先日、日本国国王であらせられる志賀賢太郎様から名指しで批判された、新日本プロレスのジェイ・ホワイト選手が、その件についての釈明会見を開いた。
ジェイ選手はただでさえ白い顔を紙のようにし、紫色の唇を震わせる。
ジェイ(馬鹿)「俺は確かにスナップ・スリーパー・スープレックス、略称『SSS』を使っている。だが信じてほしい、志賀様の物真似をしたわけではないと。『SSS』の名にふさわしいのはスパイラル・シガ・シューターだ。これはまず明言しておきたい」
記者「ではもう二度とスナップ・スリーパー・スープレックスを使わないと?」
ジェイ(馬鹿)「そうしたいところなんだが……。あいにく俺は頭が悪くて、新技を生み出すのに一個につき10年かかってしまうんだ。俺が臆面もなく、ワイアットのシスターアビゲイルをブレードランナーとして完全にパクっていることからも分かるだろう?」
記者「では、技を失うのが嫌なので、今後も『SSS』ことスナップ・スリーパー・スープレックスを使い続けると?」
ジェイ(馬鹿)「志賀様には悪いが、そうさせていただくつもりだ」
記者「じゃあこれはもう、志賀様に反逆の意志を示したと捉えてよろしいですね? 志賀様は使用をやめるように勧告し、あなたは従わなかったわけですから」
ここで外道が登場。ジェイに代わってマイクアピールする。
外道(うざい)「ジェイは志賀賢太郎なんざ恐れちゃいねえよ! 志賀とのシングルマッチ、受けてやろうじゃねえか! どっちが『SSS』の使い手にふさわしいか、試合の勝敗で決めようじゃねえか!」
ジェイ(馬鹿)「(震え上がって失禁し)げ、外道、何を言ってるんだ? 俺を殺すつもりか? 戦うのは自分じゃないからって、そんな無茶苦茶な……!」
記者「これはもう試合決定ですね。ジェイ選手受諾として、一報を流させていただきます」
外道(うざい)「おう、構わねえよ! なに、ジェイ、勝てばいいんだ、勝てば」
ジェイ「勝てるわけないだろう!」
果たして第二の『スイッチブレードショック』を起こすことはできるのか。
志賀様vsジェイの一戦は、ここにその決定を見たのだった。