勉強会

2017年04月05日

ウェブサイトの運営で



ゴールは信頼関係


「書く」ことはとても大切な仕事です。伝えなければ始まらないからです。現場で患者さんの耳に直接届けるコトバも大切にするようにしています。どんなコトバを使ったら安心できるのか、施術の意図が伝わるのか、考えながらしゃべっています。コトバ選びを間違ってしまうと、誤解を生むこともあります。

開業すると、情報を発信しなければ存在に気が付いてもらえません。期待され、信用を得て、最終的に患者さんと信頼関係を築くことがゴールです。患者さんを集めるだけなら、コピーライティングを学んだり、専門家に頼めばよいと思います。でも、それだけでは信頼関係は生まれません。

目的(ゴール)を意識した上で、コトバを選んで発していく。追究しても終わりがない仕事です。

情報の伝わり方には、いくつかのパターンがあります。患者さんになった人が誰かに伝えるというクチコミ。患者さんがどこかのサイトに感想や評価を書き込むカキコミ(最近ではこれもクチコミと言われていますが、それと区別した方がよいです)。また、患者さんが自身のブログやSNSに書き込む投稿する場合もあります。

患者さんが発する言葉は、コントロールできません。だから、誤解されないように努めています。


負けに不思議の負けなし


ダイレクトに発信できるのが、ウェブサイトやブログです。このブログをやっているのも、直接届けたいコトが(たくさん)あるからです。コントロールできる発信も重要だと思っています。

ウェブサイトやブログからたくさんの患者さんがやってきます。経営にとてもよい影響をもたらしています。経営者としての精神が安定します。自分が安定していた方が患者さんは安心するはずです。

でも、いくらがんばっても患者さんがやって来ない時もあります。私にもそんな時期がありました。ウェブサイトにお金をかけたり、ブログを毎日書いていれば、患者さんが集まってくるほど単純ではありません。私にも、患者さんが全くやって来ない時期がありました。

来ない時期には来ない理由があり、負けに不思議の負けはありません(松浦静山)。逆にいえば、患者さんが集まる院の情報発信には共通のルールがあるわけです。

それは、私がずっと考えてきたことですし、これからも守っていこうと思っていることです。

「患者さんの目線で考える」

これだけですが、それを阻んでくるのは自らの心だったのです。


ノウハウやテクニックではなく、勇気と覚悟


油断すれば、すぐに鍼灸師目線になります。すぐに経営の都合が入ります。
患者さんの目線を持ち続けることは、とても難しいことです。

顕著に感じるのが、集客の時です。

たとえば、開業したばかりの時、集客したいのは間違いなく自分のためです。「患者来ないと食べていけないよ〜」という事情から発信されるコトバは、どうしたって自分目線から生まれるコトバです。

自分が困っている時に、相手のことを考え、何かをすることが難しいように、集客も同じです。自分が困っている時ほど、難しいのです。私には極貧時代があったので、この負のスパイラルの痛みを経験しています。

克服しないと、明日がありません。

必要だったのは勇気と覚悟でした。ノウハウやテクニックは関係ありません。そもそも、勇気と覚悟がなければ、ノウハウやテクニックは役に立ちません。患者さんは技術で救えると思っていますが、自分を救うのは技術ではないな、と思います。時には、プライドを捨てて誰かを頼ることが必要でした。根性で乗り切ることが必要でした。

あちこちの本に書いてあるのは、汗を拭った後の話。実際の経営は汗臭いものです。

患者さんから代金を頂くのも、実は勇気と覚悟。

患者さんに変化を感じて頂けない時に、代金を頂くのは勇気と覚悟しかありません。そういうことがないように努力しても、ゼロにはありません。難しい症状に対応できるようになれば、さらに難しい症状を期待され、永遠に100%はやってきません。100%がない世界に挑む勇気と覚悟があるのかどうか。

これって「腹がすわる」という状態だと思います。


患者さんの目線で考えるとは


「患者さんの話をよく聞く」ことが、患者さん目線になる一番のコツだと考え、スタッフみんなで取り組んでいます。問診は患者さんの症状を聞くばかりが目的ではありません。「なぜ、うちを選んだのだろうか…」という意図をもって聞いていると、どう見られているのかわかります。

来ない方の理由はわからないので、考えすぎないようにしています。みかんを食べたい人に「なぜりんごを買わないのか?」と訊いても、有益な情報は得られません。実際に来院した方の来院理由が宝です。

患者さんに来院した理由を訊けば、「何を期待しているのか」がわかります。もし、それが用意していることと違っていれば、みかんが欲しいと言っている人に、りんごを提供してしまうことになります。

満足度は、欲しいものと提供するものが一致する時に高くなるわけですから、高い技術があっても、必要とする人に届けなければ意味がありません。経営がうまく行かない時、能力の問題ではなく、ズレの問題であることが多いように思います。

昨年から、経営セミナーの講師をする機会が増えました。伝えているのは、そのズレを解消する具体的な施策です。ズレの問題は時に深刻です。ズレをキャッチする感性は、訓練しだいで磨くことができると信じています。それがわかったら、あとはやるだけです。

次の日曜日も講師をします。私がいつもお世話になっているウェブサイト制作の専門家とコラボです。ウェブサイトから情報を発信する際に、どんなことに気を付けて、どんなふうにページを作っているのかを紹介します。また、どれくらいの患者さんがやってくるのか、アクセス数や予約数もお伝えします。

今回は、これからウェブサイトを作ろうとしている鍼灸師などの治療家が対象です。行き詰まっている方や、キャッチコピーやPPCに頼らずにやっていきたい方も対象です。初歩的な話が中心になりますが、私自身が初歩的なことを確認しながら準備を進めています。

患者さんがやってこない時は、自分の心配ばかりしているのですが、ウェブサイトから安定して予約が入るようになると、患者さんのために何をしょうかと考えられるようになります。未来思考のセミナーにしようと思っています。私のパートナーであるウェブサイト制作の専門家からは、これからのウェブサイトに求められる、最新の機能について説明があります。

残席は3です。


【告知】mukaeru(ムカエル)セミナー


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◎日程:4月9日(日)11:00〜17:00
◎定員:25名(残り3名)
◎対象:鍼灸師、柔整師など(すべての治療家)
◎内容:患者さんに想いが届くホームページの作り方
◎費用:12,000円
◎講師:栗原誠(1部・3部) 高橋一貴(2部)
◎主催:株式会社 活法ラボ セミナー事業部
◎URL:http://www.musuby.com/


求人情報(鍼灸師2名)


鍼灸の可能性を追究したい鍼灸師を募集中です。
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2017年03月17日

■あるからではなく、ないから書く


「患者さんのために」と思って鍼灸師になったのに患者さんがいない。

開業して、最初にぶつかるのが技術の壁ではなく、集客の壁だと思います。食べていける鍼灸師と、そうでない鍼灸師の違いは、必要としてくれる患者さんがいるかどうかです。言ってしまえば、それだけです。

技術、経験、資金、人脈、人間性、マーケティング、運・・・

成功者はいろいろなことを言います。どれも正解だと思います。

技術が乏しい時には、持っている技術の中で何ができるかを考え、お金がない時には、お金を使わずにできることを考える。技術が上がれば、その技術を最大に活かせる方法を考え、お金が用意できれば、もっとも見返りのよい方法を探す。

突きつめれば、ないものを補うことを考え、あるものをどう活かすか。独立してからの15年、前者だったと思います。「自分には何もない…だから…」という思考。


何もないから書いたんだ


このブログもそうです。知名度も実績もない私が信用をつくるために、歴史をつくるのが良いと思ったからです。ブログは、「WebをLogする」という意味です。「ウェブ上に残す自分の記録」です。

どんなにお金があっても、歴史は作れません。2004年から始めたこのブログ、この記事が904番目です。その時に考えていることを全力で記してきました。13年半で904は多いとは言えません。更新が途絶えた月もあったりと安定してはいませんでした。そういう事情も含め私の歴史です。

「継続」

もっとも地味でもっとも強力な武器です。記事はお金で買えません。ブログの更新代行というサービスも見かけますが、それは違います。単なる広告です。自分の頭で考え、自分の中から言葉を絞り出す、この過程が成長させてくれたのです。

言いたいことがあっても、言葉が見つからず手が止まってしまったこともあります。何度も書き直して、結局、ボツにした記事もあります。思った通りに伝わっておらず、誤解されたこともあったと思います。

でも書く。

書くことで何が起こるのかというと、思考が整理されるのです。そして、自分の思想(大事にしていること)が定まってきます。



■30時間のセミナーのために費やした時間


もう一度、「技術、経験、資金、人脈、人間性、マーケティング、運・・・」

小さな鍼灸院だとしても、経営に関わることは多岐に渡ります。自分の思考が整理できていなければ、何をすべきか、何を優先すべきか迷ってしまいます。思想がなければ判断や決断ができません。

何となく、ではつぶれます。

昨年の10月から今年の3月までの半年間、6回に渡って経営スクールの講師を務めさせて頂きました。1回5時間なので、計30時間です。経営に関して30時間しゃべったのは初です。


ヘルモア大学経営スクール


このスクールには、全国から鍼灸師を含む治療家の方が集まってくださいました。このスクールは安価な受講料ではありません。私も相応の報酬をいただくので、プレッシャーも相当なものでした。

技術セミナーの講師には慣れていますが、経営ではまだまだです。

経営者として話す私にどれくらいの価値があるのか、私には判断がつきません。うちより年商が多い鍼灸院や治療院はいくらでもあります。それを承知の上で、ヘルモア大学さんから声をかけて頂いたのですから、「持っている」と信じてやるしかありません。

この半年、経営についてたくさん考えました。読書量も増やしました。脳を追い込むことで余計なものが消え、頭の中が整理されました。結局、残ったのはシンプルなもの。

準備は夜しかできないため、眠くてたいへんだと思う時もありました。でも、嫌だと一度も思いませんでした。得られることが多く、3年かかることを半年で達成できたと思います。

6回の最終日はつい先日、3月5日(日)でした。

ある方から「最後がいちばん良かった」と感想を頂いて、その言葉で報われました。打ち上げの場で、二期生募集の話を頂いたので喜んで受けることにしました。一期生はご縁のある方を中心に募集をかけたのですが、二期生募集の際にはここでも公示しようと思います。



■患者さんが集まる理由は症例にあり


答えを言ってしまいますと、私が経営する鍼灸院に絶えず患者さんが訪れるのは、症例があるからです。集客の核となっているのは症例です。

症例を書くと集客できます。ただし、どんな症例でもいいというわけではありません。鍼灸を受けようかどうしようかと悩んでいる人は、学術論文を求めているわけではありません。患者さんが必要とする症例の在り方があるのです。「この治療院で治したい」と思えるものを書きます。良い成果が出ていても書き方を間違えると、患者さんはやってきません。


患者さんが集まる鍼灸院


突きつめれば、患者目線になっていきます。

6回のスクールでは、症例を書くことを通じて、患者さんの立場になって考えるトレーニングをしました。みんなで一緒に考えたことで、私自身にも気づきがありました。

世の中には、数え切れないほどの集客ノウハウやサービスがあります。どれが良くて悪いではありませんから、その本質を理解した上で、メリットとデメリットを天秤にかけながら使おうという提案もしました。

お金で買えないもの、お金で買えるものも整理しました。そして、最後にはお金の本質を考えました。



■3時間だけ


4月9日(日)に、これからホームページを作る鍼灸師や治療家のために講師をします。ヘルモア大学のスクールの30時間に比べると、たったの3時間。この限られた時間をつかって、これからホームページ(ウェブサイト)を作る人が最初にやるべことを話します。


◎日程:4月9日(日)11:00〜17:00 
◎定員:25名(残り若干名)
◎対象:鍼灸師、柔整師など(すべての治療家)
◎内容:患者さんに想いが届くホームページの作り方
◎費用:12,000円
◎主催:株式会社 活法ラボ セミナー事業部
◎URL:http://www.musuby.com/


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2017年02月19日

東京で開催している「整動鍼®」の勉強会には、全国から鍼灸師が集います。

飛行機や新幹線を使う方もたくさん。前泊して参加する方も。今回の脊柱編(2月12日〜13日)は北海道からの参加が6名でした!それに比べたら群馬の私は近い方です。

私が主催する勉強会に、時間とお金をかけて参加してくださる、同業の鍼灸師さんには本当に感謝しています。その費用以上の価値を提供するため、私も気合いが入ります。

整動鍼脊柱編セミナー(2017年2月12日〜13日)


■本当にツボは効くのだろうか


遠くから集まってくる鍼灸師には共通の想いがあるように思います。それは「ツボの力をもっと信じたい」という気持ちです。「患者さんのために、もっと効果があるツボを使いたい!」という想いが伝わってきます。その熱を感じて私も燃えています。

ツボは目に見えないだけに、扱いがとても難しいものです。ボタンのようにポチッと押したら、どこかが治るわけではありません。迷走し、ツボを信じられなくなり、自信を失ってしまう鍼灸師もいるのです。

学校を卒業し、免許を取得したばかりの鍼灸師を襲うのは、

「学校で習ったツボを使っているのに、まったく効果が出ない...。ツボは本当に効くのだろうか...」

という迷いです。ツボ選びに自信を持てなくなってしまうと、鍼灸師としての将来が暗くなってしまいます。ですから、学生の時から、ツボの力を見せてくれる人の近くにいることが大事です。

できるだけ、ツボの効果を目で見ておくことです。患者さんの症状が変わっていく様子を目の前で目撃すれば、ツボが効くことが当たり前のこととして、脳に刻み込まれます。


■鍼灸をファンタジーにしてはいけない


患者さんに鍼や灸をする様子を見ても、どこに何が起こっているのかわかりません。別の日、患者さんに「どうでしたか?」と聞くまでは、鍼灸がどれだけ効いていたのかを判断できない現実があります。

鍼灸には、効果を判定する方法はいくつもあります。ただ、客観性が乏しいものばかりです。

鍼灸師の指が診ているもの


たとえば、脈診(手首の脈を診て体調の変化を読み取る診断術)という方法。術者(鍼灸師)の指で感じるものが情報なので、そこから判断したことが正しいのか気のせいなのか結論が出ません。

術者の感覚だけで完結させるため、極めたとしても、その技術を客観的に評価することはできません。「『名人』を名人と思う」しかないのです。鍼灸はファンタジーな世界ではありませんから、客観性の乏しい診察術は内外から問題視されています。

鍼灸には「見える化」が必要です。


■ツボに当たれば動きが変わる


「見える化」の努力を怠っていると、鍼灸はいつまでも前に進めません。効果が見えなければ、価値まで見えないままです。不確かなツボで患者さんに接することは苦しいことですし、騙しているかのような罪悪感があります。その苦しさに耐えかねて鍼灸師をやめてしまう人もいます。

「鍼灸は感覚の世界」という人がいます。確かにそういう側面はありますが、それだけを貫き通すと「わかる人だけわかればいい」いう孤立した世界になります。鍼灸の価値を理解するのに、特別な感性など必要ありません。鍼灸は難しいものではありません。誰にでも効果が見えるものです。

整動鍼脊柱編セミナー(ツボ押しで動きが変わる)

私が行っている整動鍼®は、効果の見える化を推し進めています。目で違いがわかる「動き」に着目し、その動きの変化からツボの効果を確認していくのです。ツボが当たれば動きが変わり、ツボを外すと動きは変わりません。

ツボを刺激すると筋肉も刺激されます。動きをコントロールしているのは筋肉ですから、要所を刺激されたら絶対に動きは変わるのです。この当たり前のことが、これまで見逃されてきたのです。

理由は歴史にあります。古典を紐解けば、内臓とツボの関わりが研究されてきたことがわかります。ずっと、ツボは内臓を調整するポイントとして認識されてきたのです。理由はわかりませんが、ツボと筋肉の関係には手が付けられていません。個人的な想像では、そいういうものがあったはずだと思うのですが、記録が残されていないのです。


■経絡では動きを整えられない


ツボと動きの関係を説いたものが全くないわけではありません。鍼灸のツボ理論の基礎は経絡(けいらく)です。この経絡を使って動きの調整を試みてもうまくいきません。なぜなら、経絡は動きを整える理論ではなく、循環を整える理論だからです。

私が取り組んでいる「ツボで動きを整える方法」は、ありそうでなかったのです。

実際の臨床ノートを整理してまとめたのが整動理論です。この理論を使えば、関節痛や筋肉痛がスイスイと治療できるようになります。どんな症状の時、どのツボをを使えばよいのか、理論が導いてくれます。本当に便利です。

経絡から離れるからこそ、見える世界があります。基本とされている経絡から離れることは勇気が必要です。躊躇するうでしょう。私がそうでした。でも、離れることは否定することではありません。離れてみてわかる、経絡の魅力があります。


■症例とツボ


鍼灸師ほど得たいの知れない職業はありません。間違いなく、謎の多い職業の一つでしょう。もっと多くの人に鍼灸のことを知って頂きたいと思っているので、積極的に症例を出すようにしています。論文ではないので、一般の人にわかりやすい表現を心がけています。

鍼灸の症例図(サンプル)


症例を読むと、鍼灸師がどんなふうに身体を見て、どんなふうに症状を解釈し、どんな手を使って症状を改善させているのかイメージできるようになっています。これも、見える化運動の一つです。

誰でもわかる言葉を使って書こうとすると、案外難しいものです。つい専門家の間でしか使わない表現を使ってしまいます。

最近、私の周りでは、わかりやすい症例を書いたりする「鍼灸の見える化運動」が盛んです。わかりやすい鍼灸をしよう、と思っている鍼灸師が増えています。わかりやすさを身につけた鍼灸師は自信が持てるようになります。

どうしたら患者さんに伝わるのだろう…

こんなふうに考えることで、鍼灸の未来も、鍼灸師の未来も明るくなります。


■求人情報(鍼灸師2名)


わかりやすさを追究したい鍼灸師は、私と一緒に働いてください。鍼灸師が不足しています。春の求人はまだまだ続いています。詳しくはこちら≫採用情報


◎関連施設
養気院(群馬県伊勢崎市)
カポス(東京都港区/品川駅)

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2016年11月18日

■本棚を見せることは精神の恥部を見せること


実は、群馬の鍼灸院、養気院の本棚は4つのエリアの分かれています。

1.患者さんが手に取れる本棚(待合室)
2.患者さんの目に触れる本棚(問診室)
3.業者さんや同業者の目に触れる本棚(アトリエ
4.自分だけの本棚(スタッフルームの屋根裏)

昨年までは1、2、4でしたが、今年から3を新設しました。1は、基本的に私や妻が読みたい漫画ばかりです。その一部を置いています。『ブラックジャック』『シティハンター』『北斗の拳』『るろうに剣心』など、全て私の趣味です。

妻クリ子の趣味も反映されています。『コウノドリ』や『テルマエロマエ』などです。そして、最近、スタッフの光山くんの趣味である『スラムダンク』を追加しました。


養気院の本棚に「スラムダンク」が入って喜ぶ光山
養気院スタッフ:光山


養気院の本棚は名作揃いです。その中で「おや?」と思うのが『ピアノのムシ』です。連載中の漫画で最新の8巻までそろえてあります。調律師を主人公とした、マニアックな話です。調律の世界を知りたければ、この漫画を読めば全て分かるというくらい、緻密に描かれています。作者はどう考えているかわかりませんが、調律師版の『ブラックジャック』といった感じです。

ピアノのムシ1〜8巻

よくここまで調べ上げたものだと、その取材力と探究心に感心します。今度、作者に聞いてみようと思います。私なら簡単に聞けるのです。なぜなら、作者の荒川三喜夫は幼なじみだからです。近所同士で、小さい頃からよく一緒に遊んでいました。小学生の頃から絵画や漫画に親しんでいましたが、まさか本当に漫画家になるとは!

結局、何が言いたいのかというと、本棚には自分自身の趣向や人間関係が投影されてしまうということです。そして、その本に影響を受けた自分がいるということです。だから「本棚≒恥部」です。

本棚を見えるということは恥ずかしいことです。ある人が「精神の裸踊り」と表現していました。本当にその通りだと思います。だから、逆にいえば、本当に気心の知れた仲でなければお見せできません。



■男三人だけの車内は危険がいっぱい


今週の日曜日、二人の鍼灸師が群馬の養気院にやってきました。その二人とは、いつも一緒に勉強してくれる秋田の小松田先生、そして札幌の谷地先生です。

この二人は、まだ出会って年数が浅いのですが、活法研究会ではすっかりおなじみの顔です。もう10年前から知っているような錯覚に陥ります。

勉強会が始まる前の挨拶の際、「きっかけは、谷地先生のブログです」と切り出す鍼灸師・柔整師が最近続出しています。少し前までは「クリ助さんのブログです」という人が多かったので、ジェラシーを感じずにはいられません。北海道(→日本)ではとても有名で影響力のある先生です。

そんな谷地先生のブログでネタにされ、いじられているのが北の巨人こと、小松田先生です。秋田-東京間、そして美人店長のいる喫茶店を行き来しています。これまでFacebookで存在感を示してしたのですが、何を思ったのかブログを始め、才能を開花させつつあります。

こうして新しい人間関係がブログをきっかけにしてどんどん生まれています。

今回、なぜ、そのお二人が群馬にやってきたのか?

ある日の勉強会でこと。小松田先生に「養気院の見学ってできますか?」と頼まれたのです。あの小松田さんの頼みですから断れません。「施術は見せられないけど...」という条件でお受けしました。情報はどこから漏れたのか、谷地先生もやってきて言いました。「お願いがあるんですけど・・・」と。

勉強会にたくさんの鍼灸師を誘っている谷地さんの頼みも断れません。むしろ、恩返しをするチャンスができました。

13日の夜、東京での経営の勉強会を終えると、私の車にお二人が乗りこみ、群馬へと走らせたのです。閉ざされた車内空間。ついつい油断して、仕事や鍼灸師のこと、言いたい放題になりました。三人とも、ここまで本音を出して話したことはありませんでした。



■屋根裏部屋の本棚


群馬に着いたのは真夜中。静まりかえった養気院の中へ二人を案内しました。

一通り、施設案内をすると、専門書が置いてある本棚の前で足が止まりました。この本棚が、臨床家のクリ助をつくったと言っても過言ではありません。そして、これからもこの本棚に育ててもらうつもりです。

養気院の問診室の本棚の前で

本棚の前で盛り上がっていると、小松田先生があることに気が付きました。

「こっちの部屋はなんですか?」

扉の存在に気が付かれてしまいました。ごまかせる雰囲気ではなかったので、扉の向こう側を案内することになりました。そこはスタッフルーム。施設の心臓部です。そして、その心臓部を登っていくと現れてくる屋根裏部屋(非公開)。

「落ちないように気を付けてください」

と二人に注意を促しながら誘導していきました。ここには漫画の『頭文字D』だけでなく、ジャンルを問わずいろいろな本を収納しています。表の本棚には置くことのない本ばかりです。急なハシゴを登らなければたどり着けない空間に二人は興奮気味でした。

男子なら誰でも興奮する屋根裏部屋。実用性は二の次です。その空間がある理由は「ワクワクする」だけで十分なのです。私にとって、この本棚の開示はこれ以上はない自己開示です。開示すればするほど、好き嫌いの判断をされます。だから、嫌われる覚悟がなければ見せられません。屋根裏部屋で披露した精神の裸踊りだったのです。



■「良いブログを書くには?」という話


谷地先生は言葉選びの達人。鍼灸師になる前は、プロのライターをしていたホンモノの物書きです。その文章センスに憧れずにはいられません。「なんで鍼灸師やっているのだろう…?」と不思議に思います。

その谷地先生のブログを楽しそうに読んでいた小松田先生が、何を思ったか最近ブログを書き始めました。Facebookの交流で鍛えた瞬発力と読書で鍛えた語彙力であっという間にファンを獲得しています。しかも、全ての文章をスマホのフリック入力のみで行っているというから、さらに驚きです。

私もブログには思い入れがあります。この三人が会話をすれば、ブログの話になります。「良いブログを書くには?」は重要なテーマです。「自己開示が大切」というところは共通の認識のようです。

菊水堂のポテトチップスを食べながら談笑

思うことを好きなように書くという勇気は必要です。書くことは楽しみであるいっぽうで恐怖でもあります。誰かを傷つける文章はいけないわけですが、自分が傷つくことは恐れない方がよいのです。

他人の言葉をもってきても力がありません。
人を動かす力があるのは、自分の言葉だけです。



■私がブログを書くときに意識している5つのポイント


自分のこだわり部分を少し紹介すると、書く時に気を付けているのは、「カレ」、「ピリ」、「ノリ」、「コク」、「テク」の5つです。この分類は完全オリジナルです。

カレは、読み手のイメージです。全員が満足する内容は用意できないので、どんな人に読んでほしいのかを明確にイメージします。このツボ日記は、始めた当初(もう10年以上も前)は、患者さん向けに書いていましたが、今は同業者の方を意識して書いています。ただし、患者さんが読んでも大丈夫な体裁になるようにしています。

ピリは、着眼点です。日常や普段、気が付かないこと、思い付かないこと、話題にしないことに触れる行為です。ピリがないと当たり前な話に感じます。ただ、読み手のことを考えずに書くとピリピリした内容になるので注意しています。

ノリは、自分が気持ちを乗せて書くという意味が一つ。もう一つは、読み手の気持ちを乗せる言葉の選び方や文章の運びの意味です。「気が付いたら最後まで読んでしまった」と誘い込めたら最高なのです。

コクは、書き手の人間性です。文章に自然と出てしまう人間味です。普段の自分が出てしまうので、普段の思考や行動から気を付けるようにしています。

テクは、テクニックです。スラスラと読み進められる文章を書くには、リズムやテンポが必要です。相手の頭の中にスッと入っていく文章が書けたらいいな、と思っています。



■鍼灸師は、鍼灸のスキルだけでは食べていけない現実


鍼灸師を仕事にするというのは、「最低でも鍼灸をする」ということでしかありません。鍼灸だけやっていても生きてはいけません。もし、そういう環境があるならば、とても恵まれた環境です。うちの鍼灸師は、私を入れてスタッフは6名ですが、誰一人として鍼灸のことだけ考えていれば大丈夫な環境を手にしていません。

免許だけでは食べられません。人間性が大事という抽象的な話で片付けられてしまっても困ります。鍼灸の他にどんなスキルが必要なのか具体的に示してくれる人が必要です。そういう事情もあって、率先して情報発信をするようにしています。

今、月に1回経営セミナーの講師をしています。鍼灸師の他、柔整師、整体師、セラピストなど、いゆわる治療家と言われる人たちが参加しています。そこでお伝えしている内容は、具体的なスキルです。この勉強会に参加してくださっているのは、患者さんのことを真に思って施術している方だけです。

思っていても、私たちの気持ちがそのまま患者さんに伝わるとは限りません。誠実であれば繁盛するわけではありません。だから、私たちの想いと患者さんを結びつける必要があります。そのために必要な情報発信の方法を一緒に考える会です。

「その勉強会に参加者するには、どうすればいいですか?」

と何度か訊かれましたが、新しい募集の予定はありません。改めて似たような機会を設けるかもしれません。残りの4ヶ月、25名の仲間と高め合っていきます。

深谷駅に向かう谷地先生と小松田先生


もし、よろしければ小松田先生のブログもぜひ。
養気院訪問記を読むことができます。

◎養気院訪問記<前編><中編><後編


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2016年11月04日

■「あったらいいな♪」と思う、PCセミナー


セミナーを企画する時、自分に課しているルールは、自分自身が「あったらいいな♪」と思えることです。自分が受けたいと思うセミナーは、成功する気がします。理由は自分がノリノリだからです。

実は、2,3年前から「あったらいいな♪」と思っているセミナーがあります。それは、「開業鍼灸師のためのPC使いこなし講座」です。開業していると、先輩とかに、「○○ってどうするんですか〜?」と気軽に聞けません。自力で調べるしかありません。


名称未設定


頼る人がいないと、調べ上手になっていき自力で解決できるようになっていきます。そうやってスキルを完成させてしまう仲間もいます。必要なスキルに到達していても、多くの時間をロスしているはずです。ロスしても出来る人はよいのですが、出来ない人もいます。

開業してPCで苦労する、というのは切ないのです。PCの前で格闘するほど、経営者にとって無駄な時間はないと思うのです。

先日、Facebookで、画像編集ソフトの情報を求めたら、ほしい情報が次々と入ってきました。さっそくその情報が役立ちました。前回と今回の記事の挿絵も、練習で新しいアプリケーションを使いました。

アプリケーションは、相性もありますが、用途に合わせた最適なソフトは絞られてきます。みんなが同じアプリケーションを使ったら情報交換することも出来ます。

誰かにとっては当たり前のことで、目から鱗が落ちることがあります。ちょっとした情報が、作業ストレスを減らし、時間も節約してくれます。PC操作が本業でない者がPCで苦労してはいけない、と心の底から思います。



■鍼灸師・柔整師のためのPC使いこなし講座(案)


私の仲間には、鍼灸師、柔道整復師が人がいます。開業している人も多く、みんなそれぞれPCスキルを持っています。そして、同時に苦労していると思います。

来年になるのは間違いありませんが、そういう人たちのためにセミナーを企画したら喜んで頂けそうです。私が講師をしても面白くないし、そんなにスキルはありません。だから、得意な人を集めて講師陣を結成するのです。そして、「編」に分けてそれぞれを担当するのです。

レベルは中級〜上級。基本的なPC操作ができる方が対象。その内容を思い付くまま書いてみると、こんな感じです。まだ立案の段階です。

・PC便利な裏技編(チップス集)
・画像編集編
・動画編集編
・WindowsからMacに引越する編
・最強のPC環境をつくる編
・ブラインドタッチ・マスター編
・ウェブサイト管理編
・セキュリティ編
・ネットワーク編


会場はどこにするか、何人募集するか、金額はいくらにするか、講師は誰に頼むか、などなどまだ考えていません。いずれにしても、一人の講師に大きなプレッシャーがかからないように、知恵袋的な内容にした方がいいかな、と思っています。お手頃なお値段がよいですが、安すぎると講師への謝礼が出せないとのでバランスが大事。


おお


整体ではないけれど、ある意味これも活法。だから、活法研究会の特別企画としてやれるかもしれません。興味がある人は、いつでも声をかけてくださいね。国家免許所有者に限らず受付するかもしれません。

あなたの、秘密の方法、ぜひ教えて下さい。


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