よなぷーの無駄喋り

2018年02月

■SHOOT MANIAC■

 著作制作…………よなぷー
 制作年月日………2018年1月4日
 対応機種…………PB-100/110/120用ゲームプログラム
 使用メモリ………430ステップ
 ※「ク」はクラブ、「ス」はスペード、「ハ」はハートの記号です。
 ※「●」はスペース一個です。
 ※「○」はEXTモードの[SHIFT][A]です。
 ※「⊂」は[ANS]の下の[E]です。


適当なプログラムエリア

1 GOTO 8

2 FOR A=0 TO 11:PRINT CSR4;"[●]";CSRA;D$;:IF A≠0;PRINT CSRA-1;"●";

3 K$=KEY:IF K$="" THEN 6

4 IF C=0;PRINT CSR4;"[・";:GOSUB 90:C=1:IF A=5;GOSUB 30

5 IF C=1;IF A≦10;GOSUB 60:A=11

6 NEXT A:IF C=0;GOSUB 60

7 GOTO 9

8 PRINT "SHOOT●MANIAC","TOP";J,"BY●";L$:$="○△ス□◆ク":G=0:H=3:E=1

9 F=INT(RAN#*6+1:D$=MID(F,1):C=0:PRINT "RD";E;":H";H;:GOSUB 90

20 GOTO 2

30 A=11:PRINT "HIT!";:GOSUB 90:IF F≧4;IF K$≠"-" THEN 60

40 IF F≦3;IF K$≠"Q" THEN 60

50 PRINT "NICE!";:C=3:G=G+E:E=E+1:GOTO 90

60 PRINT:PRINT "MISS!";:C=2:H=H-1:IF H≧1 THEN 90

70 STOP:PRINT "●GAME●OVER!";:IF J≧G;END

80 STOP:J=G:INPUT "NAME",L$:END

90 FOR B=0 TO 99:NEXT B:PRINT:RETURN

(430STEP)

■SHOOT MANIAC■

 著作制作…………よなぷー
 制作年月日………2018年1月4日
 対応機種…………PB-100/110/120用ゲームプログラム
 使用メモリ………430ステップ
 ※「ク」はクラブ、「ス」はスペード、「ハ」はハートの記号です。
 ※「●」はスペース一個です。
 ※「○」はEXTモードの[SHIFT][A]です。
 ※「⊂」は[ANS]の下の[E]です。


【 変数表 】

A  汎用
B  汎用
C  当てたかどうか
D$ 飛来物
E  ラウンド
F  飛来物種類
G  得点
H  ライフ
I  ―――
J  最高得点
K  キー入力
L$ 最高得点記録者名
M  ―――
N  ―――
O  ―――
P  ―――
Q  ―――
R  ―――
S  ―――
T  ―――
U  ―――
V  ―――
W  ―――
X  ―――
Y  ―――
Z  ―――


【 遊び方 】
 プレイする前に、VACを実行して変数を初期化してください。
 左から飛来物が横切るので、「○」「△」「スペード」の場合は[Q]で、「□」「◆」「クラブ」の場合は[-]で撃ち落としてください(ただし、中央の照準内で)。成功すると得点が加算され次のラウンドへ、失敗した場合はライフが減ってやり直しとなります。ライフは最初3からです。
 ライフが尽きるとゲームオーバーです。最高得点を記録していた場合は7文字までの名前入力ができます。


【 開発後記 】
 『SHUFFLE!』や『DOMINO』同様、ワンアイデアを形にしたゲームです。反射神経がものをいいます。意外に難しい?

 日本に到着後、すぐ私はヒョードルと別行動を取った。
 こんな人間のクズと一緒にいたら、日本人にどんな迫害を受けるかわからない。
 一応その辺を気遣ってくださった三沢さんは、複数のボディガードを私たちにつけてくださったけど、あの神にも等しきお方にそんな真似をさせた夫が私は許せなかった。
 私は試合前日になっても、ヒョードルのことなど知ったことかと、東京観光を楽しんでいた。
 念のためサングラスとマスクを装着していたが……
「お嬢さん、お一人ですか?」
 その時、突如男に声を掛けられた。
 変装していても私の美貌はバレてしまうのね……などとほくそ笑みつつ振り返れば。
「何だ、あんたか」
 ヒョードルだった。
「探したぞマイワイフ。俺を残して行楽なんて酷すぎるじゃないか」
 次の瞬間、私はヒョードルの頰を音高く張っていた。
「着いてこないでよ、警察呼ぶわよ! 試合前日なんでしょ、私を探している暇なんてあるの?」
 ヒョードルは私の張り手で口の中が切れたらしく、口端から血を流していた。
 あんた、私より弱いんじゃない?
「マイワイフ、俺は君に言っておきたいことがあったんだ。明日は三沢さんに殺されるかもしれないからね、俺……」
 私はサングラスとマスクを外し、腕を組んだ。
「何よ。遺言って奴? 聞いてやらないでもないけど」
 直後、ヒョードルは私を抱き締めていた。

 ヒョードルのジム『レッドデビル』では、日夜猛特訓が続けられていた。
 と言っても、ヒョードルが三沢さんに勝つためのものではない。
 三沢さんに殺されない内に負けたいと考えるヒョードルが、ギブアップの発声練習と高速タップ(降参の合図)の修行を行なっているのだ。
 全く、どこまでいっても情けない奴だ。
 一応三沢さんの母国に私も行くことが決まっていて、それはとても嬉しいのだけれど、こんなゴミ屑野郎の妻として訪日するのは寒気を覚えてしまう。
 三沢さんファンから卵や石を投げつけられるのではないか。
 そんな不安があったのだ。

 そして試合開催まで後数日と迫った今日。
 私とヒョードル、それから『レッドデビル』の面々――最近雇ったアルバイトまでいる――は、日本への飛行機に搭乗した。
 真性のビビリであるヒョードルは、「どうか墜落しませんように」と念仏のように唱えている。
 そのウザったい恥ずかしい姿を横に、隣席の私はさっさと眠ったふりをした。
 ああ、何で私の夫はこうまで駄目人間なのだろう。
 飛行機なんて、落ちる時は落ちる。
 落ちない時は落ちない。
 乗客が気苦労しても仕方ない話だ。
 私は三沢さんの勇姿を間近で拝める、ただそれだけを楽しみに、このくだらない遠征を我慢していた。

 三沢さんこと闇に舞い降りた天才様の行動は、疾風迅雷のごとしだった。
 何と私から権利証を手にしたその足で、ヒョードルのジム『レッドデビル』に直行。
 日本の国立競技場で、10万人を集めて果し合いを行なうことを決めてしまったのだ。
 さしもの我が夫、ヒョードルも、権利証をたてにとられては承諾以外の選択肢が思い浮かばなかったようだ。

 その夜、帰宅したヒョードルは、私を抱きたいと言った。
 私は承諾した。
 権利証を三沢さんにプレゼントしたことに、多少の罪悪感があったからだ。
 言わば罪滅ぼしのために、抱かれてやるということだ。
 だが……
 ヒョードルが私のケツにまたがってふんふん唸っている。
 しかし私は、煎餅を食いながらテレビでぐるナイを観て爆笑していた。
 夫とのセックスで感じたことなど、今までただの一度もない。
 こんな粗チンで気持ちよくなる女など、地球上のどこを捜してもいないだろう。
 結局ヒョードルは勝手に昇天して勝手に離れて行った。
 私は夢想する。
 もし三沢さんの逞しい肉体に抱かれたら。
 その猛々しいもので愛されたら。
 きっと、夢見心地になるに違いない。
 返す返すも、三沢さんが独身でないのが残念だった。

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