よなぷーの無駄喋り

2017年11月

■PB-100 DEMO■

 著作制作…………よなぷー
 制作年月日………2017年11月21日
 対応機種…………PB-100/110/120用ゲームプログラム
 使用メモリ………1568ステップ
 ※「ク」はクラブ、「ス」はスペード、「ハ」はハートの記号です。
 ※「●」はスペース一個です。
 ※「○」はEXTモードの[SHIFT][A]です。
 ※「⊂」は[ANS]の下の[E]です。


P0

10 $="---*CASIO---":GOSUB #4:$="■◆*PB-100*◆■":GOSUB #4

20 $="-August1982-":GOSUB #4:PRINT "----DEMO----";:GOSUB #2

30 $="_..,oOCASIO*PB-100":FOR A=0 TO 11:FOR B=6 TO A STEP SGN(A-6.5

40 PRINT CSRB;MID(1+ABS(B-6,1);:NEXT B:Z=TAN COS SIN π:PRINT

50 PRINT MID(7,A+1);:NEXT A:GOSUB #1:GOSUB #8:GOSUB #9:GOSUB #7

60 GOSUB #6:GOSUB #5:$="ハPOCKE-COM!ハ":GOSUB #4

70 PRINT "35thAnniversary!";:GOSUB #2:PRINT "スススTHEENDススス";


P1

10 FOR Z=0 TO 70:NEXT Z:RETURN


P2

10 FOR Z=0 TO 400:NEXT Z:PRINT:RETURN


P4

10 FOR A=0 TO 5

20 PRINT CSR5-A;MID(1,A+1);CSR6;MID(12-A,A+1);:NEXT A:GOTO #2


P5

10 $="PB-100*CASIO.,_o○゜'゜○o_πTO■":FOR A=0 TO 11:FOR B=0 TO 14

20 PRINT CSRA;MID(13+B,1);:Z=COS π:NEXT B:PRINT CSRA;MID(A+1,1);

30 NEXT A:GOTO #2


P6

10 GOSUB #2:PRINT "LongLongAgo.";:GOSUB #2:PRINT "TheHuman";

20 GOSUB #2:PRINT "Birthplace.";:GOSUB #2:PRINT "WeCameBack";

30 GOSUB #2:PRINT "There.";:GOSUB #2:E$="'":F$="・":G$=".":H$="■"

40 I$=H$:$="■■■■■■■■■■■■":FOR A=0 TO 3:PRINT CSR0;$;CSRA;"△";

50 GOSUB #1:NEXT A:FOR A=0 TO 40:$=MID(2)+E$(RAN#*5)

60 PRINT CSR0;$;CSR1;"-)△";:NEXT A:$=$+"(●●":FOR A=1 TO 4

70 PRINT CSR0;MID(A,12);CSR3;"△";:GOSUB #1:NEXT A:$=$+"△△△・・・●×"

80 FOR A=4 TO 11:PRINT CSR0;MID(4,12);CSRA;MID(12+A,1);:GOSUB #1

90 NEXT A:$="_._.._..._..":J$="゜":K$="○":L$="o":FOR A=0 TO 29

100 PRINT CSR0;J$(A/10);MID(2,11);:$=MID(2,11)+MID(1,1)

110 NEXT A:FOR A=0 TO 6:PRINT CSR0;$;CSRA;L$;:GOSUB #1:NEXT A:GOSUB #2

120 $="(×)_(×)_/.._._...□":FOR A=1 TO 7:PRINT CSR0;MID(A,12);

130 GOSUB #1:NEXT A:FOR A=2 TO 10:PRINT CSR0;MID(7,12);CSRA;"i";

140 GOSUB #1:NEXT A:GOSUB #2:PRINT "OnTheEarth.";:GOSUB #2

150 PRINT "IPickedItUp.";:GOSUB #2:PRINT "MementoOfThe";:GOSUB #2

160 PRINT "Human.";:GOSUB #2:PRINT "'PB-100'・・・.";:GOSUB #2

170 $="・-○×+*×+*":PRINT "_.._≦□□≧_.._";:FOR A=1 TO 9

180 PRINT CSR5;MID(A,1);CSR6;MID(A,1);:Z=COS TAN SIN π:NEXT A

190 $="_≦≧._△_._゜_._'_._._.":FOR A=0 TO 4:PRINT CSR4;MID(A*4+1,4);

200 GOSUB #1:NEXT A:GOTO #2


P7

10 $="P●C●E●-●A●I●●O●K●T●B●S●C":FOR A=0 TO 11:FOR B=11 TO A STEP -1

20 PRINT CSRB;MID(A+1,1);:NEXT B:NEXT A:FOR A=14 TO 25 STEP 2

30 FOR B=11 TO A-13 STEP -1

40 IF FRAC(B/2≠0;PRINT CSRB;MID(A,1);:Z=COS TAN SIN π

50 NEXT B:NEXT A:GOTO #2


P8

10 FOR A=0 TO 5

20 PRINT CSRA;"×";CSR11-A;"×";CSR SIN COS TAN 0+A;"+";CSR11-A;"+";

30 GOSUB #1:NEXT A:FOR A=0 TO 11:PRINT CSRA;"■";:NEXT A:GOTO #1


P9

10 $="■■-CASIO!-■■":FOR A=1 TO 11:FOR B=A TO 11-A

20 PRINT CSR0;MID(B+1);CSRB;MID(1,12-B);:NEXT B

30 FOR B=A TO 11-A:PRINT CSR0;MID(12-B);CSR11-B;MID(1,B+1);:NEXT B

40 NEXT A:GOTO #2

■PB-100 DEMO■

 著作制作…………よなぷー
 制作年月日………2017年11月21日
 対応機種…………PB-100/110/120用ゲームプログラム
 使用メモリ………1568ステップ
 ※「ク」はクラブ、「ス」はスペード、「ハ」はハートの記号です。
 ※「●」はスペース一個です。
 ※「○」はEXTモードの[SHIFT][A]です。
 ※「⊂」は[ANS]の下の[E]です。


【 変数表 】

A  汎用
B  汎用
C  ―――
D  ―――
E$ "’"
F$ "・"
G$ "."
H$ "■"
I$ "■"
J$ "゜"
K$ "○"
L$ "o"
M  ―――
N  ―――
O  ―――
P  ―――
Q  ―――
R  ―――
S  ―――
T  ―――
U  ―――
V  ―――
W  ―――
X  ―――
Y  ―――
Z  時間稼ぎ


【 プログラムエリア表 】

P0 最初と最後
P1 時間稼ぎ(短)
P2 時間稼ぎ(長)
P3 ―――
P4 開く演出
P5 跳ねる演出
P6 アニメーション
P7 流れる演出
P8 閉じる演出
P9 振り子の演出


【 遊び方 】
 [SHIFT][0]と押すだけ。


【 開発後記 】
 昔のパソコンによくあるデモンストレーション・プログラム。その機種の性能を誇示して購買意欲を掻きたてようというあれですね。あれをPB-100でも出来ないかと思い、試しに作ってみました。
 アニメーションはなかなか上手くいったと思います。振り子は駄目駄目でしたが……。英語はスマホの機械翻訳を使ってますのでかなりいい加減です。
 まあたまには趣向を変えて、こんなのもいいんじゃないでしょうか。

 その日午後早くに現れた男は、禿頭で眉毛がないという、これぞチンピラの見本といった風貌だった。
 彼はアロハシャツに包まれた肩で風を切り、ヒョードルのジム『レッドデビル』にズカズカ踏み込んできた。
「あん? 知らねえ顔だな」
 ビビりまくる僕を一瞥し、舐め回すように品定めする男。
「ヒョードルさんの借金、今日こそ返してもらいに来たんだけど。あんた、ヒョードルさんは今ここにいるんだよな?」
 僕は思わずサンドバッグに隠れるヒョードルを見た。
 彼は縮こまって脂汗を流し、僕に口パクで(いないと言って)と伝えようとしている。
 だが残念ながら、借金取りは有能だった。
 彼は僕の視線から、ヒョードルの居場所をあっさり突き止めたのだ。
「おっ! なんでえ、そんなところにいたのか」
 土足で上がり込み、意気揚々とヒョードルに歩み寄る。
「いるならいるって言えよな、タコ野郎が」
 ヒョードルは肩を掴まれ引っ張り出され、怯えた目で僕に助けを求めた。
 しかし僕にはそんな義理はなかったので、ただただ傍観するのみだ。
 借金取りはヒョードルの肩に寄りかかり、耳元で囁いた。
「あんたに貸した金、利子で膨れ上がってるんだけど。そろそろ誠意を見せてくれないと、こっちもやりたくないことやらなきゃならなくなる。分かるよな?」
 ヒョードルはヘッピリ腰だ。
「は、はい。今週中には何とか……」
 遮るように借金取りの怒号が轟いた。
「今週中じゃねえだろ! 今日だ、今日出すんだよ金をよぉ!」
 ヒョードルは情けなく失禁している。僕は余りに情けない情景に目を逸らした。
 と、その時だった。
 三沢さんが現れたのは。

 ヒョードルのジム『レッドデビル』は、小汚いうえに倒壊寸前のプレハブ小屋で、隙間から吹き付けてくる寒風で凍え死にそうな寒さだ。
 経営者であるヒョードルは、僕に受付を任せたままミニスーファミのファイナルファンタジー6に夢中になっている。
 僕がここで働き始めて1週間が過ぎたが、来客はただの一人もいなかった。
 もっと活気溢れる職場を想定していたので残念でならない。
 酒浸りのヒョードル妻は、時折癇癪を起こして夫の頭を緑のスリッパで引っ叩く。
 その度に小気味いい乾いた音が鳴り、退屈で眠そうになっている僕の意識を呼び覚ますのだ。
 ちなみにヒョードル夫妻に子供はいるが、このあばら屋で生活させるのは心苦しかったのか、親戚の家に預けてあるという。
 両親に似て、凄まじいブサイクさを発揮しているということだ。
 さてそんな不毛な毎日の中、とうとう最初のお客が僕の目の前に現れた。
 借金取りである。

三沢さん【みさわさん】
 格闘神。世界最高峰の格闘技団体『プロレスリングNOAH』の創始者にして支配者。
 全日本プロレスの総帥ジャイアント馬場が三沢さん宅を訪問し、失禁しながら入団要請したのは有名な話。
 全日本プロレスではジャイアント馬場、ジャンボ鶴田からピンフォールを取り、ミスター三冠王として事実上の統治者に。
 ヘッポコ格闘技団体PRIDEからの刺客・ミルコ、ノゲイラ、ヒョードルらを返り討ちにし、プロレスラーの強さを証明してみせた。
 現在は東京ドーム地下3階格闘技場において、悠々自適の生活を送っておられる。
 特に華もなく芸もないヒョードルは、三下の使いっぱとして三沢さんにこき使われている。

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