離人症について質問です(Kさん)

相談内容

離人症について質問です。
僕は今中学二年生で、離人症の症状が出始めたのは小5くらいの時で、いつの間にか日常生活に現実感を感じなくなり、精神病等を疑ってはいたのですが、今に至るまで放置していて、最近インターネットで離人症のことを知り、離人症の疑いがあるか調べたところ、離人症の疑いがあり、重症と診断されました。
現実感の無さの原因が分かって少し安心したのですが、離人症の完治にはどれくらいかかるのでしょうか。
また、症状の段階によって完治が難しいことはあるのでしょうか?
ご回答お願いします。
お答え

 メールを送っていただきありがとうございます。内容を拝読させていただきました。離人症の疑いがあり、完治することはあるのだろうかという不安を抱え悩まれていることをお察しします。

 離人症は、なにか本人の受け容れがたい嫌なことがあったり、自分自身を受け容れることができないことにより、無意識に全く違った自分を作り上げ、自分が自分ではないような感覚といった症状が現れます。また、自分が自分を監視しているという感覚も稀に現れます。Kさんは小学校5年生の時から症状が現れるようになったとのことですから、なにか自分自身に対する悩みや嫌なことがこの時期にあったのかもしれません。また、日頃から言いたいことを我慢する、やりたいことを我慢するのが習慣化することで我慢することが当たり前になり、自分がどうしたいのか、自分の感情がわからなくなってしまうといったことも起こりえます。
 
完治することは可能なのかという疑問についてですが、症状を完治させる、治すというよりも、症状は受け容れ、自身と向き合い、乗り越えていくものであると考えています。症状には必ず意味があると思います。自分の考え方や受け取り方、性格というのは人それぞれ違うものであると思います。日々の生活の中で「こうしなければいけない」「こう思ってはいけない」という観念が強くなることで、本来自分はこうしたい、こう思いたいというご自身の思いを無視してしまったり我慢することで、いつのまにか考え方や受け取り方が本来のご自身に合っていないものになることがあります。症状は、こういった考え方や観念が本来のご自身に合っていないことを教えてくれるサインでもあります。
Kさん自身が一生懸命考え行動した結果、症状が現れたということでもあります。症状はKさんの個性でもあると思います。完治するということは、一生懸命考え行動してきたこれまでのKさんご自身を否定することになってしまいます。そうではなく、まずは症状が現れたご自身、これまでのご自身を受け容れることが大切なことであると感じます。こういった考えから、当所では完治を目指すものではなく、克服することを目指しています。状態や人によっては克服するのに時間がかかったり、個人差はあると思いますが、症状の克服は可能であると思います。
 
メール内容から察するに、Kさんは離人症に対する不安などで頭がいっぱいいっぱいになっていないでしょうか?常に不安を考えすぎてしまうと、頭が休まらず、寝ても疲れがとれなかったり、自分自身に余裕がなくなってしまうということがあります。頭を休める方法としては、趣味や自分の好きなことに没頭することがあげられます。なにかに没頭することで不安について考えない時間をつくることは大切であるように感じます。そうすることで自分自身に余裕が生まれ、今まで気がつかなかったことに気がつくようになったりすることがあります。
 
 当所では心理アセスメントを行い、カウンセリングとリラクゼーションを主とした無意識のトレーニングの催眠を行っています。カウンセリングでは顕在意識(意識の領域)にアプローチし、当所の催眠では潜在意識(無意識の領域)にアプローチすることで、無意識の不安や緊張といったものを楽にさせ、Kさん本来のご自身を取り戻すお手伝いをすることができます。
Kさんは現在中学2年生ということですが、保護者の方や親族など相談できる方はいらっしゃいますでしょうか?誰かに相談することで、不安を一人で抱え込まないようにするだけでも少し気持ちが楽になることがあります。当所では1時間無料の初回相談も行っています。できるだけ保護者の方や親族の方とご一緒に来られることをおすすめしますが、こちらは無料なのでもしよかったらご活用してみてください。
2017年10月27日掲載 | このページの先頭へ

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