よなぷーの無駄喋り

2015年01月

ヒョードル「三沢さんのフェースロックで首の骨が折れたよ」

記者「全身じゃないだけまだマシですよ」

ヒョードル「高速タップしたんだけどね……遅かった」

記者「今日から欠場ですか?」

ヒョードル「いや、試合には出るよ。八百長すれば首の負傷も関係なく勝てるからね」

記者「三沢さんとの試合はどうするんですか? 三沢さんはヤオチョらない格闘神ですよ」

ヒョードル「しょうがない、不戦敗といくしかないね」

三沢さん「あ、いたいたヒョードル君」

ヒョードル「三沢さん!?」

三沢さん「ヒョードル君、ちょっと痛いけど我慢してね」

三沢さん、ヒョードルの背後に立って頭に腕をかける。フェースロックとは逆の掛け方だ。

ヒョードル「あ、いたたた……!」

三沢さん「いくよ、せーの!」

甲高い音が鳴り、ヒョードルの首がねじられた。

ヒョードル「あれ? 痛みがなくなった!」

三沢さん「首の骨を治してあげたよ。これで俺ともやりあえるよね、ガチでね」

ヒョードル「三沢さん……!」

こうして三沢さんとヒョードルの闘いは続いていくのであった……。

ヒョードルの新しいキャッチフレーズを決めたい。

ヒョードルといえば「PRIDE3馬鹿トリオ」「リアルキューピー」「氷のように砕け散る拳」「ロシア最後にして最低の皇帝」などなどの異名でお馴染みである。

もっとも知られているのは「三沢さんに勝ったことがない」だが、これは他の総合格闘家全員に当てはまるので除外する。

何がいいだろう?

やはりここは、「人類70億分の1最弱」「三沢さんの最も使えない部下」「泥酔ハゲちんこ」「パウンド馬鹿」などが有力か。

これについては、また改めて考えたい。

【三沢さん対オカダ】

オカダの打点の高いドロップキックを右のエルボーで叩き落す三沢さん。

オカダのエルボースマッシュを何発か受けた後、「こうやるんだ」とばかりに肘打ちを叩き込む三沢さん。

オカダ必殺のレインメーカーをジャンプしてタンク腹で迎撃する三沢さん。

オカダにダブルエルボーを加えてからエメラルドフロウジョンで仕留める三沢さん。

駄目だ、どうシミュレートしても三沢さんの勝ちは揺るがない……と悶々とする記者団。

三沢さん「あれ? ヒョードルは?」

記者「お腹が痛いと言ってトイレに閉じ篭ってます」

三沢さん「やれやれ、またか。そんなに俺と試合するのが怖いのかね」

記者「行ってみましょう」

トイレの前に着く。

三沢さん「おーいヒョードル、そろそろ俺たちの試合の番だぞ。お客さんが待ってる。いい加減出てこいよ」

ヒョードル「(トイレの中から)三沢さんが八百長してくれるんだったら出てもいいです」

記者「ちっ」

三沢さん「ヒョードル、何度も言ったろう。俺はヤオチョらないと。諦めて試合をやれ。もしかしたら俺に勝てるかもしれないぞ」

ヒョードル「勝てるわけないじゃないですか。今までガチで戦い続けて幾千戦、負けたことしかないんですよ」

三沢さん「あのなヒョードル、もう時間だ。負けるにしたって闘わないと。出てこないなら無理やりにでも引きずり出すぞ」

ヒョードル「三沢さんにこのドアを破れるものか」

三沢さん「あらよっと」

三沢さんが十字にエルボーを閃かせると、ドアが四分五裂した。

ヒョードル「なっ……!」

三沢さん「(ヒョードルの腕を掴んで引きずり)さ、行くぞヒョードル」

記者「さすが三沢さん」

ヒョードル「つ……強過ぎる……」

試合は無事行なわれ、1R46秒、フェースロックで三沢さんが勝利した。

ヒョードルといえば試合の最中に対戦相手との八百長交渉を行なうことで有名である。

たとえば藤田和之戦では、最初はガチで闘っていたが、藤田のいいパンチをもらってふらつくと、殴り合いしながら交渉に入った。

ヒョードル「五百万! 五百万!」

藤田「少ない!」

ヒョードル「じゃあ一千万! 一千万!」

藤田「いいだろう」

こうしてヒョードルは試合後に一千万払うことと引き換えに勝利を手に入れた。

↑このページのトップヘ