鍼灸院経営

2018年06月18日

ツボネット構想発表


ツボの働きを脳磁場で測定するプロジェクトについては、時間がかかります。臨床で役立つデータを得られるまで、まだまだ時間がかかるでしょう。それまでは、臨床で得られた経験を丁寧に積み重ねて再現性を高めていくしかありません。

再現性とは、まず自分が同じ事を繰り返せること。次に、誰かが真似しても同じことができることです。この再現性に徹底的にこだわることが未来を明るくします。

再現されたことは、客観的に確認できなければ意味がありません。橈骨動脈(手首の脈)の打ち方が変化したとしても、術者だけがわかるものであれば、空想との区別がつきません。

そこで選んだのは動きで確認する方法です。たとえば、ツボに鍼をして膝がより曲がるようになったなら、その角度の差が効果です。

動きで確認できない症状もあります。そんな時は触診しかありません。同じところを同じ圧力で押したときに痛みがどれくらい違うかをチェックします。客観性の乏しいのが残念です。とはいえ、測定機が開発されれば数値化できる可能性があります。

整動鍼に込めた「整動」には「客観的に効果を見てください」という気持ちを含めています。整動鍼は運動器疾患に強いイメージが先行されますが、筋肉の活動は内臓の活動と密な関係があるため、内臓への作用も期待できます。

治療実績と使用したツボを整理していこう、というのがツボネット計画です。

ツボネットは「症例が検索できるツボ辞典」というポータルサイトで、9月にプレリリースを予定しています。鍼灸師から症例を集め、それを一般公開します。

図にした方が分かりやすいのでしてみました。


ツボネットの仕組み


このアイデアは3年くらい前からあって、1年以上前に開発を開始し、大詰めの段階に入っています。

ツホネットの仕組み


ツボネットは症例を検索できるポータルサイトです。検索すると、全国の鍼灸院の症例がヒットします。どこのツボを使って、どれくらいの期間で改善したのか知らべられます。また、似たような症例を持つ鍼灸院を近所から探すことができます。

患者さんは、実績で鍼灸院を選べます。
鍼灸院は、得意としている症状の患者さんがやってきます。

症例のデータ化(ツボと症状)


症例による集客は現在でも行われています。とても効果がある方法ですが鍼灸院が個別に取り組むと非効率です。情報は一ヶ所に集まっていた方が調べやすいです。

患者さんは、参考になる症例を見つけたら、同類の症例を提供している鍼灸院を自分の地域から絞り込んで選択します。沖縄の鍼灸院が提供した症例がきっかけで、北海道の鍼灸院に患者さんが行くことも起こるでしょう。


鍼灸師はツボでまとまる


ツボがまとまったら鍼灸師はまとまります。本当はとても単純なのです。だから、みんなが使えるツボを整理したらよいのです。

ツボを統一すると、症例を共有できます。みんなのカルテを自分の糧とすることができます。また、困った時には誰かの症例からヒントをもらえます。

症例が集まれば集まるほど、信用を得ることができます。他の医療関係者の協力が得やすくなります。良いことばかりです。

なのに、なぜ今まで誰もやってこなかったのか。それは、ツボの統一が難しいからです。鍼灸師によってバラバラです。

学校が教えるツボも大まかな位置です。鍼灸には標準が定められていないため、鍼灸師一人一人が好きなように臨床をしています。

そこを乗り越えるために、協会ではツボを統一するため、セミナーや公認勉強会を主催して練習を重ねています。ふだんの取り組みがあって成立する仕組みです。

計画の全貌をブログで伝えるのは難しいです。経営サミットで構想の詳細を発表し、実際のサイトを動かして実演する予定です。


経営サミット


開業している鍼灸師、そしてこれから開業しようとしている鍼灸師を対象に企画したのが経営サミットです。これからの10年で鍼灸師を取り巻く環境が大きく変わります。なぜなら、私たちが仕掛けているからです。

今、取り組んでいることが通用しなくなるかもしれません。患者さんの集め方にも大きな変化が訪れます。

経営サミット(整動協会)



【よろしければ投票してください】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  



お知らせ(求人)


鍼灸の可能性をもっと知りたい鍼灸師を募集します(新卒可)。
求人情報2018夏


はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
はりきゅうルーム カポス(東京都港区/品川駅)

yoki at 07:00│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年06月17日

美容と不妊に参入しないと


最近、「美容」と「不妊」をメニューにしている鍼灸院しか繁盛しないのか、という空気が漂っています。そっちに行かなければならないのかと、迷う鍼灸師が増えています。そうではない空気をつくりたいと思っています。

その前に、美容と不妊のカテゴリはなぜ活気があるのか、冷静に分析しておきます。簡単にいえば、美容は単価アップにプラスで、不妊はリピート対策にプラスです。

競合
 美容 エステや美容整形など
 不妊 医師が行う不妊治療(保険適応外)

心理
 美容 キレイのためなら痛みは我慢し出費も惜しまない
 不妊 命はお金に置き換えられない

情報発信
 美容 画像でしやすい
 不妊 数字でしやすい

怪我や病気を対象とした鍼灸は、病院の保険診療(自己負担が少ない)と競合しますし、腰痛や肩こりを対象にすると、整体やリラクゼーションと競合します。どっちにいっても窮屈な状態です。いずれにせよ、鍼特有の効果を示せなければ経営は苦しくなります。

鍼特有の効果って何なんでしょう。すべての答えはここにあります。私は次の4つがポイントになると思っています。

〔瑤茲蠍果が高い
鍼治療で何でも治るわけではありませんが、薬よりもアドバンテージがある症状があります。

副作用が少ない
少数のツボで治療する限り副作用は無視できると考えています。デタラメな鍼治療には無駄な刺激があるので副作用が生じます。

侵襲性が低い
あえて副作用といえば、鍼を刺すことで生じる侵襲。ただ、髪の毛程度の太さしかないので出血もしません。痕も残りません。

ぜ蟲士屠,任狼擇个覆じ果がある
鍼は皮膚の奥(筋膜や筋肉など)に直接刺激ができるメリットがあります。刺さずとも、皮膚は鋭利な鍼先を感じるだけでも反応してくれます。


こうした特有のメリットを客観的に示していくことで、鍼を選ぶ理由が明瞭になります。,聾朕佑隆萃イ蠅任呂匹Δ砲發覆蠅泙擦鵑里如協力者が必要です。薬と比較する臨床試験をしなければ証明できません。

治療系の鍼が商業的に苦しくなるのは、鍼灸師の努力不足とは限りません。構造に原因があります。構造を理解すれば、治療系の鍼灸師も道を開けます。

美容や不妊の経営的メリットを承知しながらも、やりたいのはそっちじゃないという鍼灸師は少なくありません。私もそうなので自分の経験からヒントを出したいですし、実際に具体的な施策も行っています。


ツボのデータ化プロジェクト


鍼灸師の仕事って何でしょうか。鍼をすることでしょうか。生きたツボを探すことでしょうか。どちらも正解ですが、「ツボを整理していくこと」も誰かがやらなければなりません。そうしないと、鍼灸は発展しません。

古典をリスペクトしても、検証する気持ちが欠けていれば古典信仰です。宗教です。鍼灸理論は批判にさらされて発展します。批判ができるのは、私たち現役世代です。誰もが当事者です。

整動協会では、北斗病院と共同でツボの効果を測定しています。MEGという数億円もするマシンで、ツボに刺鍼する前後で脳磁場(脳がつくる微弱な磁場)を測定しています。1秒間に1,000回、脳の160ヶ所からデータを集めます。

1秒間に160,000個の数値がコンピューターに入ってきます。それを5分間計測すると、160,000×60×5=48,000,000個の数値です。この数値を分析して脳がどのようにツボに反応したのか意味を探します。もちろん専門家にしかできない仕事です。


DSC03083-1


最新すぎる研究なので、測定方法や分析方法は確立していません。同時並行でやっています。これまでの研究でツボと脳は間違いなく深い関係にあることがわかっています。その詳細がわかるのはこれからです。

この実験は、まさにツボを批判の目にさらす行為です。効果を示す結果が得られないかもしれません。そうなれば、ツボと脳は密接に関わっているという仮説が崩れてしまいます。だから、リスクを背負います。

「正しくないかもしれない」という批判も込めて挑むのが科学です。古典に書いてあることを無条件に飲み込む姿勢とは真逆です。

鍼灸医学を愛すれば愛するほど、否定はされたくありません。だから、「昔から伝わってきているのだから効果があるはず。科学では計れない神秘的な仕組みがある」という理屈をこねてしまうのです。

でも、もう安心できるところまで来ています。現在、論文の準備をしています。脳とツボに(詳細は分からなくても)関係が深いことがわかれば、詳しい関係を知りたいと思う研究者が取り組みます。

もちろん、これまでも鍼灸の科学的研究は行われてきていますが、1つのツボに対する脳の反応をこれほど詳細なデータを集めている研究は類がありません。


鍼灸師全体のプロジェクトを目指す


ツボの働きを脳磁場のパターンで描けるようになったら、ツボの正しい位置をマシンで図ることができます。鍼灸師の技量の差も測定することもできるようになるかもしれません。このプロジェクトは北斗病院と整動協会の共同事業ですが、どこかで他の学派にも声をかけたいと思っています。

学派や流派のよる違いを脳磁場データが示してくれるかもしれません。その先には、鍼灸の標準治療があります。誰がやっても同じ結果が出せるという世界。病院の保険診療の思想と同じです。

みんなが違う治療をしているから、クチコミが必要なのです。経営セミナーで「差別化が大事」と教わるので、みんなオリジナルを考えようと必死になります。でも、病院という施設が安心できるのは、どこも同じガイドラインで治療してくれるからです。個性をバンバン出されたら安心できません。

医療というスタンスで鍼灸をやるなら「安心感」がキーワードです。

つづく…「症例を検索できる『ツボネット』構想


経営サミットのご案内


鍼灸師の10年後をテーマとして経営を考えます。いわゆる「治療家」というカテゴリで整体師やセラピストと同じ土俵で戦っていくのか、それとも医師に頭を下げながら限定的な保険診療で食いつないでいくのか、それとも医療してのポジションを取りに行くのか。

経営サミットは、鍼灸師が考える鍼灸師のための経営セミナーです。席が埋まってきていますので、興味のある方はお早めにどうぞ。

経営サミット(整動協会)



【よろしければ投票してください】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  



お知らせ(求人)


鍼灸の可能性をもっと知りたい鍼灸師を募集します(新卒可)。
求人情報2018夏


はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
はりきゅうルーム カポス(東京都港区/品川駅)

yoki at 07:00│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年06月16日

クチコミサイトは競争原理を利用している」のつづき

鍼灸師が病院の待合室で学べること


病院がつくる地域に根ざしたコミュニティ


鍼灸院になくて病院にあるもの、それは患者さんのコミュニティです。

病院はコミュニティ効果が大きいと私は思います。

待合室で雑談は情報交換の始まりです。自分の症状とその治療経過の話、医師の評判など飛び交います。聞かれていないのに、家族構成や家族の病気の話をしてしまったり…。

北海道帯広市の北斗病院の研究室に何度か出入りさせてもらっています。待ち合わせの時間より早めに着いたので、患者さんの待合室で時間をつぶしていたら、女性から話しかけられました。

年齢がすぐにわかりました。70代後半でした。向こうからしゃべってくれたからです。病院に通っている理由、家族構成、趣味、そして健康法まで10分程度でかなりの情報を得ることができました。他人である私に警戒心なく話しかけられる場なのです。

そんな待合室を作れる病院はすごいな、と思いました。

診察前から患者さんに心を開く準備があると問診で正確な情報を得られます。そうすると、治療成績が上がってポジティブな評判が巡ります。好循環が生じます。

流れる情報は正確ではないかもしれません。噂や憶測も混じっていると思います。情報は姿形を変えながら必要な人に届きます。コミュニティの中では情報は生き物ように振る舞います。

もちろん、ネガティブな情報が飛び回るのも速いので、コミュニティにつぶされてしまう病院もあると思います。北斗病院の雰囲気はとても良かったので、コミュニティのプラス効果がすごいのだろうと推測できます。

病院と鍼灸院は違いますから同じ土俵では考えられません。でも、本質を理解できたら、鍼灸院にもコミュニティ効果を生み出せるのではないかと目論んでいます。


鍼灸院がつくる地域を飛び越えたコミュニティ


病院が得意とするのは、地域依存型のコミュニティです。そのまま個人経営の鍼灸院には当てはめようとすると失敗します。実際に、私が開業当初チャレンジして失敗しています。

個人で経営する鍼灸院の患者さんがコミュニティをつくるのは、かなり難しいです。その理由を一言で言えば、1対1の関係になってしまうからです。病院がコミュニティを作れるのは、N(複数):N(複数)の関係があるからです。

病院内では医療従事者を中心としたコミュニティが形成されます。このコミュニティに対して、患者さんのコミュニティがあります。

鍼灸師はぞれぞれの地域でバラバラに働いていることが多いので、鍼灸院内でコミュニティを形成できません。

だから、鍼灸師が鍼灸師コミュニティをつくろうと思ったら、各地の鍼灸師と手を取り合う必要があります。離れた鍼灸師とつながるには、価値観や理念を共有する必要があります。

SNSを利用すれば、簡単に全国の鍼灸院とすぐにつながれます。ここで始めてN(複数)が作れます。そうすると、このNに対する患者さんのコミュニティが期待出来るようになります。

こうしたN:Nの関係が大事だと考えています。

そうすると、鍼灸院を利用する全国の患者さんの間にコミュニティも発生する可能性が生まれます。

最初のスタートは、鍼灸師同士の信頼関係です。切磋琢磨することで強い絆が生まれ、そからコミュニティが発生します。自然に生まれることはあっても、自然には育ちません。誰かが見守ることで成長します。競争原理からは始まりません。

病院と鍼灸院のコミュニティ



つづく…「美容と不妊に参入しないと鍼灸師は稼げないのか?


鍼灸師のための経営サミットのご案内


ここに書いてることは、既に取り組みが始まっています。

経営サミットは、現実主義に基づき未来を創造します。現時点で鍼灸師が取り組むべき課題を見極め、それから10年後に向けての準備を始めます。席に限りがありますので、興味ある方はお早めにお申込みください。※会員でなくても申し込めます。

経営サミット(整動協会)



【よろしければ投票してください】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  



お知らせ(求人)


鍼灸の可能性をもっと知りたい鍼灸師を募集します(新卒可)。
求人情報2018夏


はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
はりきゅうルーム カポス(東京都港区/品川駅)

yoki at 07:00│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年06月15日

メニュー選びで迷った時に詳しい情報より欲しいものは?」のつづき

クチコミサイトは競争原理を利用している


クチコミが多い鍼灸院は繁盛している


クチコミサイトを利用したことがない人はいないと思います。何かを買う時にはレビューを見てしまいます。もう当たり前の行動です。

店舗側の立場から、このクチコミの仕組みを考察します。クチコミサイトに登録した店舗は、いかに良いクチコミを集めるか、を考えるようになります。

何の報酬もなくクチコミを書いてくれる方は、ほんの一握りです。だから、クチコミサイトは、クチコミする人に何かしらの報酬を用意しています。

それは現金とは限りません。ポイントがついたり、ステイタスが与えられたり…とクチコミしたくなるような仕掛けを用意しています。

店舗側も謝礼を考えます。実際に良いクチコミをしてくれる方には感謝の念が生まれます。それをどんどん形にして、クチコミを集める流れを加速させていきます。

こうした仕組みの乗れる店舗は繁盛します。良いクチコミを集めることは、効果の高い集客方法です。鍼灸院もこうした波にすっかり飲み込まれているので、クチコミを集めることが極めて重要なテーマになっています。


クチコミ・ポータルは競争を生み出す


クチコミを集めているポータルサイトは、鍼灸院にクチコミ競争をさせる必要があります。クチコミがたくさん集まっているサイトを構築し、プラットホーム化します。プラットホームとは、まさに駅のプラットホームのイメージです。人がどこかに行く時に駅を利用するように、ネットで何かを得ようとする時に、プラットホームを起点にしてもらうのです。

プラットホームには人が集まるので、そこから関連ビジネスが生まれます。その業界のプラットホームを構築した企業は、大きな利益を得ることができます。

クチコミサイトの哲学を想像してみます。

「良いクチコミを書いてもらおうと思ったら、患者さんの満足度を上げなければいけない。そうやって業界が努力することで業界全体のレベルアップが生じる」

当たりでなくても遠からずだと思います。こうした仕組みによって患者さんの視点を意識する鍼灸師が増えているように思います。良い事があるいっぽうで、レビューは誘導されたカキコミであることは忘れてはいけません。そして、競争させられているとも。

競争によって質が高まる反面、行き過ぎると消耗します。鍼灸院は個人事業が多く、小規模なところばかりです。過剰な競争は大きな負担となりエネルギーを奪われます。努力すればするほど消耗してしまうのです。


コミュニティは同調を生み出す


「今、鍼灸に必要なのは競争ではなく同調である」

というのが私の意見です。現実を考えると、業界が一つにまとまるというのは無理です。だから、一部の鍼灸だけでもしっかりまとまる仕組みに取り組んでいます。

整動協会の会員は170名を超えました。セミナーを受けた人で構成されたコミュニティです。これくらいの人数が集まると、患者さんの紹介が盛んになります。

患者さんからこんな問い合わせがあります。

「そちらと同じやり方をしている鍼灸院を教えてください」

同じ施術を受けたいけれど、遠くて通えないという悩みが生まれます。そんな時、鍼灸院に横のつながりがあったら、すぐに紹介できます。

それぞれの鍼灸院が高い評価を得ることも大事ですが、技術が統一されていることも同じくらい大事です。いくら評判がよくてもやり方が全く違う鍼灸院は紹介しづらいものです。患者さんが実体を知ったら衝撃を受けると思います。

鍼灸院がブランドを強くしても、ブランド効果は地域に縛られています。しかし、コミュニティが持つブランドは地域に縛られません。どこでも信用を得ることができます。


つづく…次回は大病院の待合室で学んだコミュニティ効果について


経営サミットのご案内


ご要望が多かった鍼灸院の経営を考える場を企画しました。経営の正解をあえて一つに絞らないことにしました。自分にできる取り組み方を発見できるようにします。私も、ブログでは語り尽くせない話をしようと思っています。

整動協会の会員でない方も参加できます。私たちが取り組んでいる事業、切り拓こうとしている未来をお見せします。鍼灸院が集客で悩むことがない世界を目標としています。


経営サミット(整動協会)



【よろしければ投票してください】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  



お知らせ(求人)


鍼灸の可能性をもっと知りたい鍼灸師を募集します(新卒可)。
求人情報2018夏


はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
はりきゅうルーム カポス(東京都港区/品川駅)

yoki at 07:00│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年06月13日

レビューに書き込まれたクチコミは本物のクチコミとは言えない理由」のつづき

コミュニティの役割を考える


コミュニティのコスト


ITが進化し、情報を届けるコストがほぼゼロになりました。このブログも無料サービスです。コストがゼロになると、お金を持っている人とそうでない人、メディアを利用できる人とそうでない人の差もなくなります。

時代は、情報発信を武器にできる人間を生みました。たとえばブロガーと言われる人たちです。

純粋に誰が有益な情報を発信できるかの勝負です。こうした競争が起きたことで、あっという間に情報量が爆発し、ありすぎる情報にどう対応するかになっています。私たちはすでに情報の中に埋もれつつあります。

情報を利用して生きていると思っていたら、情報に利用されている状態です。私たちの行動はビッグデータとしてビジネスにどんどん利用されていきます。人間の行動を元にビッグデータを扱うのはAIなのですから、人間と情報の主従関係はどうなるのでしょう。

人間と情報という関係で見たら世界は狂ってしまいます。

しかし、人間と人間という関係で見たら、話は変わります。今も昔も人間関係の中で人が生きています。一番大事なのは、人間関係であり、テクノロジーはその人間関係を取り持つ役割を果たしていくわけです。既にSNSがそうですね。


人間欲しい情報と人工知能が扱う情報


飲食店でメニュー選びに迷った時に、欲しいのはより詳細な解説ではありません。目の前の友人の「○○さんはきっとコレが好きだと思うよ」という一言が欲しいのです。人間関係の中から自然に絞り込まれていく情報に価値があるのです。

リアルクチコミもその一つです。クチコミサイトで上位から順番に選べば間違いないと思う人がいるいっぽうでアテにしない人が増えています。ランキングからリアルクチコミに逆戻りしています。


大事な話はコソコソするもの


リアルクチコミの主な現場はSNSです。FacebookなどのSNSを無料で使えるこの時代において、コミュニティをつくるコストがゼロになっています。Facebookのグループ機能が強化されたことが話題になったばかりです。


女の子のおしゃべり


人は誰かに聞かれたら困る話を喫茶店ではしません。核心に迫る話ほど閉鎖的な空間で話すものです。閉鎖されたコミュニティが本当に価値ある情報を所有するわけです。

もちろん昔からコミュニティはありましたが、その土地に根ざしたものでした。地球の裏側にいる人とコミュニティを形成することは不可能でした。今は住所は関係なく、趣味や価値観でつながることができます。コミュニティの物理的な限界も消えてしまいました。

お金とか地域に依存しないので、純粋にコミュニティづくりの能力が問われます。コミュニティの単位は人間関係なので、つまりは人間関係が問われることになります。

「個人の時代がやってきた!」と10年前くらいから騒がれているような気がしますが、意味を履き違えて個人主義に走る人もいました。個人の時代とは、個性を武器にできるという意味であって「一人でやった方がいい」という意味はありません。むしろ、できる人ほど一人で何かやろうとはしていません。

個を立ててくれるのがコミュニティです。個性を誰かが認めて、そこから自然に役割が出来ていきます。だから、コミュニティに入ったら個人が埋もれていくというのも錯覚です。むしろ、認めてくれる仲間がいるからキャラが立ちます。

ちなみに、会社(活法ラボ)では個性を立てることを課題にしています。個を殺して組織の一員として働くのではなく、個を活かす場としての会社でありたいと思っています。試行錯誤中です。


コミュニティ事業


整動協会は、セミナー事業のように見えて本質はコミュニティ事業です。

セミナーのカリキュラムをつくるのは活法ラボですが、コミュニティを育てていくのは整動協会です。役割があります。

コミュニティがちゃんと機能していると、人と人がつながって、いわゆる集客効果が生まれます。でも、ここでは集客とは言わない方がよさそうです。縁が生まれます。

私の中では「集」で考える時期は終わっていて、今は「縁」で考えています。このブログを初めて読んでいる方もいらっしゃるかと思います。何かの縁があります。最近では、SNS(Facebook)からやってくる方がとても多いです。SNSは最強の縁ツールです。

縁で人が集まって何をしようとすれば、お金が必要なので結果的に円も動くので経済効果もあります。事業を集金システムとして考えるのではなく、縁づくりシステムとして考える方が、うまく行きそうです。

こうしたコミュニティを中心とした発送は、鍼灸院の経営にも役立つのでしょうか。実は、開業時、鍼灸院内にコミュニティサロンをつくりました。今から15年前の話です。養気院(群馬県)の待合室が不自然に広いのはそのためです。


シャラティガーデン


しかし、この試みは大失敗でした。まったく機能しなかったのです。時代を先取りすぎたと言っておけば体裁はよいのですが、失敗したのはコミュニティの本質を全く理解していなかったからです。今なら、少しはやれそうです。だから再チャレンジしています。

15年前とは全く違う発想とアプローチで、鍼灸院に人が集まる仕組みをつくろうと思っています。既にその具体的なサービスを構築中です。次の記事で紹介します。

つづく…クチコミサイトの競争原理とコミュニティの同調原理


はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
はりきゅうルーム カポス(東京都港区/品川駅)


お知らせ(求人)


鍼灸の可能性をもっと知りたい鍼灸師を募集します(新卒可)。
求人情報2018夏


【よろしければ投票してください】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  

yoki at 00:01│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加
月別アーカイブ
記事検索
全記事にコメント歓迎
これから読みたい本