虫への恐怖心が年々強くなってきました（Noraさん）

【お答え】
Noraさん、はじめまして。
疑問・質問へのメールありがとうございます。

年々虫への恐怖心が強くなられて、今では少し異常だと言われるくらいでお悩みのご様子。お辛いですね。心中お察しいたします。確かに、虫って嫌ですよねえ。当方も先日、洗濯物を取り入れようとしたら、そこに“かなぶん”がついていて、うちの中で飛び回ったので、キャーって叫んだら、家族に冷たい目で見られてしまったばかりです。“かなぶん”が家の外にでるまでは、ドキドキして、他の事が手につきませんでした。

Noraさんがおいくつなのかは文面からは図りかねますが、子供の頃から虫が苦手だったのでしょうか？子供の頃は平気で虫に触れても、大人になると見た目のリアルさや、足の動き方などで、気持ち悪いものと感じてしまう人も多く、苦手になってしまう人も多いですよね。かくいう当方も大人になってから虫が苦手になりました。子供の頃は虫取りが大好きだったんですけどね。いまでは、素手で掴むなんてもっての他でございます。

ただ、メールを読ませていただくと、Noraさんの場合は一般的な虫が苦手ということより、虫に対して恐怖を感じているご様子なのが気になります。以前虫を怖いと感じた時に、セットで何か思い出したくないような体験をされているとも考えられませんか。

例えば、子供のころ家に一人で居たとき、虫が入ってきて怖い思いをした。暗い夜道を一人で歩いているとき虫が飛んできて嫌な思いをしたなど。

こういった体験により、そのときに感じた寂しさや孤独感といった感情が虫を見ると呼び起こされてしまって、それが恐怖心に結びついているのかもしれません。Nora さんの心の奥底には“虫＝恐怖”といった図式ではなく、＝の所に何らかの感情が閉じ込めれられているのではないかとも想像できます。

その閉じ込められている感情を思い出し、その時の感情を癒してあげることが、虫への恐怖心を和らげる手立てになってくる場合もあると思います。

ただ、そういった体験が全く思い浮かばない場合は、もっと心の奥深いところに恐怖の原因が隠れている場合もあるかもしれません。

例えば、Noraさんの中には、ご自分で気付いていらっしゃらないかもしれませんが、虫とは別に、何か苦手なもの、怖いものがあって、虫を異常に怖がることにより、ご自分にとって苦手なもの、怖いものの事を考えずに済むように、無意識のうちにご自身の身を守ろうとする防御本能が働いていることもあるかもしれませんね。

また、Noraさんは、大人になっても虫が苦手、恐怖ということを気にして、こちらに相談されていらっしゃいます。大人が虫を怖がるのは、さほど珍しいことではないですが、Noraさんは、“大人が虫を怖がるのは恥ずかしい、怖がってはいけない。”という思いがおありなのかもしれませんね。真面目で様々なことに対して、きちんとしなければならないという性質をお持ちではないかとも思われます。

ご質問の中で“少し異常だと言われるくらいで、悩んでいる。”とありますが、言った方は軽い気持ちだったことでも、Noraさんが真面目できちんとしなければと思う気持ちが強い方だとすると、その言葉に敏感に反応してしまって、余計に虫を怖がることはおかしい事だと、ご自分を責めていらっしゃるようにも感じられます。そうであるとすると本当にお辛いですね。

虫が怖いという気持ちを、素直にご家族やお友達に話してみると、同じように感じている人も案外多く、同調してもらえたり、辛いという気持ちを聞いてもらうだけで、気持ちが少し楽になることもあるかもしれません。

身近な人に話し辛いのであれば、専門家に相談されることも有効だと思います。話していくうちに、なぜ虫に対してそんなに恐怖心が沸くのかという理由が見えてくることも期待できると思います。

あるいは、Noraさんは今、身近な人達（親御さんやお友達）との関係でお悩みのことはありませんか。身近な人達に言いたいことが言えていますか。御自分では気づかないうちに、身近な人達との良好ではない関係性を、虫に対する感情に例えてこちらに相談されているのかとも感じました。

当方では、カウンセリングで、心に溜まっている思いや感情を吐き出して心を軽くして頂くことや、それによって頭の中を整理して頂き、催眠療法では意識できていない部分（９割以上ある潜在意識）へ働きかけ、意識していない緊張や不安から力が入って一杯一杯になった状態を緩ませていくことで、本来の自分の感覚、感情、感触などを取り戻しやすくし、本来の自然な状態に戻していくお手伝いをしております。

また、１時間の無料カウンセリングも行っています。Noraさんのお辛い状況、心の負担が少しでも軽くなるようお手伝いさせていただけたらと思っておりますので、お電話での御予約お待ちしております。