イタリア

2010年01月24日

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はじめから読む→イタリア個人旅行記 01

・・・ イタリア個人旅行記11の続き


■ ホテルでカップめん

イタリアのホテルには湯沸かし器が置かれていない、という情報を出発前に得ました。お湯をホテルに頼んでも「何に使うの?」というリアクションらしく、ようやくお湯をもらえたと思っても、ぬる〜い湯だったり…らしいのです。

日本ですと、ビジネスホテルでも湯沸かし器があってお茶を入れられますし、旅館にはポットとお茶セットがたいていありますよね。イタリアではホテルのランクに関係なく、お湯を用意することが難しいようです。

実際に行ってみてもそうでした。

「ちょっとお茶でも」と気軽に自分で入れることもできません。
自販機もありません。街でも見かけませんでした。

日本人にとってのお湯は、お茶だけではありませんよね。
そうカップめんです!

「イタリアでカップ麺とは不届き者!」と言われるの覚悟で非常食として持っていったのです。食事に不満はなかったものの、帰りの荷物を減らすためにフィレンツェの2日目に「どん兵衛」に手をつけました。においでホテルに迷惑をかけてはいけないので換気をしながら。

お湯はこうして用意しました。



■マクドナルド?

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ローマの地図であちこち見かける「M」のマーク。
マクドナルドの知名度はイタリアでも抜群。ランドマークにされています。

と思ったら、

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地下鉄=Metropolitanaの「M」でした。

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こっちが正真正銘のイタリアんマック。


■お買い物

フィレンツェでの話。
中央市場近くのキッチン用品専門店に行ったときのことです。

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このマキネッタを買ったのですが、観光客がほとんどいかないお店らしく店員さんは英語を話せません(英語を話せるか話せないかで観光客慣れしているかどうか、ある程度判断できると思います)。

イタリア語に戸惑う私たちに店員さんは丁寧に対応してくれました。基本的にイタリアの店員さんはとても親切にしてくれます。フラッと立ち寄ってチラチラと物色し、スッと出てくるようなサバサバした態度は嫌われてしまうかもしれません。一見、イタリア人は冷たいように見えますが、こちらから一歩近づくととても親切。6日間でそう感じました。


■イタリアでの日本人

イタリアで日本人はすぐにわかります。中国人、韓国人とすぐ見分けがつきます。日本人からすれば自分の国のファッションは見慣れた感があるので「あ、日本人だ!」とすぐにわかります。疑問に思ったのが、イタリア人は日本人、韓国人、中国人を見分けられるのか、というところです。

観光地のお店の店員さんが「コンニチワ」って日本語で話しかけてくることがあるのです。なぜ日本人とわかったのだろう、と思うわけです。「ニーハオ」とか「アニョハセヨ」と言われたことは一度もありませんでした。

中国人や韓国人も「コンニチワ」って言われていたら、それはそれで面白いですし、イタリア人のファッションセンスは日本人を見抜いてしまうのであれば、あっぱれな話です。


■地下鉄の写真がない理由

ローマの地下鉄にはA線とB線があります。A線の方がキレイでB線は落書きが目立ちました。地下鉄でスリやひったくりなどに狙われないように、観光客とすぐにわかる行動は避けていました。カメラを構えてパシャパシャしていたら、目立っていたに違いありません。


旅データ


■利用したツアー会社

ミキ・ツーリスト[みゅう]ツアー・オブ・イタリー

■宿泊したホテル

・HOTEL DANIELI 2泊(ヴェネツィア)
・WESTIN EXCELSIOR 2泊(フィレンツェ)
・ST.REGIS GRAND 2泊(ローマ)

■訪れた観光スポット

<ヴェネツィア>
・サン・マルコ広場
・フォンダメンタ・ヌオーヴェ
・リアルト橋
・ムラーノ島
・ブラーノ島(バポレットから眺望)
・ドゥカーレ宮殿
・サン・マルコ寺院
・リ・スカッツィ教会

<フィレンツェ>
・ヴェッキオ橋
・ヴェッキオ宮殿
・シニョーリア広場
・レップブリカ広場
・サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会(ドゥオーモ)
・メディチ家礼拝堂
・サン・ロレンツォ教会
・ウフィッツィ美術館
・サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
・サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
・オーニッサンティ教会

<ローマ>
・サンタンジェロ城(眺望のみ)
・サンタンジェロ橋
・ナヴォーナ広場
・パンテオン
・サンティニャツィオ教会
・トレヴィの泉
・バルベリーニ広場
・ヴァチカン美術館
・サン・ピエトロ大聖堂
・サン・ピエトロ広場
・ポポロ広場
・スペイン広場
・トリニタ・デイ・モンティ教会
・サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会
・コロッセオ
・サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

■予定していたが行けなかった観光スポット

・ミケランジェロ広場
・ボルゲーゼ美術館
・サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
・サンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会

■ 語学ツール

『旅の指さし会話帳 6イタリア語』 
CASIO XD-SP7400(電子辞書)

■観光ガイド

『地球の歩き方'08〜'09 ミラノ ヴェネツィアと湖水地方』
『地球の歩き方'09〜'10 フィレンツェとトスカーナ』
『地球の歩き方'09〜'10 ローマ』
『JALガイド 6.ローマ・ミラノ・フィレンツェ・ベネチア』


これで旅の報告は終わりです。

おまけ→イタリア旅行に役立つメモ(準備中)

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yoki at 20:49│Comments(2)TrackBack(0)
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はじめから読む→イタリア個人旅行記 01

・・・ イタリア個人旅行記10の続き

ついにイタリア最終日です。
朝は6時起床。昨晩は『天使と悪魔』を何度も巻き戻していたので4時間近い鑑賞時間。睡眠時間は十分とは言えず、根性で目を開けました。

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地下鉄に乗り、夜が明けないうちにポポロ広場に到着。かわいい名前です。ここもベルニーニが関わっているようです。

ここにあるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会は、朝の7時から開いているという情報。
ガイドブックを信じ、7時5分まで待っていましたが空く様子がないので、再び地下鉄へ。

フラミニオ(Flaminio )駅でトラブル発生!!

ローマ初日に購入した「ROMA PASS」を改札の機械に入れたら、ジッジッジッと変な音が鳴ってパスが出て来ないのです。改札機は異常を知らせるサイレンを発しています。こりゃまずい、と思って駅員さんをつかまえようとしても、どこにもいません。駅員室には誰もいません。インターフォンがあったので、恐る恐るポチ。押してみたものの、イタリア語に怯えていました。とっさの一言イタリアバージョンが奇跡的に出てくるのを祈るだけです。お祈りの時間はしばらく続きましたが応答はありません。

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(写真:何事もなく使えたクリ子のローマ・パス)

10分くらい、あたふたしました。仕方がないので地下鉄の1日券を4ユーロ出して買い直し。その券を改札機に入れて出たその時、駅員さんが現れました。

やっと来た!!

しかし、「改札機を開ける鍵は別の職員が持っていて、自分には対応できない」と言われてしまいました。
「4ユーロ返して」と言ってみましたが無理と返ってきました。理由は「朝だから」ということでした。朝は職員がいないのでトラブルに対応できないという話なのです。後でまた来てくれれば対応しますよ、と言われましたがROMA PASSと4ユーロの回収は諦めました。でも、駅員さんは親切に対応してくれたので感謝しています。

サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会はホテルの隣。
ベルニーニの彫刻がある教会です。

朝食が済んだらすぐ行ってみました。入ることはできましたが、ちょうどお祈りの時間で、観光客がキョロキョロとベルニーニを探す雰囲気ではありませんでした。よく見ると「お祈り以外の方は入らないでください」と張り紙があったので即退出。一瞬だけベルニーニの彫刻と対面できました。

最後はベタなコロッセオ!

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中国人の団体ツアーが直後に到着したらしく、周囲は中国人ばかり。
日本人もよく見かけました。東洋人ばかりではないですかっ!

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2000年も残っている建造物。
しばらくレンガの積み方ばかり撮影していました。

帰る時間が迫ってきています。

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ホテルへの帰り道、寄り道したのはサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。
その優美なデザインに驚いていたら裏側でした。

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表はこっち。
ここには、ベルニーニのお墓があります。

歩いてテルミニ駅に向かう途中、洋品店がありました。
色を表現するイタリア語が出てこなくて、ある本を開きました。
電子辞書より役立った『旅の指さし会話帳 イタリア語』です。

店員さんが、この本に食いついてきました。「どこで買ったの?」と前のめりで訊いてきたので「日本です」と答えたら残念そうにしました。「日本人を接客するときに使える!」と思ったに違いありません。

旅の指さし会話帳〈6〉イタリア (ここ以外のどこかへ!)
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イタリア人も認める、スゴイ本!
飲食店で注文できたのもこの本のおかげです。

ホテルに戻り、日本で手配しておいたタクシーで空港に向かいました。運転手は無言で攻める走りをしていました。さすがフェラーリの国。空港までの40分はただ景色を眺めるばかり。終わりが近づいていることだけに感情が動いていました。

フィウミチーノ空港(Fiumicino Airport)に着くと、イタリア旅行が終わった気分になりました。「家に着くまで遠足です」という名言もこの時ばかりは力及ばすでした。

搭乗時間が近づいたので、セキュリティチェックに並びました。しかし前に進みません。「乗り遅れたらどうしよう…」と不安は増すばかり。そのうち、イタリア語で「パスポートを用意してください」(たぶん)を空港の職員が言うと、後ろの方から「イタリア語じゃわからねーよ。英語で話せ!」と英語で叫ぶ声が聞こえました。

誰かわかりませんが、英語圏の人が強気でした。
ここはイタリアですよ。

空港職員は「何なのよ」みたいな顔をして英語で言い直しました。「もうすぐ順番!」というところで、そこから新しい列が伸びていました。15分くらいのショートカットできる列です。職員は何も言いません。えーっ!?

エックス線に荷物を入れる手前、ショートカットの人に「おまえはあっちいけ」と手で払われ、順番を奪われてしまいました。そんなぁー。どこの国の人だろう…。

でも、飛行機にはちゃんと間に合いました。
12時間のフライトの半分は日記に費やしました。

書くこと、ありすぎっ!

(つづく・・・番外編&旅データ

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yoki at 16:21│Comments(0)TrackBack(0)

2010年01月23日

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はじめから読む→イタリア個人旅行記 01

・・・ イタリア個人旅行記09の続き

朝から大事件。
目が覚めたら8時20分!
ボルゲーゼ美術館に行けなくなったのです。

ボルゲーゼ美術館は、予約なしでは入館できない超人気美術館です。
予約時間は9時。絶対無理です!

朝食を抜いてダッシュしても間に合いません。
運試しに、ホテルから問い合わせをしてもらいましたが、やっぱりダメでした。とても厳しいようで、いくら予約していても時間に遅れればその時点でアウト!

ベルニーニの彫刻を見逃したのが大きな痛手でした。
「イタリアで何が見たい?」と聞かれれば、「ベルニーニ!」と答えていたのですから。

心に傷を負いながら、向かったのはヴァチカン美術館(Musei Vaticani)。
予約は午後1時。ボルゲーゼの後に行く予定だったので、この時間。

とても中途半端なので、ホテルに頼んで予約時間を変更してもらおうと思いましたが、「ヴァチカンはルールに厳しいから無理ですよ」と断られてしまったのです。

朝食を済ませたら、すぐにヴァチカン美術館に向かいました。時間前に到着するのは間違いありません。
地下鉄に乗って最寄りの駅へ。

途中、道がわからなかったので、地元っぽい女性(ご高齢)に声をかけました。
英語は通じなさそうな人をあえて選ぶという、自虐的な生き方。

尋ねてみると、やはり英語は全くわからない様子。
イタリア語は何がなんだかわりません。わかったフリをして、指された方向だけを信じました。
こんな日本人をお許しください。感謝の意を込めて、別れの挨拶。

ヴァチカン美術館は長蛇の列。
予約がないと、この行列に並ばなければなりません。

とはいえ、こちらも予約時間の1時間半前です。すぐに入れません。入口の係の人に、思い切って「今すぐ入れますか?」と聞いてみると、なんなくOKが出ました。ヴァチカンは寛大でした。予約時間に遅れた者に対しては厳しくても早く到着した人にはやさしいのかもしれません。

ヴァチカン美術館は広い。とても広いところです。
中は人、人、人。

スゴイものがありすぎて、もう何を書いてよいのかわかりません。
説明は放棄することにします。

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(写真:ヴァチカン美術館の駐車場)


<システィーナ礼拝堂からサンピエトロ寺院に抜ける裏ルート>

サンピエトロ寺院を見学したい方のための裏ルートを教えます。ヴァチカン美術館を正規のルートで抜けてしまうと、サンピエトロ寺院までの道のりが長くなります。近道はシスティーナ礼拝堂を見学したら右奥のドアです。そっちはガラガラ。するとすぐに、サンピエトロ寺院のクーポラに登るエレベータ前に出ることができます。実は、システィーナ礼拝堂を見学した人は、左手前のドアから出て行きます。そのまま進むと細い通路があって、土産屋にでます(辛口で書けば、システィーナ礼拝堂の後はお土産屋に誘導されるだけなのです。)この土産屋は、館内を見学する前にも入ることができるので、システィーナ礼拝堂から直接サンピエトロ寺院に向かう時は、入館直後にお土産を購入しておくことをオススメします(時間があったので検証済み)。

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クーポラの登り口に向かいます。
途中までエレベータでいくコースと、ずっと徒歩のコースがあります。上の写真からわかるように、疲労感にまとわりつかれた私たちは迷わずエレベータを使用。

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今、行こうとしているのは帽子(クーポラ)のてっぺんです。

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登ったら、おしくらまんじゅう(日本的表現)。

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これがてっぺんからの眺めです。
ローマです。

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下に降りると、ベルニーニ!!
写真中央のブロンズの天蓋なんですが…遠くて見えません。

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気合いを入れて望遠しましたが微妙。
ベルニーニに会えたような、届かないような…。

しかし、すぐにベルニーニに会えることになりました。
サンピエトロ広場はベルニーニの設計だからです。


(動画:柱に注目。ある地点に立つと…)

時間はあっという間。

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夕方のローマ。光がやさしい。

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またしても、地元の人が入っていそうなお店を狙いました。
アルコールが苦手な私はノンアルコールビール。
昨日のお店の方が美味しかったかも…。

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ここが噂のスペイン広場。ローマでの休日も明日で終わり。

観光を早めに切り上げ(とはいっても十分暗くスペイン広場には人はいない)、ホテルに帰って映画『天使と悪魔』の続きを見ることになったのです(飛行機の中で観た続き)。まさか、ベルニーニが鍵を握っていたなんて!!

しかも、これまで足を運んだ観光地が映画と重なっていました。
ベルニーニの作品があるサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会はホテルの隣だったのです。確かな鳥肌を感じました。

ローマは2日でも見終わらず…当たり前!

(つづく・・・ローマ3日目

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yoki at 23:28│Comments(8)TrackBack(0)
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はじめから読む→イタリア個人旅行記 01

・・・ イタリア個人旅行記08の続き

フィレンツェのフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェラ駅(Staz.S.M.NOVELLA)からローマのテルミニ駅(Staz.TERMINI)まで、トレーニ・イタリア(Treni Italia)で約1時間。旅は順調。

まだ明るい時間。

ローマの雰囲気はガラリと変わり都会的。人が歩く速度は東京のように速い。
ヴェネツィア、フィレンツェと雰囲気は全く異なりましたが、テルミニ駅は観光色が薄く、大都会にやってきた、という印象です。同じイタリアで、所変われば違うものです。

ホテルは駅から近かったのでスーツケースをガタゴト引いていきました。
ホテルに着くとすぐに観光に出発。

ローマ・パス(ROMA PASS)を買いに出発。ローマ・パスとは、ローマ市内の地下鉄とバスが3日間乗り放題。そして、美術館、博物館など2箇所の入館料が含まれています。 23ユーロ。

ガイドブックに書かれていた売り場に行ってみると見つからず、ホテルで尋ねてみると昨年閉鎖とのこと。またしてもガイドブックの情報が古くなっていたのです。ガイドブックを責める気はありません。時の流れは誰にも止められませんから。

売り場で無事にローマ・パスで購入。ホテルから歩いて15分もかかりました。
いよいよバスの乗車に挑戦。気分だけはローマの人。

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一度バス乗り場に着いたものの、乗り方に不安を抱き、ローマ・パスの売り場(観光案内)に戻ったのです。乗車方法を訊いてみると乗り方はヴェネツィアのバポレットと同じでした。最初だけ黄色い機会で刻印した後は自由に乗り降りOK。

一旦、最初の難関(?)をクリアしてしまえばあとは気楽なものです。
しかし、後にこのローマパスが事件を起こします。

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64番のバスに乗ってみました。
テヴェレ川(Tevere)が見えてきました。
ここから景色がスゴイことになります。
バスを降りて歩くことになりました。けっこう気分次第。

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左の奥に見えるのがサンタンジェロ城。
大都会の傍らにこんなものがっ!自分の中の常識がポキポキ折れていきます。その音が感動を奏でます。

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サンタンジェロ城の正面から西をみた光景がコレです。
中央に見えるのがサン・ピエトロ大聖堂。

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つまり、この奥がヴァチカン市国となるわけです。
お〜、これが『天使と悪魔』の舞台だ!
しかし、まだ観ていないのです。毎日疲れ果てて映画どころではなく…。

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灯りが目立ってきました。

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目の前の光景が現実なのか絵画なのか区別がつきません。

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観光客の流れに乗っていたらナヴォーナ広場(P.za Navona)に着きました。

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パンテオン。
こういうのを見ると聖闘士星矢を思い浮かべる世代です。
♪抱きしめた心の小宇宙。熱く燃やせ!奇跡を起こせ!

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見たことある!これがトレヴィの泉。
夕方なのに、この人の数です。どこの国でも有名なんですね。

ツーショット写真をお願いしようと、親切そうな観光客を探しているとカメラを首からさげたおじさんが近づいてきました。これが噂の写真屋さん。気軽にお願いすると後で高い料金を請求されるという話。逃げました。

そして、一眼レフを構えたカップルにお願いして記念撮影。
こういう時は一眼レフの人に限ります。やはり上手い!

イタリアに来てからずっと思っていたのですが、見かけるカメラはほとんど日本製。
キャノン、ニコンが多く、続いてソニーを見かけます。

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時間は6時半を回っています。
トレヴィの泉の近くの飲食店は、店員が外に出て呼び込みをしています。
でも、まだ中はガラガラ。

そんな中、ある飲食店だけは店内の座席がほとんど埋まってます。
そのお店とはす向かいの店には「Tourist menu」と英語で書かれたメニューがあります。そこも人がそこそこ。

「Tourist menu」ということは、観光客の対応に慣れているはずです。気軽に入るならこちらです。しかし、やたらと混んでいるイタリア語オンリーのお店がどうしても気になります。しかし、地元の人ばかりの雰囲気。入りにくい空気を感じました。

イタリア人とふれ合うというコンセプトを思い出し、勇気を振り絞って入店。

「ノンアルコールのお酒はありますか?」と尋ねると、「そんなのないよ」と笑われました。
「じゃあ、水で」と言うと、「それなら確かにアルコールはないね」という雰囲気のイタリア語を発してニコニコ。嫌みのない笑顔で感じのよい店員でした。しかも、店員はイケメンぞろい。

やってきたパスタは日本のうどんように太い。これが極上でした。

電子辞書片手に店員さんに声をかけると、店員さんは神妙な顔。
「手作りですか?」と尋ねると「そうだ」と答えが返って来ました。

店員さんの顔が曇ったままなので、

「クレームだと勘違いしているのかなぁ…」

と思って、直ちに「オッティモ(ottimo)!」。
本に書いてあった「とってもおいしい」という単語を発音しました。

店員さんの顔は一瞬にして緩み、満面の笑み。
私の肩を叩いてニコニコしながら去っていきました。

それにしても、イタリア人の顔の表情の変化は落差が激しいです。
最初はイタリア人の顔は怖いと思いました。こちらが話しかけると、真顔になるからです。その顔が怒っているように見えたのです。それは、勘違いでした。真剣に耳を傾けてくれている顔だったのです。怒るときは怒る、笑うときは笑う、イタリア人の顔に嘘はないのかもしれません。

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お店を出ると外にはたくさんのお客さん。
待っている人が列を作っていません。順番でもめることはないのでしょうか…。

ガイドブックに載っていない最高のVineria(ワインを楽しむレストラン)に出会えたことに感謝♪

(つづく・・・ローマ2日目

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yoki at 23:08│Comments(0)TrackBack(0)
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はじめから読む→イタリア個人旅行記 01

・・・ イタリア個人旅行記07の続き

ドゥオーモ。
朝一番の空いている時間を狙いました。
中がどうなっているのか興味のある方のために通路を案内。

クーポラを登る

狭くて目が回ります。



疲れて途中で休んでいる人もいます。普通、息が切れます。
所要時間は約20分。帰りは半分くらいの約10分。

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これが上からの景色。

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見ての通り天候は優れず雨。
頂上で一瞬、雪に変わりました!

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美しきバイクたち。

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美しき縦列駐車。

フィレンツェに来て、イタリア人の運転技術には驚きました。
私からみれば、イタリア人の縦列駐車は超絶技巧!

見かけたクルマは全てマニュアル車。
日本じゃマニュアル車探す方が大変なのに。

日本のクルマも見かけました。
日産のマーチが多かった。Micra(ミクラ)と名前が変わっています。

イタリア人と日本人ではクルマに対する考え方が全く違うようです。
帰国後、この点に興味をもった私はネットで検索。
すると、まさにイタリアで感じたままのことが書かれているサイトがありました。

イタリア人と運転(バンパーはぶつけるためにある)

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これが普通です。

「イタリア人と運転」によると、クルマは「マシーン」。
日本人のように部屋感覚はないと思われます。室内の装飾も皆無。

Puo chiamare un taxi?(タクシーを呼んで下さい)
ホテルに戻り何度も練習。

チェックアウトの際、英語で「タクシー呼びますか?」と聞かれ…Yes.
ローマに向かいます。再びユーロスターです。

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<電光掲示板の見方>
電光掲示板(電車)

わかりにくいのが、「遅れの時間」と「乗り場」。
一番下は乗り場の表示がされていません。これは15分(写真では16’に見えるが15’)遅れているため列車が入ってくる乗り場(○番線)が決まっていないという意味です。清掃員のおにいさんに尋ねて見方がわかりました。

10分遅れが、最終的に20分遅れに。
遅れるのが普通みたいです。

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待ち時間にマック。
同じ味だったと思います。

ユーロスターに乗り込みます。
現地の人はTreni Italia(トレーニ・イタリア)と言っていました。

すべての道はローマに通ず。

(つづく・・・ローマ1日目

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yoki at 22:57│Comments(0)TrackBack(0)
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