2005年03月30日
お茶の街 四日市
四日市中心街の玄関口である近鉄四日市駅を降りて
中央通りを西側へ少し進むと、上写真の看板に出会います。
「歓迎 ようこそ お茶の街四日市へ」
‥‥お茶の街?!工業のまちがお茶を作っているのか?
四日市に初めて訪れる方などはそう感じるかもしれません。
しかし、実は三重県は緑茶の栽培面積・生産量・生産額が
静岡県、鹿児島県についで全国3位と全国有数であり、
その中でも四日市が最大の生産地となっているのです。
四日市の最も西、鈴鹿山脈の麓に位置する水沢地区を車で走ると、
静岡に負けないほどに延々とお茶畑が拡がっています。

特に上質で香味のある高級茶である「かぶせ茶」は
水沢独特の製法から生まれ、生産量を見ると全国2位、
また全国茶品評会などで上位受賞の常連となるほどの品質を誇ります。
水沢のお茶の由来は平安中期、延喜年間(901〜22)に
唐からお寺を通じて紹介されたこととされており、
実に一千年以上も前からお茶の栽培が始まっていたのです。
この時のお茶の木は、水沢茶の原生林である
「冠山・茶の木原」(四日市史跡指定)として今も原木が残されています。
お茶は長い間高貴な身分のための奢侈品として出回り、
民に出回らないよう高い税金がかけられたために
一時はお茶の栽培が廃れたこともありましたが、
1849(嘉永2)年水沢・常願寺の住職中川教宏が再び栽培を始め、
やがて水沢の人たち自らが新しい土地を南部へ開墾して拡げていき、
宇治や甲賀の高名なお茶の主人を招いて
茶業の技術や生産量の向上が図られました。
それが現在の伊勢茶の原点となったのです。
今では「四日市市茶業振興センター」を拠点に
伊勢茶の品質のさらなる向上やPRのための活動を続けています。
またそこには日本最古の製茶の機械も展示されています。
さらに伊勢茶の栄養分を生かしたお菓子を
お菓子メーカーと共同タイアップして売り出すなど、
伊勢茶のフィールドはさらに拡がっています。
参考:伊勢茶ネット
静岡に負けないほどに延々とお茶畑が拡がっています。
特に上質で香味のある高級茶である「かぶせ茶」は
水沢独特の製法から生まれ、生産量を見ると全国2位、
また全国茶品評会などで上位受賞の常連となるほどの品質を誇ります。
水沢のお茶の由来は平安中期、延喜年間(901〜22)に
唐からお寺を通じて紹介されたこととされており、
実に一千年以上も前からお茶の栽培が始まっていたのです。
この時のお茶の木は、水沢茶の原生林である
「冠山・茶の木原」(四日市史跡指定)として今も原木が残されています。
お茶は長い間高貴な身分のための奢侈品として出回り、
民に出回らないよう高い税金がかけられたために
一時はお茶の栽培が廃れたこともありましたが、
1849(嘉永2)年水沢・常願寺の住職中川教宏が再び栽培を始め、
やがて水沢の人たち自らが新しい土地を南部へ開墾して拡げていき、
宇治や甲賀の高名なお茶の主人を招いて
茶業の技術や生産量の向上が図られました。
それが現在の伊勢茶の原点となったのです。
今では「四日市市茶業振興センター」を拠点に
伊勢茶の品質のさらなる向上やPRのための活動を続けています。
またそこには日本最古の製茶の機械も展示されています。
さらに伊勢茶の栄養分を生かしたお菓子を
お菓子メーカーと共同タイアップして売り出すなど、
伊勢茶のフィールドはさらに拡がっています。
参考:伊勢茶ネット
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この記事へのコメント
1. Posted by まなぞう 2005年03月31日 01:05
TBありがとうございます
私も三重県出身の人間なのですが
お茶の生産高3位ですか…
初めて知りました
お茶っ葉の情勢はよくわからないのですが
高く評価されている割にあまり聞かないのは
プロモーションが下手なんですかね?
ブランド価値が高まればうれしいんだけどなぁ
私も三重県出身の人間なのですが
お茶の生産高3位ですか…
初めて知りました
お茶っ葉の情勢はよくわからないのですが
高く評価されている割にあまり聞かないのは
プロモーションが下手なんですかね?
ブランド価値が高まればうれしいんだけどなぁ
2. Posted by 無頼庵 2005年03月31日 13:23
まなぞうさん、コメントありがとうございます。
三重県は工業、農業、観光ともに高いポテンシャルを持ちながら
ほとんど知られていない(地元民も含めて)というのは
とても残念であり、もったいないことだと思いますね。
「三重」や「四日市」という地名がブランド価値を持つように
自らその良さや問題点などありのままを発見し、
どんどん発信していこう、と私自身思うところです。
三重県は工業、農業、観光ともに高いポテンシャルを持ちながら
ほとんど知られていない(地元民も含めて)というのは
とても残念であり、もったいないことだと思いますね。
「三重」や「四日市」という地名がブランド価値を持つように
自らその良さや問題点などありのままを発見し、
どんどん発信していこう、と私自身思うところです。