2023年12月17日
2024年の挑戦(2)鍼灸院の多言語化の促進
海外から近く感じる鍼灸院
我が社には、英語、中国語、アラビア語、スペイン語ができる鍼灸師がいます。このメンバーの能力を最大に活かすためには、外国人の受け入れを積極的に行うべきなのです。
鍼灸院は群馬と東京にあるわけですが、東京は品川駅から徒歩圏内にあるので羽田空港と近く、海外から見たら抜群の立地です。これまでも海外の患者さんを受け入れているのですが、2020年〜2022年は訪日する外国人が少なかったので来院がほとんどありませんでした。
今年2023年に入って動きが出てきたものの、まだまだ集客が課題です。どうやって集客したらよいのか、その部分で模索中です。そもそもの情報発信の部分で取り組んでいかないといけない段階です。
英語学習
基本的には英語圏の患者さんの対応はうちのメンバーに任せていくのですが、私も担当していこうと思っています。そのためには、私も英語を学ばないといけません。強制的に環境を作り出すことで学ばざるを得ない状況にもっていきます。
そこで、前回のブログで紹介した宮口先生の助けを借ります。ここでは親しみを込めて宮口くんとここでは呼びます。宮口くんの英語レッスンを予約しています。現場で使う英語を中心に教えてくれます。それだけでどうにかなる話ではありませんから、毎日少しずつですが、英語に耳を慣らしています。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なら、日本語字幕なしでも内容がわかります。10回以上観ているのでストーリーと会話の内容を完全に覚えているだけです(笑)
学ぶのをやめるときが老い
若くもないのに英語を勉強し直すことには、抵抗があるのが本音です。英語を使わないで、このまま人生の終わりに突入していっても問題はないわけです。私の心を奮い立たせるのは、私のセミナーに来てくださるベテランの鍼灸師たちです。私より歳も歴も上の人が、新しい技術に挑戦する姿に心を打たれています。
学ぶのをやめるときが老いなんだろうなぁと思うわけです。もちろん、年齢は見た目に現れるわけですが精神は別です。年齢が若くても老いるし、年齢を重ねても若くいられることを学びました。恐れるべきは物事や人に対して興味を失うことです。
40代の後半になると、がんばりでどうにかできなくなります。体力的な部分はごまかせません。寝る間を惜しんで勉強なんてしたら死んでしまいます。学びの時間を確保するために、生活スタイルも改めていかなければなりません。
思考は言語に支配される
英語を学びたいと思う理由の一つは、思考の幅を広げたいからです。というより、放っておくと狭くなっていくようで怖いのです。思考は言語によって行われると言われています。私の思考は日本語によって行われています。
日本語の語彙を増やしたり表現力を学ぶことで思考を深めていくことができると思います。外国語は語順も文法も違うので、これまで培ってきた思考のルールが通用しません。ドッカンと思考に刺激を与えることができます。気持ちを入れ直すにはすごくよいと思うのです。
ここまで読んでいただければ、なんとなく伝わっていると思うのですが、マンネリ化に恐怖を抱いています。新しいことに挑戦するのは攻めではなく老いに対する防衛です。
なんだかんだ、鍼灸師としてもベテラン組に突入してしまいました。私自身まだまだ勉強の身ですが、若手が育つ環境を整備することの役目を担う年齢でもあります。やることがありすぎて眠れません。だめだ、睡眠だけは確保せねば!
こちらもよろしくお願いします。
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