2023年12月24日

2024年の挑戦(3)整動鍼の数量化

整動鍼の数量化計画

力の配分


整動鍼はツボと動きの関係を用いて行う鍼治療のことで、10年前から理論構築に着手して今年に一区切りしました。もちろん、鍼治療の理論に終わりはなくこれで終わりにするつもりはありません。

しかしながら、私自身のリソースを考えると、さらに理論構築に全力を尽くすよりも、多くの鍼灸師に使ってもらえるように努めることに配分を傾けた方がよいのではないかと考えています。できるなら、マーケティングに詳しい人を仲間に引き込みたいです。今は工場で働く技術屋ばかりで営業マンがいない会社みたいな状況です。

ないものを求めても仕方ありませんから、今できることを考えると効果の数量化です。患者さんの体験を集めたり、症例を蓄積していますが、効果を数値化することに関しては手を付けていません。数字で効果を示せなければ「存在しない」とのと同じという人もいます。そういう厳しい意見にもしっかり耳を傾けていこうと思っています。

数量化する方法はいろいろあって、痛みがどれくらい減ったのか、症状がどらくらい減ったのか、患者さんにアンケートを取って集計する方法もあります。お金がかかりませんので、いろいろなところで行われています。


客観的なものに


ただ、どうしても主観が多く入り込んでしまうので、もっと別の方法はないかと考えたくなるのです。文章を書き始めておいてアレですが、そのアイデアはまだ表に出せません。2つの方法が浮かんでいて、その可能性を探りながら進めています。

もちろん、形になったら、このブログでも発表していこうと思います。むしろ、積極的に情報を表に出すようになるでしょう。

「鍼灸みたいなものは信じない」という人を時々見かけます。すでに世界中で鍼灸の効果を裏付ける論文が発表されているのに、信仰の対象だと思う人がいるというのは、まだまだ数量化が足りないということです。


研究とお金


研究機関で働いているわけではない鍼灸師にとって、いくら研究しても、いくら数量化しても、それが収入になるわけではありません。きれいごとでは語れない、生々しい現実もあります。従業員に研究を任せても、その給料は患者さんからいただく施術料から捻出しなければなりません。「研究するので施術料を上げました」と患者さんには言えません。

そこで、私が主宰している整動協会の会費の一部を数量化に充てることにしました。数量化で信頼性を高めて、会員である鍼灸師と患者さんとの間の信頼関係を強化できると考えています。

数年前までは、協会の普及のために活動する役員がいて報酬が支払われていたのですが、体制が変わり、私を含めて完全無報酬の運営に切り替わりました。会の運営にかかる事務や会計などにしか費用がかかっていないので、少しまとまった金額がプールできました。とはいっても、小さな団体ですから、油断をすればすぐに消えてしまうので気は抜けません。

協会とは別に会社の方でも予算を用意しました。うちの事業は鍼灸院経営とセミナー運営の二本柱なので、売上の一部を数量化のために投資に差し向けようと思っています。利益に直結させないといけないので、数量化自体が利益を生み出す新しい事業の準備を進めています。


経営者に向いていない


ここまで書いていて思うのですが、臨床以外にやることがいっぱいです。もしかしたら、臨床に使う時間も削らなければいけないかもしれません。

経営者という立場からすれば、私が臨床の現場に立たなくても成り立つ状況を作り出さなければなりません。

そんな割り切りができないから、ずっと現場に居続けてきました。現場に執着するのが私の欠点です。もっと経営者としてやるべきことがあります。ただ、そう割り切れない性分なので、臨床から完全に離れることは当分ありません。今後もよろしくお願いします。

こちらもよろしくお願いします。
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yoki at 16:56│Comments(0) 仕事日記 | 活動報告

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