投げ方がわからなくなった(Tさん)
【相談内容】
お世話になります。ソフトボールの指導者をしております。
先日、ピッチャーの母親から連絡がありました。以下のような感じです。
子どもが投げ方がわからない。トップからリリース以降に力が入らない。
バッターが立つと特にダメだということです。
このような場合、イップスでしょうか?もしイップスならばどうすればよいでしょうか?確かに、ボールが先行すると私自身は嫌な顔や態度をするかもしれません。また、練習中の投球と試合の投球が全然違います。
試合になるとボールがおじぎし、ストライクを取りにいっているのがわかります。昔はベンチのカウントボードもよく気にしていまし た。このような状態ですが、ご回答頂ければ幸いです。
お世話になります。ソフトボールの指導者をしております。
先日、ピッチャーの母親から連絡がありました。以下のような感じです。
子どもが投げ方がわからない。トップからリリース以降に力が入らない。
バッターが立つと特にダメだということです。
このような場合、イップスでしょうか?もしイップスならばどうすればよいでしょうか?確かに、ボールが先行すると私自身は嫌な顔や態度をするかもしれません。また、練習中の投球と試合の投球が全然違います。
試合になるとボールがおじぎし、ストライクを取りにいっているのがわかります。昔はベンチのカウントボードもよく気にしていまし た。このような状態ですが、ご回答頂ければ幸いです。
【お答え】
“T”さん、こんにちは。
疑問質問のメールを頂きありがとうござい
ます。
ご連絡が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。内容拝読いたしました。
指導されているチームのピッチャーが投げ方がわからなくなったとのことで、ご本人、そして“T”さんの不安に思う気持ちが伝わってまいります。練習では良いのに、試合になるとボールがいかない・バッターが立つと特にダメとなると困ってしまいますよね。
このような状態が続くと、本来楽しんでプレーしていたソフトボールも、楽しくプレー
できないのではないで しょうか?そんな中でも、指導者として「なんとか力になってあげたい」というTさんの思いが文面より感じられます。心中お察しいたします。
さて、「イップスでしょうか?」とありますが、イップスは、外部からのプレッシャーや、
自分自身が創り出してしまうプレッシャー、環境の変化などで誰でも起こりうる可能性がある症状がイップスです。本件の場合文面のみでは判断しかねますが、ご相談のピッチャーさんは何らかのプレッシャーを感じていることはないでしょうか?
また、練習では投げられるのに、試合になると投げられない…この事からも、練習では感じていない、試合の中での普段とは異なる プレッシャーを感じているように思えます。
詳しくお伺いしてみないことには解りかねますが、例えば、暴投をしてしまうなどうまくいかなかった時に、相手チームや味方の言葉などがプレッシャーに感じてしまい、そうした経験から「上手く投げなきゃいけない」とか「失敗したらどうしよう」と考え、その結果緊張して身体を硬直させてしまっているのかもしれないと感じましたがいかがでしょうか?
そうした思いが次第に習慣となり、「〜○○しなければならない」という思考が、ご自身を無意識のうちに身体を緊張させ、長い期間心と身体が緊張状態でいっぱいいっぱいな状態となってしまっているのかもしれませんね。
また、上記のように思い当たることは無いという場合においても、なにかご本人が気付かない無意識のなかで我慢してしまっていることもあるかもしれません。
「ボールが先行すると嫌な顔や態度をするかもしれない」とありますが、もしかすると、そのこともピッチャーさんにとって「期待に応えなきゃいけない」と無意識にプレッシャーとなってしまっているのかもしれませんね。思いの強い選手には、よく見られる傾向の1つです。
指導者の立場として、「良くなってほしい」という思いや期待感から、こうした感情が出てくることは自然なことと思います。また、ピッチャーさんのそれに[応えなきゃいけない」という思いもまた、自然なことと感じますし、悪くないことと思いますが、いまはカウントボードも気になってしまうなど、ご本人が余裕のない状態であり、焦りも感じているのかもしれません。ちゃんと投げなきゃいけないと、思えば思うほど、脳のしくみとして「ちゃんとできない自分」をイメージしてしまうものです。(努力逆転の法則といいます)
「どうしたら良いでしょうか?」とのことですが、いまは少し心と身体を休めることも1つの方法かと思われます。
現状の苦しさから、どうしても焦ってしまわれたり、思うように投げられない苛立ちもあると思いますが、心に余裕を持つために も、いまは少しお休みをして、ソフトボール以外のことにも目を向けてみて、リラックスすることも良いかと思います。
そうして少しずつでも余裕を取り戻すことにより、今のご自身を「受け容れる」ことに繋がってまいります。受け容れることにより、「どうしていきたいか」など本来のご自身の心の声を感じることができ、自分自身を楽にし、緊張を緩めることで克服に繋がっていくと思いますよ。「このような状態の自分も、自分自身だ」と、向き合えると良いですね。
また、“T”さんとしましても、まずはお話をじっくりと聞いてあげることも良いかと思います。悩みを打ち明けることにより、心が軽くなること もありますので、可能な範囲で
聞いてあげることも良いかもしれませんね。
とは言いましても、相談がしにくいケースもあるかと思いますので、そのような場合は、当所のような専門機関でご相談されることも、方法の1つかと思います。
当所におきましては、初回は1時間の無料相談や、いっぱいいっぱいになった無意識の領域を楽にする、スポーツ催眠療法も行っております。イップスを乗り越えるためのお手伝いが出来ますので、お気軽にご連絡いただければと思います。
“T”さん、こんにちは。
疑問質問のメールを頂きありがとうござい
ます。
ご連絡が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。内容拝読いたしました。
指導されているチームのピッチャーが投げ方がわからなくなったとのことで、ご本人、そして“T”さんの不安に思う気持ちが伝わってまいります。練習では良いのに、試合になるとボールがいかない・バッターが立つと特にダメとなると困ってしまいますよね。
このような状態が続くと、本来楽しんでプレーしていたソフトボールも、楽しくプレー
できないのではないで しょうか?そんな中でも、指導者として「なんとか力になってあげたい」というTさんの思いが文面より感じられます。心中お察しいたします。
さて、「イップスでしょうか?」とありますが、イップスは、外部からのプレッシャーや、
自分自身が創り出してしまうプレッシャー、環境の変化などで誰でも起こりうる可能性がある症状がイップスです。本件の場合文面のみでは判断しかねますが、ご相談のピッチャーさんは何らかのプレッシャーを感じていることはないでしょうか?
また、練習では投げられるのに、試合になると投げられない…この事からも、練習では感じていない、試合の中での普段とは異なる プレッシャーを感じているように思えます。
詳しくお伺いしてみないことには解りかねますが、例えば、暴投をしてしまうなどうまくいかなかった時に、相手チームや味方の言葉などがプレッシャーに感じてしまい、そうした経験から「上手く投げなきゃいけない」とか「失敗したらどうしよう」と考え、その結果緊張して身体を硬直させてしまっているのかもしれないと感じましたがいかがでしょうか?
そうした思いが次第に習慣となり、「〜○○しなければならない」という思考が、ご自身を無意識のうちに身体を緊張させ、長い期間心と身体が緊張状態でいっぱいいっぱいな状態となってしまっているのかもしれませんね。
また、上記のように思い当たることは無いという場合においても、なにかご本人が気付かない無意識のなかで我慢してしまっていることもあるかもしれません。
「ボールが先行すると嫌な顔や態度をするかもしれない」とありますが、もしかすると、そのこともピッチャーさんにとって「期待に応えなきゃいけない」と無意識にプレッシャーとなってしまっているのかもしれませんね。思いの強い選手には、よく見られる傾向の1つです。
指導者の立場として、「良くなってほしい」という思いや期待感から、こうした感情が出てくることは自然なことと思います。また、ピッチャーさんのそれに[応えなきゃいけない」という思いもまた、自然なことと感じますし、悪くないことと思いますが、いまはカウントボードも気になってしまうなど、ご本人が余裕のない状態であり、焦りも感じているのかもしれません。ちゃんと投げなきゃいけないと、思えば思うほど、脳のしくみとして「ちゃんとできない自分」をイメージしてしまうものです。(努力逆転の法則といいます)
「どうしたら良いでしょうか?」とのことですが、いまは少し心と身体を休めることも1つの方法かと思われます。
現状の苦しさから、どうしても焦ってしまわれたり、思うように投げられない苛立ちもあると思いますが、心に余裕を持つために も、いまは少しお休みをして、ソフトボール以外のことにも目を向けてみて、リラックスすることも良いかと思います。
そうして少しずつでも余裕を取り戻すことにより、今のご自身を「受け容れる」ことに繋がってまいります。受け容れることにより、「どうしていきたいか」など本来のご自身の心の声を感じることができ、自分自身を楽にし、緊張を緩めることで克服に繋がっていくと思いますよ。「このような状態の自分も、自分自身だ」と、向き合えると良いですね。
また、“T”さんとしましても、まずはお話をじっくりと聞いてあげることも良いかと思います。悩みを打ち明けることにより、心が軽くなること もありますので、可能な範囲で
聞いてあげることも良いかもしれませんね。
とは言いましても、相談がしにくいケースもあるかと思いますので、そのような場合は、当所のような専門機関でご相談されることも、方法の1つかと思います。
当所におきましては、初回は1時間の無料相談や、いっぱいいっぱいになった無意識の領域を楽にする、スポーツ催眠療法も行っております。イップスを乗り越えるためのお手伝いが出来ますので、お気軽にご連絡いただければと思います。
2015年02月15日掲載 | このページの先頭へ
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