活動報告

2019年06月02日

今月の20日に、いよいよ整動鍼DVDがリリースされることになりました。



すでに予約が始まっています。Amazonでは大幅値引きで販売されています。
いつまで割引になるかわかりませんので、お早めにご予約ください。

割引


いきなり好位置に付けています。これってスゴイですよね。
みんなのおかげです。

整動鍼DVD 3位


セミナーは全7編(13日間)


整動鍼セミナーが始まったのは2014年。当時は、古武術鍼法(こぶじゅつしんぽう)と呼んでいましたが、2015年に整動鍼®に改名。そして現在に至ります。

この6年間、技術公開はセミナーやイベントのみで行って来ましたが、次のステップに向けて、誰でも技術の内容に手が届くようにしました。もう何年も前からDVD化の要望があったのですが、セミナーでシリーズが完結するのを待っていました。内容がごっちゃにならないようにね。

DVDを出した後もセミナーは今までで通りです。参考までにラインナップを挙げておきますね。

・入門(1編)/理論実践編
・基礎(3編)/脊柱編・四肢編・腹背編
・応用(3編)/連動思考編・五体躍動編・身心和合編

入門編は1日間で基礎編と応用編はそれぞれ2日間です。

すべて受講すると13日間です。それなりのボリュームです。けっこうありますよ。1回ずつ受講して終わりにする方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は複数回受講して理解を深めています。何度も受けやすいような仕組みになっています。

このDVDで整動鍼に興味をもってセミナーを受けてみたいと思ったら、まず入門編に申し込んでください。毎回満席になるので早めにお申し込みください。

「受けたいけどいつも満席だから受けられない」という声をたくさん頂きます。確かにちょっと出遅れてしまうと、定員になってしまいます。先着順で受け付けていますので、興味のある方は見逃さないように気をつけてください。
 
たくさんの声に応えるために、11月は2カ所同時開催をすることになりました。私は群馬からライブ配信でデモンストレーションをして、それぞれの地域に講師を派遣して実技指導を行います。初の試みなので、しっかり準備をして挑みたいと思います。

セミナー日程の案内です。

◎入門☆理論実践編の日程(2019年)

8月25日(東京会場) キャンセル待ち
11月17日(札幌会場/岡山会場) 8月17日受付開始
※2カ所同時開催

この他、DVDのフォローセミナーも企画中です。

詳しくは整動協会のサイトをご覧ください。


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DVDは入門向けながらベテランにも発見がある内容


最初から入門セミナーを受講して頂きたいのが本音です。でも、毎回満席になるので、すべての方に席がご用意できません。

だから、入門編を受講できない方はDVDをおすすめします。初心者でもわかるように構成しています。もっとも工夫したことは、セミナーと内容が被らないように構成することでした。入門向けでもありながら、ベテラン組にも発見があるようになっています。受講したセミナーとDVDをつなぎ合わせることで、整動鍼をより深く使いこなせるようになります。

今回の目玉は、頚のコリを背中のツボで解消する方法です。頚コリでも使えますし、むち打ちの後遺症のようなしつこいものにも使えます。むしろ、しつこいコリにこそ有効な方法です。

セミナーを受けた方は「あれ? 入門編と同じ?」と思うでしょう。似ていますが、別の方法を紹介します。入門編は点と点の対応でしたが、今回は線と点の対応です。頚スジ全体をいっぺんに緩めてしまう方法です。この方法で取り切れないコリを入門編の方法で取るというのは、もっとも効率よい方法です。

たぶん、入門編を受けた方全員が「最初からコレを教えてよ!」って言うと思います。「じゃあ、入門編の内容は知らなくてもいい?」と言えば、「え、それは困ります」となるだろうなぁ、と思います。

出し惜しみしたいわけではなく、限られた時間の中でいつも詰め込んでいます。このDVDも、限られた時間の中で最高を目指しました。BABジャパンさんと苦労してつくりました。

本編86分。内容的には入門セミナー(理論実践編)より多いです。練習がないのと、説明と実技をコンパクトにまとめているので86分。実技練習をしたら丸一日かかる内容です。

この他、特典映像を独自につくりました。本編には納めきれなかったものをダウンロードして観ることができます。普段の臨床でどんなことに気をつけているのか、また整動鍼を使う上で必ず気をつけてほしいことを実演で紹介しています。この特典映像は編集中で40分くらいになりそうな感じです。


『ツボがある本当の意味』と合わせて買って欲しい



3月に出版した、拙著『ツボがある本当の意味』にはたくさんのレビューを頂いております。その中には「実用性のある情報はほとんどありません」というのもありました。

ツボがある本当の意味のレビュー


この感想は仕方ありません。そもそも実用的な内容は書いていないからです。最初から、実用的な内容はDVD(映像)の方でやる方針でした。DVDだけでは、技術の背景がわからないので、ぜひ本を手に取ってみてください。




次回は、撮影秘話をお届けしますね。



お知らせ


2019年5月10日(金)から、毎週金曜日は品川のカポスにて施術を行います。予約の際には「栗原希望」と告げて下さい。

・ネット予約はこちら
LINE@でも承っております。
カポスのLINE@のQRコード


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2018年11月08日

鍼灸の対価


鍼灸の対価について真剣に考えたいです。実は分かっているようで分かっていないのが対価です。単純に「相場は○○だから…」にしてはいけないと思います。

結論から書くと、鍼灸師の対価は技術料で決まるべきです。医療であるならばとう前提です。しかし、実際には次の要素が料金に含まれています。

・立地
・施術時間
・知名度
・権威
・施設

一部の保険診療を除いて料金は自由に決められます。1回3万円でも違法にはなりません。実際のところ、料金と技術レベルは全く関係がありません。技術レベルを数値化できない現状では、こうなるのは自然です。

技術を真剣に追究しても収入に直結しません。むしろ、技術が上がったら患者さんが早く治って売上が落ちたというケースも聞きました(その後、評判になって売上回復)。

割り切って言ってしまうと、相場より高くすると技術が高いと解釈され、相場より安くすると技術が低いと解釈されます。だから、技術に真剣に取り組んでいるならば、相場より安いと、どんなにどんなに努力しても、技術は低く見られてしまいます。

そういう意味で相場は大事だと思います。


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開催している技術セミナーには、全国から、時には海外から受講者がやってきます。安くない受講料を支払い、交通費と宿泊費を負担して参加されています。

受講者がお金と時間を費やしてセミナーに参加するのは、技術を高めるためです。私自身も例外ではなく、技術を高めるためにコストをかけて研究しています。

患者さんが支払う施術代の中には、こうしたコストが含まれています。とはいえ、セミナーで技術が上がったと、すぐさま料金表を書き換えることもできません。単純に「対価=技術料」となりません。


技術料を対価とするには標準化が必須


技術屋の私にしてみたら、技術レベルに応じた対価になることが理想です。その方がモチベーションが上がります。技術力で勝負できるって気持ちいいです。

そんためには、ルールが統一されていなければできません。鍼灸は個人個人でやり方がバラバラです。何でもありの異種格闘技戦です。ルールが違うから自分のルールを作れば誰でも1番になれます。

ビジネスとしては差別化で1番を狙うのは正しい方法ですが、医療として考えるなら、規格のない鍼灸は完全にアウトです。


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この状況を変えるために動き始めています。その一つが整動協会です。昨年、公益性を考えて立ち上げました。再現性を重視した整動鍼®を共有しています。誰がやっても同じ結果になる、という前提で技術をデザインしています。

鍼灸師に感覚は絶対に必要ですが、感覚に頼った鍼灸は個人レベルで発展が止まります。感覚に依存しない普遍性を整理して理論構築できるかが勝負です。整動鍼と名付けたのも、動きの変化を観察してツボの効果を第三者の視点で評価するためです。

嬉しいことに整動鍼の評価は高く、多くの鍼灸師が支持するようになりました。2014年の後半に「整動鍼」と名付けました。この4年間で61万件の情報がヒットするようになっています。書籍化やDVD教材化のオファーも頂いています。

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しかし、整動鍼の普及が真の目的ではありません。「整動鍼」は通過点に過ぎません。整動鍼の先にあるのは標準化です。標準化とは、鍼灸師なら身につけるべき共通の理論と方法です。今、ものすごく大きな話をしています。

もちろん、こんなことを言うと反発されるし、鍼灸師を整動鍼一つにまとめることは無理だろうと思っています。ですので、未来に標準化の箱を用意します。

整動鍼は、MEG(脳磁場)という方法で効果を測定しています。科学的に証明されたものから順番に整動鍼の殻を破っていきます。殻から出てきたものを標準化の箱に入れていきます。この作業を繰り返して行けば、誰も否定できない事実だけが箱に入っていきます。

こうした活動を積極的に表に出していくことで、鍼治療の標準化に興味を抱く若者が鍼灸の道に入ってきますし、外部との交流が盛んになります。科学的なデータほど、交換しやすいものはありません。


新しい学会を設立


今月(11月1日)、「一般社団法人 日本鍼治療標準化学会」を医師と一緒に立ち上げました。医師と協力することで鍼灸師だけでは難しいことに挑戦できるようになります。

重要なことは、整動協会と活動の目的が違うことです。

この学会では科学的な研究を軸にして、医療施設、研究施設、民間企業との連携を深めていきます。そうすることで、鍼灸の価値を普遍化していきます。また、対価と技術料の関係も明瞭になります。

標準化には客観性や公平性が大事です。最初は整動鍼から始めることになりますが、体勢が整ってきたら、どんな鍼灸師でも参加できるように体勢を変えて行きます。鍼灸業界全体を巻き込んでいきます。


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2018年11月06日

整動鍼のセミナーは2日間の合宿方式が主流です。

この方式を採用している理由は2つあります。

〜換颪ら鍼灸師が集まるので、一度にまとめて勉強できた方がよい
■影目の後に食べたり飲んだりしながら仲良くなりたい

特に△僚斗彑が高まってると思います。遊びだって仕事だって、誰かを巻き込んでいった方が楽しいですよね。

もちろん、強引なやり方は望んでいません。まずは、相手を知ることで次第に距離を縮めていきます。セミナー本番はどうしても、理論的、技術的なものばかりです。受講者が何を考えているのか、わかりません。

今日思ったのは、受講者の立場からも同じだということです。私が何を考えているのか、何を目指しているのか分からないそうです。一緒に食べたり飲んだりした時に話してくれました。

確かにそうかもしれませんね。ブログの更新回数は減り、勉強会のSNSは事務的な連絡事項が中心になっていました。

整動鍼セミナー基礎編


想いは言葉にしないと伝わりません。
そう改めて思いました。

ついつい、「分かってもらえているはず」と甘えてしまうんですね。もっと自分のことを書きます。反省はこれくらいにして、描いている未来について書きます。

整動協会の代表理事であり、活法ラボの代表取締役の立場もありますが、このブログでは個人的な立場から発信します。現状に対する不満を整理してから、未来に何を求めているのか語ろうと思います。


鍼灸師の職業観


鍼灸はアカデミック(学術的・学究的)であるべきだと、常々思っています。しかし、現実は宗教的か慰安的です。残念ながら、医療の仕事とは思えません。この状況を打破したいと思っています。

本来、鍼灸師は考える力がなければ成り立たない職業だと思っています。頭脳ワークがメインです。しかし、そうしたイメージと現実はかけ離れていると思います。

鍼灸師は「上手か、下手か」で済ませられるほど単純な職業ではありません。経験年数が多ければ上手というわけでもありません。患者さんの多い鍼灸院が腕が良いという証拠もありませんし、人柄と腕の関係も全くわかりません。

もし、鍼灸師の技量を(ドラゴンボールのスカウターのような機械で)数値化できたら、100倍以上の差があると思います。現実にはないので、誰にもわかりません。

目標としている技量があやふやだと言うのに、「勉強が大事だ」とか「練習が大事だ」とか言われながら、経験を何となく積んで職場や患者さんの対応に慣れていくのが鍼灸師の世界です。

自分の理想や正解を求めて独立開業する人も多いです。厳しい現実に阻まれ、食べていくことに必死で、理想や正解にたどり着けない人も多いです。実際、鍼灸師として残るのは一部です。

こんな状況でアカデミックになれるはずがありません。


鍼灸の地位を歪めているマッサージ


鍼灸師の職業観を歪めているのは、「鍼灸+マッサージ」という組み合わせです。街に出れば必ずマッサージ屋さんがあります。「未経験者歓迎」の求人に応募した人が、数時間から数日の研修を経て、お客さんの体を揉んでいます。

ここで賛否を議論するつもりはありません。ただ、こうしたお店と同業種になることは絶対に避けたいです。しかし、混同される構造になっています。

鍼灸の専門学校では、同時にマッサージ(あん摩・マッサージ・指圧)を学ぶことが多いからです。取得に3年かかる免許ですが、免許の有無は一般の人にはわからないと思います。区別できても、「マッサージ程度のことに免許が必要だろうか」と気にしない人が多数です。

マッサージにアカデミックなものを求めている人がどれほどいるでしょうか。マッサージに求めているのは上手さです。

医療的な鍼灸を目指すなら、あん摩マッサージ指圧師を取得することは、自己満足の域を出ません。場合によっては、アカデミックな世界を遠ざけてしまいます。

技術的にもマッサージを練習しても鍼灸は上手になりません。共通点を切り抜くことはできますが、そもそも種目が違うのです。「マッサージが上手くなれば鍼灸も上手くなる」という理屈でマッサージを担当し、修行という名目で終わりのない揉み業に従事している被害者もいます。

それならば、プライドを捨てて「整体師」を名乗る方が賢いです。

「整体師」は、免許もなければ定義もあやふやです。しかし、その言葉のパワーは絶大です。身体の構造や仕組みを理解している空気をまとっています。

鍼灸師よりアカデミックな職業かもしれません。「鍼灸は痛いところに鍼灸をして痛みをごまかすだけだけど、整体は身体のバランスを整えるので根本から治る」と勘違いしている方と何度も遭遇しています。

鍼灸に懐疑的な人は多いです。まだまだ鍼灸師は怪しい職業です。自分の職業が怪しいイメージであって気持ちが良いはずがありません。本来のアカデミックな世界をもっと知って欲しいです。鍼灸の可能性をしまい込んでいたらもったいないです。


つづく…鍼灸の対価を考える


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2018年10月09日

久しぶりに更新します。

ブログをお休みしていましたが、ゆっくり復活させようと思っています。休んでいた理由は、いくつかありますが、一言で言うと周辺環境を整えることに集中していました。

だいぶ空いたのでネタがありすぎて、何から書いてよいかわかりません。気負うと何も書けないので、今回は整動鍼について思い浮かぶまま書いてみます。

2013年に産声を上げた整動鍼。5年後の現在を想像できませんでした。年間60日以上をセミナーに費やしてますが、供給が足りず受付と同時に満席です。キャンセル待ちが普通になっています。9月から会費制となった整動協会の会員数は150名を超えました。



スペイン人の情熱


7月には今年2回目となるバルセロナ(スペイン)セミナーでした。言葉を壁は(通訳を通じて)超え、涙でフィナーレを飾るほど大成功でした。


整動鍼スペインセミナー(2018年7月)


でも、この成功談は迫力は思うように伝わりません。なぜなら「ラテンの血は熱いよね。」と国民性とか民族の話に着地してしまうのです。

スペイン人だからと言って、いつも感極まっていませんから。

現地で20年生活しているSawakoさん(通訳の日本人鍼灸師)によると「ふつうのことじゃない!」そうです。いくら情熱の国とはいえ、セミナーで涙を流す光景は見たことがないそうです。

受講者はスペインだけでなく、ポルトガルやペルーにまで広がっていました。整動鍼のおかげで世界の人たちと友達になれたのです。


整動鍼が世界から注目される理由


世界中にいろいろな鍼治療がある中で、なぜ整動鍼が注目されるのか。その中心にいる私が説明すると主観的になるでしょうが、それでもお伝えします。


整動鍼スペインセミナー(2018年7月)


一言でいうと「効果がその場でわかるから」です。整動鍼が生まれる前から大事にしてきたことです。実は、整動鍼でなくても、真っ当な鍼治療ならば、すぐに効果は出ています。それなのに、効果が実感できないのは、効果がどこに出ているかわからないからです。

バットでボールを打ったとします。当たったのはわかるけれど、ボールがどこに飛んでいったのかわからない状態。これが従来の鍼灸が抱えている問題です。整動鍼は、ボールを打つ時にボールの軌道と着地点が予想できます。だから、効果を正確にキャッチできます。

本来、ツボ一つ一つに対して効果の着地点があります。しかし、なぜか鍼灸の歴史の中でその詳細を示す文献がないのです。だったら作ってしまおう、と始めたのが整動鍼です。整動鍼の名前の由来は、客観的にわかりやすい「動きの変化」を効果の証拠としていることです。

こうした手順に従えば、100%予測可能な施術ができます。100%予測可能な点のみを整動鍼のツボと定めています。

誤解のないように補足しますと、100%治るという意味ではありません。クルマの運転でいえば、「ウインカーのレバーを上げたら毎回左のランプが点灯する」という操作系の話です。操作の結果を起きることを知っているから、クルマの運転ができます。これを教習レベルとするならば、現場(臨床)はレースをするサーキットです。

従来の鍼灸は、教習でボタンやレバーのルールを曖昧にされたまま、レースをしなければなりません。だからほとんどが脱落してしまいます。


脳科学に適したコンセプト


整動鍼は流派ではなくコンセプトです。

整動鍼の背景にある観点や考え方はすべての鍼灸師に関係します。ツボの正体を科学で分析するときにも役立ちます。

昨年から始まった脳磁図=MEG(Magnetoencephalography)を使った実験(北斗病院/北海道帯広市)では脳科学的に有益なデータが得られています。詳細の発表は論文の完成を待たなければなりません。

ちなみに、実験ではツボに鍼を1本して脳の変化を確かめています。ツボの一つ一つの効果の着地点がハッキリしているからできることです。

12月からは、熊谷(埼玉県)でも実験が始まる予定です。経験的に確かだと思うことに、科学的な裏付けを足していく作業です。鍼灸は段階的に科学で説明できるようになっていきます。熊谷での活動が始まったら報告します。

最終的な目的は、鍼灸理論を再構築し、感覚や経験の世界から解き放つことです。



ブログを休みながらもTwitterにはネタを足していました。
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2017年10月11日

■変化の年


今年は私にとって大きな節目となります。大きな出来事が続いています。スペインで講習してきたことも大きかったのですが、それよりも大きいのは活法研究会の変革です。

活法研究会は、2009年に橋本と共に立ち上げた活法の勉強会です。橋本を筆頭に、鍼灸師そして柔道整復師に活法を伝えてきました。私は副代表として影から活動を支えてきました。

そして、このたび活法研究会から橋本が卒業することになりました。

橋本代表の卒業



■活法が生んだ時間


活法と私を引き合わせてくれたのは橋本でした。今から9年前、2008年のことです。活法の技術と哲学の虜になってすぐに勉強会に参加。月2回東京に通う生活が始まりました。短期間で活法の技をシャワーのように浴びて、細胞まで染みこんでくるようでした。

そして、活法研究会の副代表として活法の普及と啓蒙に務めることを誓いました。そして今日までの8年間があります。文字にすると数行ですが、この数行には詰め込めないほどの思いがつまっています。

会の運営は手探りから始まりました。当然、失敗することも、空回りすることもしばしばでした。

私を動かしていたのは、活法を鍼灸師や柔整師に広めたい、という強い気持ちでした。ブログで感じている興奮を伝え出すと仲間が次第に増え、「活法」という言葉も少しずつ浸透していきました。

「見たことも受けたこともないけれど、そういうのを聞いたことがある」というくらいになったと思っています。

活法のことを考えている時は、いつも少年のような気持ちでいられました。代表の橋本も、副代表の私も、そして主任講師の秋澤も、みんな活法のことを話していると時間を忘れるのです。

活法研究会の講師



■整動鍼が生まれる


活法を始めてから、一人でコツコツとやっていたのが鍼灸への応用でした。活法で感じる爽快感を鍼灸でも味わいたいと思ったからです。そして、できたのが古武術鍼法であり、今でいうところの整動鍼です。活法から生まれた鍼灸なので、活法のDNAを受け継いでいます。

こうして、会にもう一つの柱ができたのです。橋本も理解し応援してくれて、一生懸命整動鍼をプッシュしてくれました。整動鍼の臨床力を証明したいという気持ちに、主任講師の秋澤が応えてくれ、品川に「はりきゅうルーム カポス」が生まれました。今から3年前のことです。

整動鍼の評価は私の想像を超えて行きました。期待に応えたかったので、整動鍼に専念する日々が始まりました。活法は橋本に頼ることに。とてもよい分業ができていたと思います。

ただ、柱がもう一つ出来たことで、最初の頃とはいろいろ違ってきたことも事実です。橋本の立場で見る活法、私の立場で見る活法は違ってきたと思います。それは言葉に出さずとも感じるもの。

整動鍼への期待が高まるにつれ、私の心は複雑になりました。原点を見失ってはいないかと。そんな私の心を知ってか、「整動鍼の勢いを大事にしてほしい」という橋本の言葉。その裏には、もちろん一抹の寂しさがあったのだと思います。

実際、整動鍼のセミナーに費やす時間が増えたため、活法を語る時間は半分になっていました。

整動鍼の臨床



■選択の時


苦渋の選択を迫られていることはお互いに感じ始めていました。

私にもどうすることもできない現状のまま、橋本の言葉に応える意味でも整動鍼の方にますます全力投球。整動鍼を担えるのは私しかいません。そして2つのことを同時に担えるほど、活法も整動鍼も軽いものではありません。

互いに決断しなければならない時期が迫ってきていました。

私が選んだ道は「鍼灸師のための活法」の追究でした。

橋本は、活法の継承を重んじて活法に専念する道を選びました。互いの生き方を尊重することが、会員さんに対しても誠実であると思ったからです。

8年間共にやってきたことは互いの財産です。この8年があるからこそ第2ステージに挑めるのです。


■一般社団法人 整動協会が生まれる


活法研究会は、株式会社活法ラボのセミナー事業として行って来ましたが、新設した整動協会に移しました。これからも活法研究会は整動協会の中で存続していきます。

もちろん、活法セミナーは存続します。私も講師を続けます。

これからは、名人のカリスマに頼ることなく、鍼灸師や柔道整復師に必要な活法を追求していきます。研究する組織として再スタートします。

橋本は、活法研究会を離れ、師から受け継いだ技を次世代につなぐ活動に専念します。

整動協会スマホ用サイト



■それぞれの道


別々の道を歩むことが決まった時、強い脱力感に襲われ、時間がゆっくりと流れました。

本当は書き切れないほどの汗と涙があります。活法と私をつなげてくれた橋本には感謝してもしきれない想いがあります。活法研究会を立ち上げた時の興奮は今でも体が覚えています。一生忘れられません。

9年もの間、私の理解者でいてくれたことが本当に嬉しいです。これからも理解者でいてくれると思います。私も橋本の理解者として生きていこうと思います。

不安になった時は、活法と出会った時の衝撃、そして活法研究会を立ち上げた時の興奮を思い出して乗り越えていきます。人生の別れではないので、こんなに大げさに考える必要はないのかもしれませんが、やっぱり一つの節目です。

個人的な関係はこれからも続くので、橋本の活動は個人的に応援していこうと思っています。



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