よなぷーの無駄喋り

2017年09月

■TRIPLEX■

 著作制作…………よなぷー
 制作年月日………2017年9月12日
 対応機種…………PB-100/110/120用ゲームプログラム
 使用メモリ………プログラム本体 1528ステップ
         DEFM命令    40ステップ
 ※「クラブ」「スペード」「ハート」は、その記号を入力してください。
 ※「●」はスペース一個です。
 ※「○」はEXTモードの[SHIFT][A]です。
 ※「⊂」は[ANS]の下の[E]です。


P0

1 IF B≦0;END

2 FOR P=0 TO 3:K(P)=INT(RAN#*5+1:NEXT P:P=0                                     

3 PRINT CSR0;Z$(K);Z$(L);Z$(M);Z$(N);CSRP*2;"→";

4 GOSUB #7:IF Y=1;P=P+SGN(3-P:GOTO 3

5 IF Y=0 THEN 3

6 W=K(P):X=0:PRINT:IF W=1;R=.15:S=2:T=.6:U=.1                                     

7 IF W=2;R=.5:S=3:T=.2:U=.05

8 IF W=3;R=.2:S=6:T=.3:U=.15

9 IF W=4;R=.1:S=3:T=.1:U=.4

20 IF W=5;PRINT "Inn";:B=1⊂9:GOSUB #6:K(P)=4:GOSUB #1:P=0:GOTO 3

30 PRINT CSR0;Z$(W);":";B;C;"●";:P=RAN#:GOSUB #8

40 IF P≦R;GOSUB #3:GOTO 70

50 IF P>R;IF P≦R+T;N=INT(RAN#*2+1:PRINT "+";:GOSUB #4:GOTO 70

60 IF P>R+T;IF P≦R+T+U;N=-1:PRINT "-";:GOSUB #4

70 C=C-S:IF C≦0;C=0:IF E≧1;E=E-1:C=30:PRINT "Eat!";:GOSUB #8

80 IF C=0;B=B-2:PRINT "!";:GOSUB #6

90 X=X+INT(RAN#*3+1:IF X≦9 THEN 30

100 Z=Z+1:GOTO 2


P1

4 $="FdSwAxMcEx":P=0

8 PRINT:PRINT MID(P*2+1,2);Z*3;E(P);:GOSUB #7:IF Y=0 THEN 8

20 IF Y=1;P=P+SGN(4-P:GOTO 8

30 IF P≦3;IF D≧Z*3;D=D-Z*3:E(P)=E(P)+1:PRINT "!";:GOSUB #8

40 IF P≠4 THEN 8

50 RETURN


P3

1 PRINT "Enemy!";:GOSUB #8:$="SwAxMcRnBmsSaAmM":P=0

3 R=INT(RAN#*6:T=Z+Z*SGN FRAC(R/2:U=T*2:Q$=MID(11+R,1)

5 R=INT(R/2:IF RAN#≧.6;Q$="v"+Q$:U=U*2

7 IF RAN#≧.6;Q$="p"+Q$:T=T*2

9 PRINT:PRINT Q$;U;MID(P*2+1,2);F(P);:GOSUB #7:IF Y=0 THEN 9

20 IF Y=1;P=P+SGN(4-P:GOTO 9

25 IF P=4;IF J≧1;J=J-1:PRINT "!";:GOSUB #8:GOTO 70

30 IF P=3;IF RAN#>.3;PRINT "S";:GOTO #8

35 IF P≧3;P=INT(RAN#*2

40 L=P-R:IF L=-2;L=1

45 IF L=2;L=-1

50 N=2:IF L=0;N=A*2

55 IF F(P)≧1;F(P)=F(P)-1:IF 0>L;N=A*3+INT(RAN#*16+4

60 PRINT:PRINT "Hit!";N;:GOSUB #8:U=U-N:IF U≦0 THEN 70

65 PRINT "Dam!";T;:B=B-T:GOSUB #6:GOTO 9

70 PRINT "Win!";:A=A+1:D=D+T:GOTO #8


P4

10 P=INT(RAN#*9:IF P≧5;PRINT "Hp!";:B=B+N*Z+N:GOTO #6

20 IF D(P)+N≦0;N=0

30 $="GdFdSwAxMc":PRINT MID(P*2+1,2);"!";:D(P)=D(P)+N:GOTO #8


P6

10 IF B≧A*4+8;B=A*4+8

20 IF B≧1 THEN #8

30 STOP:PRINT "Lv";A:IF A≧O;O=A:INPUT "Name",V$

40 IF A≧50;PRINT "Great!";


P7

9 Y=0:IF KEY="Q";P=P-SGN P:RETURN

20 IF KEY="W";Y=1:RETURN

30 IF KEY="-";Y=2:RETURN

40 IF KEY≠"6" THEN 9

50 PRINT:PRINT A;"Lv:Hp";B,C;"St:Fd";E,"Gd";D

60 PRINT "Sw";F,"Ax";G,"Mc";H,"Bm";J:RETURN


P8

10 FOR I=99 TO 1 STEP -1:NEXT I:PRINT:RETURN


P9

10 PRINT "●●■TRIPLEX","Top";O,"By●";V$:A=1:B=12:C=30

20 D=0:E=1:F=3:G=3:H=3:J=2:Z=1:$="●_●ク●△●Σ●¥":FOR P=1 TO 5

30 Z$(P)=MID(P*2-1,2):NEXT P:GOTO #0


(DEFM 5)

■TRIPLEX■

 著作制作…………よなぷー
 制作年月日………2017年9月12日
 対応機種…………PB-100/110/120用ゲームプログラム
 使用メモリ………プログラム本体 1528ステップ
         DEFM命令    40ステップ
 ※「クラブ」「スペード」「ハート」は、その記号とみなしてください。
 ※「●」はスペース一個です。
 ※「○」はEXTモードの[SHIFT][A]です。
 ※「⊂」は[ANS]の下の[E]です。


【 変数表 】

A  レベル
B  体力
C  満腹度
D  お金
E  食糧
F  剣
G  斧
H  槌矛
I  時間稼ぎ
J  爆弾
K  汎用 ルートA
L  汎用 ルートB
M  汎用 ルートC
N  汎用 ルートD 攻撃力
O  最高得点
P  汎用
Q$ 敵の名前
R  敵出現率 敵種類
S  腹減り度
T  プラス確率 敵攻撃力
U  マイナス確率 敵体力
V$ 最高得点記録者名
W  現ルート
X  ルート進行度
Y  キー入力
Z  ゲーム進行度
Z$(1) "●_"
Z$(2) "●ク"
Z$(3) "●△"
Z$(4) "●Σ"
Z$(5) "●¥"


【 プログラムエリア表 】

P0 メイン
P1 宿屋
P2 ―――
P3 戦闘
P4 能力値増減
P5 ―――
P6 体力チェック
P7 キー入力
P8 時間稼ぎ
P9 初期設定


【 入力上の注意 】
 このゲームを遊ぶにはDEFM命令により変数領域を拡張する必要があります。
 RUNモードで[DEFM5][EXE]と入力し、変数を5増やしてください。
 元に戻す場合は、[DEFM0][EXE]と入力してください。


【 遊び方 】
 最初に[VAC]を実行して変数を初期化してください。
 [SHIFT][9]でスタート、[SHIFT][0]でコンティニュー。
 まず4つのルートが表示されるので、[Q][W]で矢印を移動させ、[-]で決定してください。

★ルートについて
       敵出 腹減  +率 -率
 _ 平地 15%  2 60%10%
 ク 森  50%  3 20% 5%
 △ 山  20%  6 30%15%
 Σ 遺跡 10%  3 10%40%
 ¥ 宿屋 ……体力完全回復、買い物可

 プレイヤーには満腹度(St)があり、ルートを進むと腹減り度に応じて減少していきます。0になった場合、食糧(Fd)があれば1消費して30まで回復できますが、なければ一歩進む度体力が2減少します。
 プラス確率は能力値のランダム増加、マイナス確率は能力値のランダム減少の確率です。

★能力値について
 Lv……レベル。得点であり、敵を倒してこれを増やすのがゲーム最大の目的。攻撃力と最大体力にも比例。
 Hp……体力。これが0になるとゲームオーバー。
 St……満腹度。0になると一歩進むごとに体力が2減るようになる。
 Fd……食糧。満腹度を30回復させる。
 Gd……お金。宿屋での買い物に使用。
 Sw……武器①剣。斧に強く槌矛に弱い。
 Ax……武器②斧。槌矛に強く剣に弱い。
 Mc……武器③槌矛。剣に強く斧に弱い。
 Bm……武器④爆弾。どんな敵も一撃で倒すが、冒険には2発しか持っていけない。

 宿屋では体力が完全回復し、買い物が出来ます。左から順に商品、代金、現在の持ち数となります。[Q][W]で商品を選択、[-]で購入してください。もちろんお金が足りなければ買えません。「Ex」で外に出ます。

 「Enemy!」と表示されると戦闘です。敵は剣使い「s」「S」、斧使い「a」「A」、槌矛使い「m」「M」の3タイプです。更に、腕力2倍の「p」や体力2倍の「v」、両方2倍の「pv」の種類がいます。
 敵の名前と体力が表示されますので、[Q][W]で武器を選択、[-]で攻撃してください。属性による強弱はSw>Ax>Mc>Swとなります。まさっている場合は強力な攻撃、同格の場合はレベルと同数の攻撃、劣っている場合は2の攻撃となります。右に表示されているのは武器の残り数で、攻撃する度に1減ります。これが0になると属性でまさっていても高い威力が出せません。
 「Rn」は逃走で、上手くいけば戦闘から離脱できますが、失敗すればランダムな攻撃を仕掛けてしまいます。
 敵の体力を0にすると勝利で、レベルが1上がり、お金が手に入ります。

★ワンポイント
 武器の持ち数が0でも、同格の属性の攻撃は威力が減りません。覚えておきましょう。

 以上のどの場面においても、[6]でいつでも自分の状態が見られます。

 体力が0になるとゲームオーバーです。最高得点(レベル)を記録していた場合、7文字までの名前入力ができます。50を超えていれば「Great!」です。


【 開発後記 】
 ゲームデザインに苦労した作品です。結果として何だかわけのわからない一作となりました。詰め込めるだけ詰め込んで、バランスもある程度取れたし、まあ良かったかなと。
 爆弾を使うのを忘れがちなので、心に留めおきましょう。作者の最高点は32レベルです。

ヒョードルが『優勝した』とのFAXをマスコミ各社に送信したため、取材陣は嫌々ヒョードルのジム『レッドデビル』に参集した。

記者「それで、何を優勝したのですか?」

ヒョードル「え? もちろん日本プロ野球のセリーグだよ、セリーグ」

ざわつく人々。

記者「あの……。ヒョードル選手一人ではチームにすらならないと思うのですが」

ヒョードル「もちろん俺一人じゃないよ。兄弟のアレキサンダーはもちろん、今まで闘ったミルコ、ノゲイラに、俺の親友であるヴァンダレイ・シウバ、スタン・ザ・マン、ズール、チェ・ホンマン、ジャイアント・シルバらが手伝ってくれるんだ」

微妙なメンツだ。

記者「しかし、チームができたとしてもセリーグ参加はもちろん、優勝だなんて滅茶苦茶ですよ。一体どこからそんなホラ話が出てきたんです?」

ヒョードル、突然の怒号。

ヒョードル「人の夢を笑うな!」

いささか見当違いな叱責だったが、あまりのヒョードルの剣幕に皆後難を恐れて黙り込む。

ヒョードルは静まり返った場内でマスコミを見渡した。

ヒョードル「我らがチームヒョードル、正式名称『レッドデビルズ』はセリーグ優勝を果たした。それでいいんじゃ。それでいいんじゃ。分かるな?」

ちょっと大仁田厚が入りながら、ヒョードルは神妙に語り続ける。

ヒョードル「確かにセリーグに認められてない。一試合もしていない。だがそれがどうした。そのことと『レッドデビルズ』優勝との間に何の関係がある?」

大有りだが、記者陣は関わり合いを拒否して沈黙を貫く。

ヒョードル「『レッドデビルズ』はセリーグを優勝した。それでいいんだ。それが結果だ。分かったな? ……それでは」

ヒョードルが笑顔で手を叩く。

ヒョードル「優勝のビールかけだ! みんな、バッチリ撮影してくれよ! 業者さん、ビールを持ってきてくれ!」

帽子を目深に被った体格のいい作業員が、ビールケースをジム内に持ち込んでくる。

その作業員が突然ヒョードルに走り寄り、ビールケースで主役を殴りつけた。

ヒョードル「うぎゃっ!」

昏倒するヒョードル。記者陣が歓喜の声を上げる。作業員が帽子を取ると、そこにあったのは――

報道陣「三沢さん!」

そう、鬼神・三沢光晴の端正なマスクが、蛍光灯の光に照らし出されたのだ。

三沢さん「野球を冒涜しちゃいけないよね、はっきり言って」

ヒョードル、半ベソで頭をさする。

ヒョードル「でも、俺が優勝……」

三沢さんが神速のエルボーをヒョードルの鼻っ柱に叩き込み、小橋健太戦のように鼻骨骨折に追い込んだ。

ヒョードル「ぎょえっ!」

鼻血を撒き散らして倒れるヒョードル。三沢さんは彼の頭にビールをかけてやった。

三沢さん「鼻血のホームランに祝福のビールかけだ。美味かろう?」

その凄絶な光景に熱狂的な歓声と拍手で盛り上がる報道陣。

記者「三沢さん、ぜひ取材させてください!」

三沢さん「いいね。知ってるバーがある。そこへ行こう」

三沢さんを先頭にぞろぞろとジムを出て行く一同。残されたヒョードルは、やけ酒を飲むのだった。

どこかでウグイスが鳴いている。

ヒョードルが三沢さんに『ワイフと離婚寸前で困っている』と相談しに行った、との情報を受け、三沢邸に取材陣が集結した。

近世ヨーロッパの館を思わせる豪華絢爛な三沢邸は、しかし近代的な設備とバリアフリーな環境を擁する素晴らしい屋敷だった。

報道陣を引き連れ3階大広間に通されたヒョードルは、そこで葉巻を吸ってくつろいでいる館の主人を見出した。

ヒョードル「ははーっ。三沢さん、本日は私のごとき下賤の者のお願いを聞き入れてくださり、誠にありがとうございます」

この世の支配者・三沢さんに土下座し、絨毯に汚い額を擦りつけるヒョードル。

直後、三沢さんが虎のように襲いかかり、ヒョードルの後頭部に必殺のエルボー『どうたぬき』を叩き込んだ。

絨毯ごと床にめり込むヒョードルの頭部。

ヒョードル「うげっ!」

呆然とする取材陣に、三沢さんは説明を施した。

三沢さん「ヒョードル君のような下等民の八百長野郎が、俺の屋敷に乗り込んでくること自体おこがましいよね、はっきり言って。彼の相談なんか初めから乗る気は無いよ。ただお仕置きしておきたかっただけさ、ぶっちゃけね」

肘の埃をはたき落とす。

三沢さん「マスコミの皆さんにはご足労いただいたんだ、せっかくですから茶菓子でも用意しますよ。ゆっくりくつろいでいってください」

かくして記者陣は、埋まったままのヒョードルを尻目に、三沢さんとプロレス・格闘技界のあれこれについて歓談に興じるのだった。

どこかでウグイスが鳴いている。

ヒョードルから『奥義を会得した』とのFAXが各新聞社に送信され、記者陣は嫌々ヒョードルのジム『レッドデビル』に集合した。

出迎えたヒョードルは全裸で、お盆で股間を隠している。

記者「奥義とはなんですか?」

ヒョードル「このお盆を多種多様に使い、イチモツを隠し通す奥義だ! 名付けて『アキラ100%』!」

要はパクリである。

記者「では早速やってみて下さい」

ヒョードル「よし、まずはお盆を高速で裏返し、見事股間を隠してみせよう!」

ヒョードル、気合いを入れる。固唾を飲んで見守る取材陣。そして、その時は来た。

ヒョードル「ふんっ!」

お盆が神速で裏返される。と同時に窓を突き破って三沢さんがエルボースイシーダでヒョードルの顔面に突っ込んだ!

ヒョードル「ぎゃあっ!」

お盆が宙を舞う。全裸のヒョードルは粗チンをさらけ出し、きりもみ回転しながらジムの壁に頭から突き刺さった。

三沢さんはスーツを整える。

三沢さん「パクリは良くないよね、パクリは。前にも言ったけどさ。ヒョードル君が成功したかどうかは分からずじまいだったけど、何にしても彼が生き恥をさらすのをこれ以上見たくないよ」

記者「三沢さん、取材させてください!」

三沢さん、微笑する。

三沢さん「ここは埃がひどい。喫茶店に行こう。いい店を知ってるんだ」

三沢さんの後をゾロゾロついていく報道陣。後ろを振り返ると、鬼嫁に緑のスリッパで叩かれる全裸のヒョードルが寂しげに倒れていた……。

どこかでウグイスが鳴いている。

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