よなぷーの無駄喋り

2019年11月

長い話だった……

途中の「あーア、チャカポコチャカポコ」で何度読むのをやめようと思ったか。

その後も意味が分かりづらい難解な文章が頻出して、何度投げ出そうと思ったか。

だが遂に読み終えた。

結末まで文章を消化した。

なのにこの煮えきらない感覚は何だ。

結局多くの謎が謎のまま、未消化で解決されず、物語は終局を迎えた。

日本三大奇書の一つというが、どうひっくり返してもそんな価値は見いだせない。

「私」は「呉一郎」だったのかどうか……

せめてそれぐらいは明かしてほしかった。

最初の出だしでは、こりゃ面白そうだと思ったんだけどなあ。

まあ興味を持たれた方は是非。

青空文庫で無料公開中である。

日本中、いや世界中のファンとマスコミが注目する一戦――志賀賢太郎日本国国王対『ザ・ロック』ドウェイン・ジョンソン戦が、いよいよ間近に迫ってきた。

今日は二人のフェイス・トゥ・フェイス記者会見が開かれ、全世界500社を超える報道陣が大一番前の彼らを直撃した。

フラッシュが豪雨のように焚かれる中、志賀様はグレーのスーツ姿でファイティングポーズを披露。

その御姿は神々しささえまとい、肩にかけられた至宝・白GHCのベルトと相まって輝くようだ。

一方ロックは、全裸に紙オムツという姿で顔面蒼白。

前回空港で対戦を受諾したときは、恐怖のあまり失禁脱糞して気絶して担架で運ばれている。

その反省からか、今回は万全の対策を期してきたというわけだ。

ただ、そのオムツはモリモリと膨れ上がる一方である。

目を合わせることなく着席した二人は、テーブルに据え付けられたマイクに向かって意気込みを語った。

志賀様は「万全の状態に仕上げてきました。世界的なレスラーと戦えるのは光栄です。試合の日が待ち遠しいですね」と余裕の表情。

次にマイクを向けられたロックは、切れ切れに話す。

「ジャスト! ブリング! イット!(かかってこい!)」

だがそこで力尽きたか、肛門括約筋が耐え切れずに超脱糞。

ロックは糞圧を推進力として飛び上がり、記者会見場の天井に頭から激突してしまった。

果たして試合はどうなる?

プレイヤーがハイスペックなハードを、ボリュームたっぷりのソフトを求めるのは、「良いクライマックスとエンディングを欲しがるから」ではないか。

メガドライブミニの収録ソフト『ゲームの缶詰』は、複数の作品が入ったオムニバス形式だが、正直どれ一つとしてやる気が起きない。

それは単純につまらなそうに見えるからだ。

ではなぜそう見えるのか。

手が抜かれた小作品というスタンスを、前面に押し出してきているからである。

「このゲーム、遊ぶと面白いのですが、故あってグラフィックや音楽を手抜きしてあります。でも楽しいのは確かですので、我慢して遊んでください」……

で、話は最初に戻る。

こんな薄っぺらいものを前菜として出されたら、誰もメインやデザートに興味を持たないだろう。

取り戻しの効かない人生の貴重な時間を、費やすには値しない――そう思われたらそのゲームは終わりなのだ。

というわけで『ゲームの缶詰』は入れるだけ無駄だったように思う。

より良いクライマックスとエンディングを予想できるかどうか。

それがゲームの大半の価値を決めてしまうのだ。

あんま出かけないからストーリーの進みは遅いが……

新作のドラクエをやるのはドラクエ7以来なので、それもあってか、かなり面白い。

現在はドラクエ4イベントで助っ人マーニャのケツを追っかけ中。

まだ遊んでない方は是非!

プロレス界随一のバカ技「ワーム」。

知らん人に説明すると、スコッティ2ホッティーというレスラーの必殺技で、やたらと前振りが長いことで有名なのである。

まずは相手を寝かせておいて、奇妙な舞いを踊った後、「W!」「O!」「R!」「M!」と叫びながら背を向けて片足で飛び跳ねる。

リング中央を挟んで反対の位置で正対すると、今度は尺取り虫のような動きを繰り返して接近。

相手近くで立ち上がると、両腕を左右に振ってまた奇妙な舞いをして、最後にエルボードロップを叩き込む。

「最初に相手を寝かせた段階でエルボーを落とせばいいじゃん」などと普通に批評してはいけない。

これはスポーツエンタテインメント界の一大財産、究極の美技、「ワーム」なのだから。

今新日本プロレスは勢いあるし、是非ともスコッティを呼んでワームをやらせてほしい。

試合でなくとも、その技を観賞するためだけの時間を用意してくれればいい。

頼むよ本当。

↑このページのトップヘ