近い距離が投げられません!!!(ケンさん)
相談内容
【相談内容】
昨年から近い距離が投げれなくなってしまいました。
遠い距離はまだ投げられるのですが、どうしても近い距離が投げれません。
どうしたら、近い距離を投げれて、野球を楽しめますか?
今、高校三年生で捕手です。
昨年から近い距離が投げれなくなってしまいました。
遠い距離はまだ投げられるのですが、どうしても近い距離が投げれません。
どうしたら、近い距離を投げれて、野球を楽しめますか?
今、高校三年生で捕手です。
お答え
【お答え】
はじめまして。
メール拝見させて頂きました。
昨年から、近い距離が投げれなくなってしまったとのこと。
野球という競技・ルールやその特性上、「近い距離が投げれない」という事はとても
辛いですね。“ケンさん”は、文面にもございますように、「心から野球を楽しんでやりたい」と思っているのに、近い距離が投げられないことで、そのことが気にかかり以前のように楽しんで野球ができなく苦しんでおられることが伝わってまいります。心中お察しいたします。
さて、近い距離が投げられなくなったとのこと。何かご自身で考えられるきっかけはございますでしょうか?詳しいお話しをお伺いしないと分かりかねますが、何かのきっかけにより気持ちの変化があったのではないでしょうか?
人間は、何かのきっかけ(失敗等)により、本来心(感情)で感じている「こうしたい」という思いを、頭(思考)で「こうしなければならない」と押さえつけてしまうことがあります。こうなると、心(感情)と頭(思考)に葛藤(ギャップ)が生じ、それがやがて溜まってくると、心と身体がいっぱいいっぱいになり、溢れ出たものが症状として現れてくることがございます。これがイップス症状です。
捕手をやられているとのことで、恐らく「投手への返球」や「塁間への送球」などで、以前のように思うように投げることが出来ず、「何とかしなければ」と頭(思考)で考え、本当はご自身の心(感情)で感じていることとの葛藤が生じておられるのではないでしょうか?
又、現在高校3年生とのことで、高校生活最後のシーズンということもあり、それも“ケンさん”を焦らせ、いっぱいいっぱいにしている要因の一つかもしれません。
助言をさせて頂くこととすれば、まずはこのことを“ケンさん”の廻りの方にご相談はされましたでしょうか?ご両親でも友人でも良いかと思いますが、まずはご自身に近いどなたかに悩みを打ち明けることも克服の第一歩かと思います。物事にはそれぞれ意味があり、「近い距離が投げられない」という事は、“ケンさんの”近い方に、「言いたいことが言えない」状態で、心が苦しんでしまっていることもあります。それが溜まり、サインとなり症状に表れてしまっているのかもしれません。
悩みは、「隠す」ものではなく、「打ち明ける」ものです。まずは、ぜひ“ケンさん”に近い方に思い切って打ち明けることを始めてみてはいかがでしょうか。
そうしたことを踏まえ、イップス克服の第一歩は「受け容れる」ことにあると思います。
頭(思考)で考えてもどうにもならないことから、一度症状を受け容れ、ご自身の心と向き合い、「本当はどうしたいのか」という心の声を感じてみてください。今はまず、このようになっている「自分も自分」であることを受け容れ、ご自身を責めないでくださいね。“ケンさん”が、本当に野球が大好きで、野球と真剣に向き合っているからこそ起こりうることだとも思いますので。
最後に、イップスは「治す」ものではなく「克服」するものです。また、必ず克服できるものです。
克服するのはご自身ですが、方法はございますので安心してください。諦めないでくださいね。
はじめまして。
メール拝見させて頂きました。
昨年から、近い距離が投げれなくなってしまったとのこと。
野球という競技・ルールやその特性上、「近い距離が投げれない」という事はとても
辛いですね。“ケンさん”は、文面にもございますように、「心から野球を楽しんでやりたい」と思っているのに、近い距離が投げられないことで、そのことが気にかかり以前のように楽しんで野球ができなく苦しんでおられることが伝わってまいります。心中お察しいたします。
さて、近い距離が投げられなくなったとのこと。何かご自身で考えられるきっかけはございますでしょうか?詳しいお話しをお伺いしないと分かりかねますが、何かのきっかけにより気持ちの変化があったのではないでしょうか?
人間は、何かのきっかけ(失敗等)により、本来心(感情)で感じている「こうしたい」という思いを、頭(思考)で「こうしなければならない」と押さえつけてしまうことがあります。こうなると、心(感情)と頭(思考)に葛藤(ギャップ)が生じ、それがやがて溜まってくると、心と身体がいっぱいいっぱいになり、溢れ出たものが症状として現れてくることがございます。これがイップス症状です。
捕手をやられているとのことで、恐らく「投手への返球」や「塁間への送球」などで、以前のように思うように投げることが出来ず、「何とかしなければ」と頭(思考)で考え、本当はご自身の心(感情)で感じていることとの葛藤が生じておられるのではないでしょうか?
又、現在高校3年生とのことで、高校生活最後のシーズンということもあり、それも“ケンさん”を焦らせ、いっぱいいっぱいにしている要因の一つかもしれません。
助言をさせて頂くこととすれば、まずはこのことを“ケンさん”の廻りの方にご相談はされましたでしょうか?ご両親でも友人でも良いかと思いますが、まずはご自身に近いどなたかに悩みを打ち明けることも克服の第一歩かと思います。物事にはそれぞれ意味があり、「近い距離が投げられない」という事は、“ケンさんの”近い方に、「言いたいことが言えない」状態で、心が苦しんでしまっていることもあります。それが溜まり、サインとなり症状に表れてしまっているのかもしれません。
悩みは、「隠す」ものではなく、「打ち明ける」ものです。まずは、ぜひ“ケンさん”に近い方に思い切って打ち明けることを始めてみてはいかがでしょうか。
そうしたことを踏まえ、イップス克服の第一歩は「受け容れる」ことにあると思います。
頭(思考)で考えてもどうにもならないことから、一度症状を受け容れ、ご自身の心と向き合い、「本当はどうしたいのか」という心の声を感じてみてください。今はまず、このようになっている「自分も自分」であることを受け容れ、ご自身を責めないでくださいね。“ケンさん”が、本当に野球が大好きで、野球と真剣に向き合っているからこそ起こりうることだとも思いますので。
最後に、イップスは「治す」ものではなく「克服」するものです。また、必ず克服できるものです。
克服するのはご自身ですが、方法はございますので安心してください。諦めないでくださいね。
2014年03月16日掲載 | このページの先頭へ
この記事へのトラックバックURL
只今大変多数の疑問質問をお寄せいただいており、回答にお時間が掛かっております。
お急ぎの方は、初回相談は一時間無料となっておりますので、直接当所までお越し頂きますよう、よろしくお願いします。
ひとりで悩んでいませんか?悩んでいてもなかなかよい解決方法はは見つからないものです。少しだけ勇気を出して、専門家とお話しすることから始めてみませんか?