます。

ここで賛否を議論するつもりはありません。ただ、こうしたお店と同業種になることは絶対に避けたいです。しかし、混同される構造になっています。

鍼灸の専門学校では、同時にマッサージ(あん摩・マッサージ・指圧)を学ぶことが多いからです。取得に3年かかる免許ですが、免許の有無は一般の人にはわからないと思います。区別できても、「マッサージ程度のことに免許が必要だろうか」と気にしない人が多数です。

マッサージにアカデミックなものを求めている人がどれほどいるでしょうか。マッサージに求めているのは上手さです。

医療的な鍼灸を目指すなら、あん摩マッサージ指圧師を取得することは、自己満足の域を出ません。場合によっては、アカデミックな世界を遠ざけてしまいます。

技術的にもマッサージを練習しても鍼灸は上手になりません。共通点を切り抜くことはできますが、そもそも種目が違うのです。「マッサージが上手くなれば鍼灸も上手くなる」という理屈でマッサージを担当し、修行という名目で終わりのない揉み業に従事している被害者もいます。

それならば、プライドを捨てて「整体師」を名乗る方が賢いです。

「整体師」は、免許もなければ定義もあやふやです。しかし、その言葉のパワーは絶大です。身体の構造や仕組みを理解している空気をまとっています。

鍼灸師よりアカデミックな職業かもしれません。「鍼灸は痛いところに鍼灸をして痛みをごまかすだけだけど、整体は身体のバランスを整えるので根本から治る」と勘違いしている方と何度も遭遇しています。

鍼灸に懐疑的な人は多いです。まだまだ鍼灸師は怪しい職業です。自分の職業が怪しいイメージであって気持ちが良いはずがありません。本来のアカデミックな世界をもっと知って欲しいです。鍼灸の可能性をしまい込んでいたらもったいないです。


つづく…鍼灸の対価を考える


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