■House of the PB■
著作制作…………よなぷー
制作年月日………2016年12月6日
対応機種…………PB-100/110/120用ゲームプログラム
使用メモリ………1568ステップ
※「ク」はクラブ、「ス」はスペード、「ハ」はハートの記号です。
※「●」はスペース一個です。
※「○」はEXTモードの[SHIFT][A]です。
※「⊂」は[ANS]の下の[E]です。
【 変数表 】
A 部屋ナンバー
B ―――
C キー入力・汎用
D キー入力用
E Cの上限
F$ 物品選択用
G 暖炉ON/OFF
H A*10+C
I ―――
J$ 持ち物①
K$ 持ち物②
L$ 持ち物③
M$ "Quit"
N キー入力用
O ―――
P$ "Move"
Q$ "Check"
R$ "Take"
S$ "Use"
T ―――
U ―――
V ―――
W ―――
X$ アイテム選択用
Y$ "Hole"
Z$ "Poker"
【 プログラムエリア表 】
P0 メイン・移動
P1 Check
P2 Take
P3 Use・ラスト
P4 アイテム取得
P5 アイテム選択
P6 アイテム交換
P7 キー入力
P8 物品選択
P9 初期設定
【 物語 】
あなたの祖父は言った。
「昔は犬を飼っていて、とても可愛がっていた。その犬が死んだとき、持てる技術を駆使してゾンビとして蘇らせた。だがゾンビ犬は凶暴になり、飼い主のわしさえ判別できなくなった。わしはあいつを館の地下に閉じ込め、この20年放置した……。わしはもう動けん。孫よ、わしの代わりに館へ赴き、哀れなゾンビ犬を倒して粉々にしてやってくれ」
かくして館の冒険が始まった……。
【 遊び方 】
[SHIFT][9]でスタート、[SHIFT][0]でコンティニュー。
3×3の館内を歩き回り、ゾンビ犬を倒すのが目的です。[Q][W]で選択、[-]で決定、[6]でアイテム表示します。[Q]や[Quit]はそのコマンドを中止します。
ゾンビ犬に勝つか負けるかするとゲームオーバーです。
◎Move……矢印の方向に移動します。
◎Check……部屋の物品を調べます。
◎Take……部屋の物品を取得します。
◎Use……アイテムを選択し、何に用いるか決めて使用します。
≪特徴≫
①アイテムは無限に手に入る
部屋の物品をアイテムに加えても、部屋の物品はなぜかなくなりません。
②アイテムにアイテムは使えない
アイテムは部屋の物品に対してのみ使用できます。
③なぜか捨てられる
例えばそのままでは取れない「料理」を、アイテム「皿」を使用して入手したとします。すると、なぜか「皿」を捨てても「料理」を持ち運べてしまいます(いい加減)。
【 開発後記 】
PBでコマンド選択式アドベンチャーゲームというのは、とりあえずプレイしたことがありません。なので手探りで開発しなければならず、なかなか苦労しました。
本当はあれもこれもあったのに、メモリの都合上泣く泣くカットせざるを得ませんでした。英語も機械翻訳でいい加減だし……。やっぱり他機種のカタカナ表示機能が羨ましいですね。マジでPB-130出ないかな……。
コメント
コメント一覧 (2)
HOUSE OF THE PBを入力して遊んでみました。
1行表示でありながらコマンド選択式アドベンチャーというのにすごく惹かれました。
個人的には説明を読んだだけで内容が想像できるゲームよりも
「えっ?PBでどうやって?」といった感じのゲームの方が入力するモチベーションが上がります。
ゲームは無事クリアすることが出来ました。難しくて面白かったです。
クリアするのに2時間半くらいかかってしまいました。
最初はポケコンだけでプレイしていたのですが、覚えきれなくなったので紙に書きながらプレイしました。
(紙に書くのは邪道でしょうか?)
全編英語なのも難しい要因だと思います。
あまり馴染みのない単語が出てくるので機械翻訳しながら悪戦苦闘しました。
POKERの意味を知ってる日本人ってそんなにいないんじゃないかなぁと・・・
思わせぶりなアイテムが結局使えなかったりするのはやっぱりメモリの都合なんですかね?
謎解きはシンプルかつ王道で「やっぱりそう来たか!」とニヤついてしまいます。
でも最初にゾンビ犬と会った時はBAD ENDでしたけどね。
面白いゲームをありがとうございました。
おお、HOUSE OF THE PBをプレイしていただいただけでなく、丁寧な感想までしたためてくださって、誠にありがとうございます。励みになります。
PBでアドベンチャーという、文字数がかかるジャンルをやるのは大変でしたが、喜んでいただけたようで何よりです。
気になっていたのは「入力時に答えがバレてしまう」ことだったのですが、クリアに2時間半おかけになられたということで、案外大丈夫だったらしくほっと安堵しました。
紙に書かなければならないほど難しかった、とのことですが、やはり物品数が多過ぎたのでしょうか。反省する次第です。
制作はメモリとの戦いで、当初は『LivingRoom』とか『BassRoom』とか表示される予定でしたが、泣く泣くカットしました。『叩く』コマンドでソファを殴るとアイテムが手に入る予定だったのもなしとなり、詰め込めなかったアイデアは山のようです。
何はともあれ楽しんでいただけて本当に嬉しいです。今年もよろしくお願いします!