あかりをけして


作:アーサー・ガイサート 訳:久美沙織
/ BL出版 / 2006年


あかりをけして の内容紹介

暗いと眠れないっていう人はいらっしゃいますか?
あ、その方は、このおはなしの主人公と同じ♪
暗くて眠れなかったらどうすればいいか。
根本解決にはならないけれど――
こんなのはいかがでしょう?


彼女(ブタさん)は、両親に8時なったら部屋の
明かりを消すように言われています。
でも、暗いとコワくて眠れない。

何か工夫をしてみたいという彼女に、両親は快く

「『どうぞ。やってごらんなさい。』」

「だから、わたしはそうした。」

この絵本に出てくる文字は、↑これだけ。
それでも、ちゃ〜〜んとわかります♪


初めのページには、彼女が工夫をスタンバイして
ベッドで本を読んでいる場面が見開きであります。

彼女の部屋の壁には、何やら設計図のような図面が
たくさん貼ってあり、天井からバケツがぶら下がって
いたり、工具や板ぎれが転がっています。

8時になったので、彼女が「あかりのひも」と
書かれたひもを引っぱります。

ひもは、天井裏へと続き―
次のページに天井裏のしかけがアップで描かれます。

NHKの番組≪ピタゴラスイッチ≫をご覧の方には
おなじみの、しかけが仕掛けを呼び、どんどん
どんどん進んでいくのです。
そして最後には、明かりを消すっていうお話なんです。

天井裏のしかけから、屋根の上のしかけへ。

屋根の上のしかけから、彼女の部屋の中―そう、
あのぶら下がっていたバケツの出番!です。

バケツから雨どいを伝い、しかけは庭へ。

庭のしかけから、ボールが転がり、地下室のしかけへ。

地下室のしかけは、最も凝っていて大掛かりです。

ここまで約・15分が経過しています。
彼女はまだ、ベッドの中で目を開けていますよ。

地下室のしかけが進んでいるうちに、彼女の目が
だんだんと細くなっていきます。

そして、彼女の目が閉じる頃には、
地下室のしかけから、天井裏のしかけへ。

天井裏から、伸びたひもにより、とうとう
彼女の部屋の明かりは消されるのです。

最後のページに両親のいる1階部分を除く、
家のあちらこちらにしかけられた工夫のあとが
家の断面図と共に示されています。

全29工程!!
完成した部分だけの物語ですが、文字もないのですが、
彼女が楽しんで生き生きとしかけを考え、施し、
作っている姿が浮ぶようです。

アーサー・ガイサートさんの最新作、
どうぞお楽しみください☆


あかりをけして の読み聞かせ方のヒント

少ししかけの内容は高度なので、★★★★に分類
してみました。

文字のない絵本なので、お好きなように☆
子どもの反応に添って、お読みください。

しかけが好きな子には、じっくりとどこがどうなって
・・という部分、わかりにくければ説明が必要
になるかもしれません。

静かな絵本なので、寝る前にもお薦めです。


アーサー ガイサート, Arthur Geisert, 久美 沙織 / BL出版
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:




にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ今日から11月。
11月も毎日更新、頑張ります♪
応援、よろしくお願いします