2023年01月18日

肩甲骨と背骨のふか〜い関係

肩甲骨と背骨のふか〜い関係


僧帽筋と肩甲挙筋が面白いほどわかる動画



面白い動画がツイートされていたので紹介します。

この動画を見てください。英語ですが内容がわからなくても肩甲骨と脊柱との間には密接な関係があることを確認していただけたら十分です。直感的にわかる、すばらしい動画です。



頚椎と胸椎はぜんぶ肩甲骨と連動している


具体的には頚の7椎と胸の12椎です。合わせると19椎が“直接的に”肩甲骨とつながっています。こうして構造を見ると、肩甲骨を動かすということは脊柱を動かすということなのです。こうした知識は鍼灸を行う際にとても役立ちます。背骨のすぐ隣りには夾脊穴というツボが並んでいますが、こうしたツボを刺激すると肩甲骨にも作用が及びます。

忘れてはならないのは、肩甲骨は腕と体幹をつなぐところであることです。私は、肩甲骨を腕の付け根として考えています。解剖学的には誤りですが、そのように体を観た方が調整には有利です。具体的には、五十肩を診る際には肩関節の問題と考えるよりも、肩関節も含む肩甲骨の問題と考える方が解法が見えてくるのです。

腕、肩、肩甲骨、そして脊柱の連動を観ることがとても大切です。


肩甲骨周りが軽いと心も体も軽い


脊柱は健康に大きな影響を与えます。脊柱の中には脊髄などの大事な神経が通っていますから、全体にとって極めて重要なところで、健康状態を左右します。その脊柱に肩甲骨は連結されているわけですから、肩甲骨の状態で全身の健康状態を占えると言いたくなります。

実際、肩甲骨が体調に及ぼす影響は多くの方がが実感されているのではないでしょうか。肩甲骨周りが軽いと体も心も軽くなりませんか?


動画の和訳


動画の内容が気になる方のために、台詞とその和訳をおまけとしてつけておきます。うちのチームの小堀くんがやってくれました。

OK, so we are gonna talk about the rotation of the scapula.

Here we have the vertebral column from C1 to T12.
There is a base of the skull. We have the nuchal ligament all the way to C7.
And here we have the scapula medial border there. Spine of scapula, and acromion. OK?

Trapezius is in black, remember the origin point is base of skull, nuchal ligament and spinous processes of C7 to T12.
And we have levator scapulae in white. Origin is transverse processes of C1 to C4. And attaches on the medial border of scapula, above the spine of the scapula.

So in terms of rotation of scapula, if the levator scapulae was contracted, we can see that there is downward rotation of the scapula, right? The Glenoid cavity is going downward. That inferior angle is medially rotating.

Prepare back to anatomical position.

And we contact the upper fiber of trapezius, so pull on those. We can see that there is upper rotation of the scapula. Glenoid cavity is moving up, lateral rotation in terms of inferior angle of the scapula.
Even if we contract the lower fiber of trapezius, we can still see the upper rotation of the scapula. The Glenoid cavity is going up, inferior angle has laterally rotated.

では、肩甲骨の回転について説明します。ここにC1からT12までの椎骨があります。
頭蓋骨の底面があります。C7まで、ずっと項靭帯があります。
そして、肩甲骨。内側縁はここ。肩甲棘に、肩峰。OK?
僧帽筋は黒色で示しています。起始点は頭蓋底、項靭帯、C7からT12までの棘突起でしたね。

そして肩甲挙筋は白色です。起始部はC1〜C4の横突起です。肩甲棘より上の肩甲骨内側縁に停止しています。

肩甲骨の回旋ということで、肩甲挙筋が収縮していた場合、肩甲骨の下方回旋が見られますね。関節窩は下向きになります。下角は内旋しています。

解剖学的な位置に戻します。

僧帽筋の上部線維を収縮させます。肩甲骨の上方回旋を確認することができます。関節窩は上向きになり、下角は外旋します。
僧帽筋の下部の繊維を収縮させても、肩甲骨の上方回旋が確認できます。関節窩は上を向き、下角は横方向に回転しています。


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yoki at 08:00│Comments(0) 技術論 

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