2016年06月14日

春の連ドラあれこれ

 以前見たドラマで記憶に残っていた俳優たちが鮮やかな変貌を遂げて、新たなドラマを盛り上げている……そんな経験が最近多い。うれしい。
 4月スタートの『重版出来』で、どうにか連載を勝ち取るナイーブな若い漫画家を演じている永山絢斗は、「ごめんね青春」の錦戸のコミカルなライバルだったし、バイブス編集部のクールな編集部員、安田顕は、「問題の多いレストラン」のおかま役だったよなあ。『ゆとりですがなにか』のポン引き、マリブ役が、あの「誰も知らない」の柳楽優弥だったとは。『結婚できないんじゃなくてしないんです』の桜井君役の徳井は、そういえば映画『天国はまだ遠く』の民宿のおにいちゃんだった。今回も二枚目でいい味だしてるよなあ。去年のドラマだけど『ちかえもん』の万吉役、青木崇高は、「ちりとてちん」の草々兄さんだったんだなあ。そして、花魁役の優香と結婚でスポーツ紙をにぎわしているのも、妙に納得。
 テレビドラマに、こんな楽しみがあったとは。そんなドラマが全部6月いっぱいで最終回を迎える。ちょっとさびしい、豊作な春から夏でした。

yokoakari0104 at 20:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日々の滴り 

2016年06月09日

6月はピアノ三重奏

 武蔵野市民文化会館が建て直しに入っているため、今月は三鷹芸術文化センター、風のホールに足を運んだ。三鷹駅北口は再開発が急ピッチで、昔歩いた懐かしい路地はだんだん姿を消しつつある。大好きだった北海道ラーメン特一番もなくなっている。新しいビルができたら戻ってくるのかな
 04年で閉店した、わが燈書房の前を通る。いまはおしゃれな美容院となってがんばっている。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲演奏会の第一夜。演奏はトリオ・ワンダラー。3人の出会いはパリ音楽院とあるが、名前から推測すると、ドイツ人とフランス人だろうか。50代にさしかかったとおぼしき渋い男たちである。
 世界有数の室内アンサンブルの一つに数えられているとプログラムにあるとおり、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの息がぴったり合った、透き通るような美しい演奏だった。
 演目を記しておく。どれも初めて聞く曲ばかりだ。

ベートーベン作曲

 ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 「街のうた」Op.11 1797年作
 創作主題による14の変奏曲変ホ長調Op.  1792年作
 44 ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」Op.70、No.1  1808年作
後半 
 ピアノ三重奏曲(アレグレット)変ロ長調WoO39 1812年作
 ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1、No.2  1795年作
 ピアノ三重奏曲第6番変ホ長Op.70 No.2  1808年作

 あまり演奏されることのないという後半の3曲が私には印象深かった。
アンコールはハイドンの「ジプシートリオ」。こも初めての曲だが、すてきだった。
 終演後、何年ぶりかで旧知のN氏とばったり。駅前で一献傾けつつ、芭蕉の話に花が咲いた。

yokoakari0104 at 21:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日々の滴り 

2016年03月23日

夜のオアシス

 2月から3月にかけて3つのコンサートに足を運んだ。
 2月20日は上の文化会館のジャニーヌ・ヤンセンのヴァイオリンソロコンサート。急に先輩からチケットを恵まれ、前から3列めで美しいヴァイオリニストの心のこもった温かい演奏を堪能する。演目はブラームスのヴァオリンソナタ2番、バルトークのヴァイオリンソナタ2番、ルトスワフスキ―のスビト、そして最後はベートーベンのヴァイオリンソナタ10番。ピアノのおじさん、イタマール・ゴラン氏とのデュオも息がぴったり。まるで、最近DVDで見た映画「マイインターン」のロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイみたいな感じだった。アンコールは、クライスラーのウィーン小行進曲、ファリャのスペイン舞曲、クライスラーの愛のかなしみと3曲も弾いてくれた。アンコールもすばらしかった。
 3月7日は会員になっている武蔵野文化会館で弦楽四重奏を聞く。こちらはずいぶん前に予約したもの。ペーター・ブックとロータス・カルテットの演奏で、ベートーベンのヴァイオリンソナタ第9番クロイツェルとシューベルトの弦楽五重奏曲。ペーター・ブック氏のチェロが全体をそっと包み込んでいるような感じの演奏だった。ビオラの山崎智子さんもすてきだった。
 そして、3月20日はわが先生、橋口瑞恵さんの定例コンサート、題して「四弦に人生を乗せた人々」。ヒンデミットの無伴奏ヴァイオリンソナタ、クライスラーのレチタティーヴォとスケルツォ・カプリス、イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ第4番、前半の最後がシューベルトの魔王。これは先生の弾きおろし。歌でしか聞いたことがなかったので、ヴァイオリンの楽譜があるのだとびっくりした。魔王は今後レパートリーにしていきたいのでと、アンコールでも再度演奏するという力の入れようだった。後半はパガニーニの24のカプリスより10曲。例によってMCをまじえたエネルギッシュな演奏を堪能した。本当にいつも熱い先生である。
 クラシックには詳しくないけど、ライブのよさはわかる。初めての曲でも引きずり込まれてしまうのはライブの力である。2,3月はいそがしかったが、オアシスのような夜だった。

yokoakari0104 at 19:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)バイオリン 

七色の声

 明け方になると、必ず起すリラ。じっと聞き耳をたてると、実にいろいろな声音を使い分けていることがわかる。高音のミューミューという先触れがやがて、もしもし、という呼びかけになり、きっぱりとご飯を要求する声に変わり、やがて、なんで起きないんだとなじるような声になる。この七色の声を味わってから、しぶしぶ起きてちょっとだけ、朝飯前のカリカリをあげる。だいたい4時、5時であることが多い。そのまま起きるにはちょっと早いので、また布団に戻る。甘やかしたから悪いくせがついたんだ、という声が聞こえてきそうだが、私はこの七色の声を味わえる朝のひとときをひそかに楽しんでいる。
 早起きするだけあって、昼間は熟睡を決め込んでいるリラちゃんである。

yokoakari0104 at 18:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)時々のリラ 

2016年02月08日

もうじき5歳。

 時々のリラを再開する。2011年11月に我家にやってきたとき、リラ(♀)は生後7ヵ月だった。それで、誕生日は4月1日と決めている。
 キャットシェルターのお見合いの部屋で、60匹くらいいた中でいちばん剽軽な顔をしていたのがリラだった。いままで暮らしたことのない三毛であることも気に入った。
 最初の2日間こそ、いっさい食べ物を受け付けなかったが、警戒を解除してからは食欲は旺盛で病気もしない。元気でたくさん食べて走り回り、遊び疲れては眠りして、4年の歳月が流れた。膝に抱かれるのが好きではないのが残念なところだ。
 ときどき(年に数回)山の家にいっしょに連れて行く。最近はベランダから下に飛び降りて家の周りを探検する。遠くには行かないので安心してみていられる。
 基本的にマンション暮らしである。気候のいいときは5 リラベランダで寝転がったり日向ぼっこをする。蝶々や虫を捕まえていたぶったりしていることもある。リードをつけて散歩に連れ出そうと試みたこともあったが、いまではあきらめた。
 スーパーの袋でつくったボールが大好きで、夜ベッドに入っても咥えてきては頭の上にポトッと落とす。これには閉口であるが、止む無し。起き上ってボール投げにつきあうこともしばしばだ。
 自慢はジャンプ力。今までの猫のなかでは一番。物があふれんばかりに積まれた本棚の上や戸棚のちょっとしたすき間をみつけて、ふわっと飛び乗る。これにはほれぼれしてしまう。
 体重はなんとか5キロをキープしている。これ以上は太らせないのが、私の使命である。
 2月は先代のフーコ(キジオラ)と先先代のルイ(クロ)が去って行った月。リラとの日々を送りつつ、2匹に思いをはせる。

yokoakari0104 at 17:19|PermalinkComments(1)TrackBack(0)時々のリラ 

2015年12月09日

東九州ツアー その3(了)

  8月22日、8時過ぎにホテルを出発。阿蘇から西へ九州を横断して宇土市を抜け、いよいよイルカのいる天草半島へ入っていく。真っ青な海に目を奪われつつ、次々に出現する橋と島々に圧倒される。天草松島と呼ばれ、日本三大松島のひとつだそうだ。天草五橋のうちの天門橋、大矢野橋、中の橋、前島橋と4つの橋を渡って、前島で昼食。あまくさ海遊の里、パールセンターの前には、指先に小鳥を止まらせた、少年の天草四郎の銅像が夏空にすっくと立っている。屋上から海上に浮かぶドーナツ型の水族館、シードーナツが見える。名前がかわいい。四郎の小鳥と妙にマッチしている。5つ目の橋、松島橋を渡り、上島の二江港へ。いよいよイルカウオッチングである。
  ここで、橋について。5つの橋は国道266号にかかる。真珠の養殖が盛んなことから天草パールラインと名づけられ、「日本の道100選」に選ばれている。島づたいにかかる橋はすべてデザイン(?)がちがう。天門橋はトラス橋、大矢野橋はランガートラス橋、中の橋と前島橋はPC橋、
最後に渡った松島橋はパイプアーチ橋。前島橋が全長約510メートルと一番長い。それぞれの工法については、橋に詳しい父にいずれ聞いてみよう。
  二江港から、2班に分かれて乗船する。ライフジャケットを装着して船上へ。船頭さんは若者。目付け役のようなおじさんがイルカのことをいろいろと教えてくれる。ここのイルカは、マグロのように回遊してやってきたのではなくて、昔からこの湾に定住しているとのこと。この夏に生まれたイルカがお母さんと一緒に泳いでるのが見られるかもしれんよと言われ、一同色めき立つ。昔はイルカウオッチングなんかなかっただろうから、たぶん、イルカ漁もしたのだろうな。いまは、イルカにも人間にもいい時代であると思う。
 1508  天草のいるか 湾内にはウオッチングの船が何艘も出ている。イルカが息継ぎで水面に出てくると、どこにいるかがわかる。それをめがけて一斉に船が猛スピードで追いかける。「ああ、あそこだ……」「えぇッ、どこどこどこ?」と、船上の人々は大興奮状態。私も船首に移動して、人々をかきわけ、最先端に陣取る。イルカの群れがワッと水面に上がっては見えなくなる。早く、早く追いついて、と手に汗を握る。各船の船頭さんたちはお互いに様子を見ながら、自分の船をトップにしたり、ちょっと遅らせたりして、私たちの興奮をうまいこと煽る。船がスピードを上げる。まるでイルカといっしょに泳いでいるような気持ちだ。湾と外海の境界ギリギリまで追いかける。イルカにのった少年っていう歌もあったなあ。少年の気持ちが、いまならわかる。約1時間があっという間に過ぎ、名残り惜しいままに船を下りる。大満足のイルカウォッチングだった。
  バスで鬼池港に行き、バスごとフェリーで対岸の口之津へ運ばれる。バスごとといってもバスはバス、人は人で別々。約30分の乗船で長崎県へ上陸。雲が出て、雲仙岳は残念ながら見えなかった。
その後は案内された土産物屋でカステラを買って田舎に送り、一路博多駅へ。長崎は残念ながら通り過ぎるのみだったが、この旅程ではやむなし。20時の新幹線で新大阪に着いたのが22時半。シクスティーズの二人にはなかなかハードな一泊旅行だったが、めいっぱい楽しんだ。ツアーも悪くないでしょ、と銀髪の友がにっこり笑った。


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2015年09月19日

東九州ツアー、その2

 8月21日、5時45分箕面発の電車で新大阪へ。こうしたツアーに参加するのは初めてだ。添乗員さんが旗を持って立つ集合場所にぞくぞく参加者が集まってくる。総勢43名で7時12分の新幹線に乗り込む。9時24分小倉着。バスに乗り換えて、東九州自動車道で一路、湯布院へ。

 湯布院は昔は文人墨客の隠れ湯的なひなびたところだったのだろうが、映画祭で一躍有名になったからだろう、メインストリートにはおしゃれなお店がずらりと並び、旧軽銀座や鎌倉の小町通みたいな雰囲気である。温泉町につきものの歓楽街はなく、「東の軽井沢、西の湯布院」と言われているらしい。ランチはできたての自然食レストランでカレーにする。ビールがないのが残念。
金鱗湖 町の奥まったところにある金鱗湖を目指して散策開始。でも、通りにはセンスのいいかわいいものを並べたお店がいっぱいで、なかなかたどり着かない。途中、道をそれて民芸村を見学する。その昔、社員旅行で立ち寄ったことを思いだした。紙漉きや陶芸の体験もできるようになっているが、すっかり古びて、昔に比べるとずいぶん寂しい感じだった。古いオルガンが階段の踊り場にポツンと置かれていた。
 金鱗湖は深い緑に囲まれいかにも避暑地の湖といった雰囲気だった。JR湯布院駅を見てから戻ろうと話していたのだが、どういうわけか道を間違えてどんどん山のほうに行ってしまう。やっとの思いで街に戻る。あやうくバスに置いて行かれるところだった。

 空は晴れ渡り、入道雲がすばらしい。瀬の本高原で阿蘇の山並みを一望し、バスは草千里を縫って山並み寢釈迦ハイウェイを走り抜けていく。と、シザーハンズ風のトピアリーがずらりと並ぶ一角が現れた。どこかで見たことがあるぞ。そうだ、クレア9月号の村上春樹のエッセイ「熊本旅行記」で写真とともに紹介されていたところだ。同じ道を通るのも偶然だなあ。バスは次第に広大な阿蘇山のカルデラの底へと降りていく。
 今夜の宿泊地、内牧温泉に到着する。ずいぶん遠くまで来たなあ。

 ところで、このツアーの目玉は「阿蘇で熱気球体験」と「天草でイルカウォッチング」である。明日は5時起きで気球だぞと期待したが、風が強いという予報のため、残念ながらあっさり中止となってしまう。ムム、残念。こうなったら、イルカに賭けるしかない。みんな、そんなにガッカリしたふうもなく各自の部屋へ。
 源泉かけ流しのお風呂につかりながら、暮れなずむ阿蘇五岳、通称、寝釈迦を眺める。ほんとうに釈迦が横たわっているみたい。ここは阿蘇の温泉の中で一番高いところにあるお湯だそうだ。
 夕飯でやっとビールにありつく。 乾杯!! 活火山とはいえ、まさか9月に噴火するとは夢にも思わず、のんびり夕飯に舌鼓を打ったのだった。(この項つづく)


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2015年09月08日

晩夏の箕面〜東九州ツアーその1

 退職して9カ月、心身ともにのんびりしていたところ、急遽7月から雑誌の責了の9月初めまで古巣へ助っ人に行くことになった。週3回くらいのペースで足かけ3ヵ月が過ぎ、残すところあとわずかである。再び会社に顔を出すのが最初は少し面はゆかったが、のんびりしすぎた感のある暮らしに、ほどよいリズムが戻ってきて感謝している。多少は役に立てているだろうか。

 仕事の間隙をぬって、8月後半、以前から計画していた「九州・熱気球とイルカウォッチング」ツアーに参加した。大阪発着で、湯布院から天草まで駆け抜ける一泊二日の超過密&激安ツアーを発見したのは大阪に住む学生時代からの友人である。彼女は吹田市から箕面市にひっこしたばかりで、今回のツアーは箕面市の彼女の新居訪問も兼ねている。
150820_箕面の滝 行ってみるまで箕面が滝の名所とはまったく知らなかった。彼女の住いは駅に近い山寄りのマンションで、「夕飯前に裏の滝まで散歩に行ってみようか」という軽い提案にのって出かけてみることにした。
 駅前から滝への上り坂が始まる。滝がご神体とすれば参道というのだろうか、参道の両側に「もみじのてんぷら」のお店がつづく。滝とともに紅葉もすばらしく、紅葉のはっぱのてんぷらが名物なのだそうだ。夕方だったので、買いそびれて滝をめざす。
 軽い提案のわりにはかなり遠かった。40分くらいかかったと思う。しかし、行ってよかった。前日の雨のせいで滝
の水量がすごく増えていて、滝しぶきがそこいらじゅうに、まるでテレビで見たナイアガラの滝のように降り注いでいるではないか。見晴台の端っこまで行って、滝しぶきをたっぷり浴びる。滝のパワーが体中にみなぎるようだ。しっとりと湿った体で下界に戻る。
 麓の大規模温泉施設、箕面温泉で汗を流し、箕面バルで箕面ビールと北摂ワインで旅立ちの前祝い。箕面は実に懐の深い、おもしろい街である。明日は早いので、ビールとワインは控えめにしておいた。(この項つづく)


yokoakari0104 at 19:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日々の滴り 

2015年05月18日

晩春の安曇野行 その2

 翌朝は5時起きして、裏を流れる万水川に沿った遊歩道を1時間ほど散歩する。ここはNHKの朝の連ドラ「おひさま」にしばしば登場した道らしい。全員、若かりしころとはちがい、朝に強くなっていることに苦笑しつつ、早朝ならではの美しい北アルプス、万水川のほとりの新緑、名水百選に選ばれている「わさび田湧水群」を満喫する。
150427_わさび田 北アルプスを一望する食堂で朝食後、チェックアウトし、歩いて5分の大王わさび農場へ向かう。緑が目に痛い。わさび畑に引き込まれた清冽な湧水がキラキラと輝いている。満開の八重桜がはるかに雪を頂いて輝く北アルプスによく似合っている。それにしても見学者はアジア系外国人が圧倒的で驚く。異国語がとびかい、私たちのほうが外国に来ているような気分にさせられる。
 Sちゃんの提案でカヌー体験に挑戦する。救命ベストをつけて万水川に浮ぶゴムボートに乗り込み、指導員の号令のもと、全員で息を合せて必死でオールを漕ぐ。途中で手を休め、ボートにまたがって足を流れに浸す。冷
DSCN0609かったが、気持ちよかった。
 ゴホーデンに預けた荷物を引き取り、歩いて穂高駅をめざす。すばらしいお天気で、水を張った田んぼに美しい山並みが映りこんでいる。「こんなに北アルプスがくっきり鮮やかに見えるのは私も初めて」とJちゃんがため息を漏らしている。30分ほど歩いて駅に到着。計画では今日は安曇野をサイクリングで回る予定だったが、あまりに暑いので急遽松本城を見に行くことにする。松本までは30分と意外に近い。松本城を見るだけなら十分時間がとれる。
 松本駅前でそばを食べ、一路松本城へ。美しい城の姿を眺めてから天守閣の急な階段をよじのぼり、最上階へたどり着いた。涼しい風が吹き抜ける。北アルプスがここからもよく見えた。松本城の前で記念撮影し、松本駅へ引き返す。駅の電光温度計がなんと32℃を指している。
 穂高町に戻り、高速バスの時間まで穂高神社に参拝し、近くの池田屋餅店で休憩。もうすぐ店じまいだからと、お茶と野沢菜と揚げ餅をサービス価格で出してくれる。これがおいしかった。
 高速バスの中で日が暮れていく。7時半、私は日野で一足お先に下車。充実した安曇野ツアーだった。(終わり)


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2015年05月16日

晩春の安曇野行 その1

 連休で混雑する前にと、4月26,27日安曇野に出かけた。女4人旅である。40年近く働いた会社で最初に携わったのがペン習字の通信講座の教材づくりだった。1年後に通信講座がスタートし、そのまま事務局で会員管理にあたったが、その事務局で数年間いっしょに仕事をした、年下のもと同僚3人が旅の道連れである。
  数年に1度のペースで会って飲んではいたものの、私の退職を機に集まった暮れの飲み会で、急遽安曇野行が浮上した。若かった彼女たちももうじき還暦……出会ったころはみんな20代だったなあと、自分のことはさておき、感無量である。いっしょに旅するのは社員旅行以来だが、安曇野にほれこんで何度か訪れているJちゃんがすっかり旅程を組んでくれた。
 8時に新宿を出発して、高速バスで一路、穂高町へ。座席に座ってまずは缶ビールで乾杯。昔の社員旅行も、そういえば、バスに乗ったらすぐビールだったっけ。12時前に穂高駅に到着する。駅前から高原周遊バスで「安曇野ちひろ美術館」を目指す。練馬にある岩崎ちひろ美術館には何度か足を運んだことがあるが、ここは初めてである。北アルプスをのぞみ広々と視界のひらけたまさに安曇野!という場所に建っていた。
150427_北アルプス 「図書館と美術館の中間のような空間」というコンセプトでつくられたとあるが、木をふんだんに使った素敵な雰囲気で、安曇野にぴったりの美術館である。絵を見学するもよし、中庭におかれた長椅子で寝転ぶもよし。ちひろの絵の世界を堪能したあと、レストランで昼食。芝生の庭でおやきをつまみにビールで乾杯。安曇野の春にとけていきそうだった。
  宿泊もJちゃんの御用達。ゴホーデンという大きな山小屋タイプの民宿で、彼女は何度も一人で泊ったことがあるという。大王わさび農場へ歩いて5分という地の利のよさにびっくり。北アルプスがよく見えるお風呂で汗を流し、食事は家庭的なメニューの並ぶバイキング。昼間はかなり暑かったのに、冷えてきた。食堂では大きな石油ストーブが燃えている。もちろん、ビールで乾杯する。私とKちゃんは日本酒の熱燗。ビール好きのSちゃんはビールを追加している。昔の社員旅行のさまざまな武勇伝に花が咲いた。(この項つづく)


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