では早速どうぞ。
◆◇◆◇◆◇◆◇
2020年格闘技界、大晦日の大一番。
『RIZIN.26』メインイベント、バンタム級タイトルマッチ『朝倉海vs堀口恭司』。
遂に始まった戦いは、堀口がカーフキックで有利に進める。
しかし、朝倉海が堀口にスモール・パッケージ・ホールドを決めたところで、黒服レフェリーが「ロープに近すぎる」と判断。
ドントムーブが宣告された。
「ストップ! ストップ、ドントムーブ!」
レフェリーがいったん試合を止めて、朝倉海と堀口恭司もその場に固まった。
そこでまず黒服レフェリーは、「ボロン」という効果音と共にチンポコを取り出す。
そして朝倉未来の「おおっ! 何と見事なイチモツじゃあっ!」の感嘆の声を受けながら、堀口と海に照準を定めた。
「これが前田慶次の小便鉄砲じゃ~!」との叫びと共に、凄まじい勢いで放尿。
堀口と海は飛沫を浴びながら、「ルネッサ~ンス!」と声を揃えた。
そこで花道を全力疾走でやって来たのは全裸の那須川天心。
怒涛のリングインと共に早速観客席からレーザー光線が浴びせられるが、「シッ! シッ!」というよく分からん呼吸音を吐き出しつつ華麗な体さばき。
レーザー光線を寄せ付けなかった。
この緊急事態に解説席を立ったのは高田延彦。
「男の中の男、出てこいや!」とイチモツを取り出すと、スイッチの入ったマイクで股間のそれを殴打する。
その音が音響機械を通じて増幅され、横浜アリーナに響き渡った。
煩悩退散・除夜の鐘である。
これには観客も大爆笑。
観客席から尿の入った検尿コップの山が投げつけられた。
全身尿まみれになった高田延彦は、108回叩き終えたイチモツをし舞い込み、「やってやったぞ」と自信に満ちた表情。
何事もなかったかのように着席し、背広をドヤ顔で着直した。
リング上では天心が、トリケラトプス拳という彼一人だけが面白い異次元殺法を炸裂させた。
これには観客も大・大ブーイング。
この末期的状況に危機感を感じたか、ここで入場ゲートに現れたのはHIROYA。
『有利なはずのスタンディングルールでシバターにパンチをもらって情けなくダウンする』
&『総合ルールで飛び付き腕十字を完璧に極められ、超高速タップをする』
&『しかしなぜかギブアップをまぬがれたので、こっそり黙って試合続行する』
&『ユーチューバー相手に勝って当たり前の試合を一旦引き分け判定される』
&『試合中、治療中の歯を全部シバターに持っていかれる』
&『タップしたくせに、引き分けの体でマイク合戦をする』
&『その後、審議の末「タップアウトで一本負け」となると、「タップしてない」と潔くない反論をする』
&『結局ユーチューバー相手に勝って当たり前の試合を落とすことになる』
――という『負の大連鎖』で、格闘技界に前人未到の足跡を残した彼は、観客からの大「くたばれ」コールに耳を貸さずに花道を闊歩。
リングインするや、せめて汚名返上とばかりに、トリケラトプス拳を凄まじい形相で続行する天心へ自慢のパンチとキック。
しかし突如天井から降ってきた正体不明の人糞に、天心ともども巻き込まれてうずもれてしまった。
人糞を爆発的に放ちながら降下してきたのは、『ダップナーズ』総帥、「判定? 駄目だよ、脱糞じゃなきゃ!」でお馴染みの男・五味隆典!
その五味をスナイパーライフルのBB 弾で撃ち落としたのは、黒服レフェリー2号だった。
彼は五味の見せ場は終わったとばかり、除雪機で荒々しくリングに乗り入れると、五味の脱糞も五味も天心もHIROYAも、まとめて観客席の彼方へ吹っ飛ばした。
ピカピカ綺麗になったリング上では、相変わらず黒服レフェリー1号が堀口と海を見守っている。
誰もが爆笑を欲しがるその時花道に現れたのは、ヒクソン・ホイス・ヘンゾ・前川清のグレイシートレイン!
一人違うのが混じっているが、『だんご三兄弟』をBGMに行進する彼らに観客は拍手喝采。
いらなくなった天心やHIROYAが彼らにおひねりとして投げ込まれる。
グレイシートレインは無事にリングインし、した瞬間全員で後方受け身を取った。
そして後頭部をマットに強打し、全員即失神!
これには観客も大爆笑。
「さすがはグレイシー一族だ」「さすがは前川清だ」「さすがは鬼滅の刃だ」と、様々な称賛が沸き起こる。
そのグレイシーの輪の中央から、せり上がってきたのは横綱・白鳳。
凄まじい形相で雲竜型を披露すると、まわしを取って「ほ~らこれが噂の『モロだし』だよ~」と無気力に開チン。
これには観客も激怒し、後で言い逃れさせないようにアイフォーン12PROのカメラで多角的に撮影された。
フラッシュが一通り収まると、白鳳はレフェリー1号からカーフキックを73発もらってダウンする。
そして気絶したグレイシー一族共々、リング外へ放り捨てられた。
もはやリングは無法地帯だ。
誰かこの状況をすくうものはいないのか?
そんな観客の祈りが通じたか、花道に出現したのは野獣・藤田和之。
今ではすっかりプロレスリング・ノアのプロレスラーとなってしまった彼だが、今回は全裸でポコチンに蝶ネクタイという、PRIDE全盛期時代仕様。
のしのし花道を進む藤田、その眼光は鋭い……
と、そこへ入場ゲートより現れたのは、超人・ミノワマン!
藤田を膝カックンで両膝前十字靭帯断裂に追い込むと、彼の体を脇へと投げ捨て、即行でリングイン。
そこへ登場したのは……スダリオ剛!
控えめにいってイキのいい豚にしかみえないスダリオに、観客は「ミノワマンをカーフキックで倒せ!」と大合唱。
しかしふてぶてしいスダリオは慌てることなくリングに入り、ミノワマンと対峙。
ここにミノワマン対スダリオ剛・第2ラウンドが始まった。
ミノワマンはレフェリーが場外のグレート・O・カーンに気を取られている隙に、スダリオの顔面に緑色の毒霧噴射!
しかし全然効かないとばかりにカーフキックを6502発蹴られて万事休す。
ボロボロで歩行不可能になったミノワマンをカーンに投げつけてまとめて葬り去ると、スダリオは何故か感極まって号泣。
マイクアピールで「私、スダリオ剛は、アイドルを卒業します!」と吠え立てると、無人の場外へ超高速のノータッチ・トペコンヒーロ。
背中を痛打して失神し、小便とウンコを漏らした。
これには観客も津波のような「金返せ」コールで猛抗議。
丸太のように腫れ上がったチンポコにコールドスプレーを噴射していた高田延彦は、この観客の声に「払うしかないでしょ」と大英断。
全ての観客に、払うと見せかけて地獄突き、払うと見せかけて地獄突き、を連発した。
収集がつかなくなった横浜アリーナに、最後に鳴り響いたのは「踊るポンポコリン」。
闘うフリーター・所英男の入場曲だ。
全裸で金メダル一丁の所は、左右の観客に満面の笑顔でピースサインを連発した。
そんな所になりふり構わぬ墨汁のぶっかけが行われる。
真っ黒になりながらも、笑みを絶やさず花道を歩く所に、観客は後難を恐れて次第に無言になっていく。
リングインした所は、用意された白紙に体当たりして漢字一文字をしたためる。
これはあれだ、『今年の一文字』だ。
観客はほんわか和やかな雰囲気に包まれた。
しかし所が書いたのは、『殺』という恐ろしい漢字だった。
そしてマイクアピール。
「えー、色々あった2020年でしたけど、最後はね、えー、みんなでこの文字を思い出して、えー、来年もまた頑張っていきましょうってことで!」
観客席からは大「帰れ」コールが湧き起こるが、所は締めに入った。
「いきまーす! スリー、ツー、ワン、ゼロワン!」
なぜか懐かしいゼロワンのコールを行った所は、レフェリーのカーフキックでふくらはぎを青くして、場外に転がり落ちた。
これには観客も拍手喝采、狂喜乱舞。
そして朝倉海が堀口恭司にドラゴンスープレックスをかけた体勢で、ドントムーブは解かれ、試合は事なきを得た。
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2020年格闘技界、大晦日の大一番。
『RIZIN.26』メインイベント、バンタム級タイトルマッチ『朝倉海vs堀口恭司』。
遂に始まった戦いは、堀口がカーフキックで有利に進める。
しかし、朝倉海が堀口にスモール・パッケージ・ホールドを決めたところで、黒服レフェリーが「ロープに近すぎる」と判断。
ドントムーブが宣告された。
「ストップ! ストップ、ドントムーブ!」
レフェリーがいったん試合を止めて、朝倉海と堀口恭司もその場に固まった。
そこでまず黒服レフェリーは、「ボロン」という効果音と共にチンポコを取り出す。
そして朝倉未来の「おおっ! 何と見事なイチモツじゃあっ!」の感嘆の声を受けながら、堀口と海に照準を定めた。
「これが前田慶次の小便鉄砲じゃ~!」との叫びと共に、凄まじい勢いで放尿。
堀口と海は飛沫を浴びながら、「ルネッサ~ンス!」と声を揃えた。
そこで花道を全力疾走でやって来たのは全裸の那須川天心。
怒涛のリングインと共に早速観客席からレーザー光線が浴びせられるが、「シッ! シッ!」というよく分からん呼吸音を吐き出しつつ華麗な体さばき。
レーザー光線を寄せ付けなかった。
この緊急事態に解説席を立ったのは高田延彦。
「男の中の男、出てこいや!」とイチモツを取り出すと、スイッチの入ったマイクで股間のそれを殴打する。
その音が音響機械を通じて増幅され、横浜アリーナに響き渡った。
煩悩退散・除夜の鐘である。
これには観客も大爆笑。
観客席から尿の入った検尿コップの山が投げつけられた。
全身尿まみれになった高田延彦は、108回叩き終えたイチモツをし舞い込み、「やってやったぞ」と自信に満ちた表情。
何事もなかったかのように着席し、背広をドヤ顔で着直した。
リング上では天心が、トリケラトプス拳という彼一人だけが面白い異次元殺法を炸裂させた。
これには観客も大・大ブーイング。
この末期的状況に危機感を感じたか、ここで入場ゲートに現れたのはHIROYA。
『有利なはずのスタンディングルールでシバターにパンチをもらって情けなくダウンする』
&『総合ルールで飛び付き腕十字を完璧に極められ、超高速タップをする』
&『しかしなぜかギブアップをまぬがれたので、こっそり黙って試合続行する』
&『ユーチューバー相手に勝って当たり前の試合を一旦引き分け判定される』
&『試合中、治療中の歯を全部シバターに持っていかれる』
&『タップしたくせに、引き分けの体でマイク合戦をする』
&『その後、審議の末「タップアウトで一本負け」となると、「タップしてない」と潔くない反論をする』
&『結局ユーチューバー相手に勝って当たり前の試合を落とすことになる』
――という『負の大連鎖』で、格闘技界に前人未到の足跡を残した彼は、観客からの大「くたばれ」コールに耳を貸さずに花道を闊歩。
リングインするや、せめて汚名返上とばかりに、トリケラトプス拳を凄まじい形相で続行する天心へ自慢のパンチとキック。
しかし突如天井から降ってきた正体不明の人糞に、天心ともども巻き込まれてうずもれてしまった。
人糞を爆発的に放ちながら降下してきたのは、『ダップナーズ』総帥、「判定? 駄目だよ、脱糞じゃなきゃ!」でお馴染みの男・五味隆典!
その五味をスナイパーライフルのBB 弾で撃ち落としたのは、黒服レフェリー2号だった。
彼は五味の見せ場は終わったとばかり、除雪機で荒々しくリングに乗り入れると、五味の脱糞も五味も天心もHIROYAも、まとめて観客席の彼方へ吹っ飛ばした。
ピカピカ綺麗になったリング上では、相変わらず黒服レフェリー1号が堀口と海を見守っている。
誰もが爆笑を欲しがるその時花道に現れたのは、ヒクソン・ホイス・ヘンゾ・前川清のグレイシートレイン!
一人違うのが混じっているが、『だんご三兄弟』をBGMに行進する彼らに観客は拍手喝采。
いらなくなった天心やHIROYAが彼らにおひねりとして投げ込まれる。
グレイシートレインは無事にリングインし、した瞬間全員で後方受け身を取った。
そして後頭部をマットに強打し、全員即失神!
これには観客も大爆笑。
「さすがはグレイシー一族だ」「さすがは前川清だ」「さすがは鬼滅の刃だ」と、様々な称賛が沸き起こる。
そのグレイシーの輪の中央から、せり上がってきたのは横綱・白鳳。
凄まじい形相で雲竜型を披露すると、まわしを取って「ほ~らこれが噂の『モロだし』だよ~」と無気力に開チン。
これには観客も激怒し、後で言い逃れさせないようにアイフォーン12PROのカメラで多角的に撮影された。
フラッシュが一通り収まると、白鳳はレフェリー1号からカーフキックを73発もらってダウンする。
そして気絶したグレイシー一族共々、リング外へ放り捨てられた。
もはやリングは無法地帯だ。
誰かこの状況をすくうものはいないのか?
そんな観客の祈りが通じたか、花道に出現したのは野獣・藤田和之。
今ではすっかりプロレスリング・ノアのプロレスラーとなってしまった彼だが、今回は全裸でポコチンに蝶ネクタイという、PRIDE全盛期時代仕様。
のしのし花道を進む藤田、その眼光は鋭い……
と、そこへ入場ゲートより現れたのは、超人・ミノワマン!
藤田を膝カックンで両膝前十字靭帯断裂に追い込むと、彼の体を脇へと投げ捨て、即行でリングイン。
そこへ登場したのは……スダリオ剛!
控えめにいってイキのいい豚にしかみえないスダリオに、観客は「ミノワマンをカーフキックで倒せ!」と大合唱。
しかしふてぶてしいスダリオは慌てることなくリングに入り、ミノワマンと対峙。
ここにミノワマン対スダリオ剛・第2ラウンドが始まった。
ミノワマンはレフェリーが場外のグレート・O・カーンに気を取られている隙に、スダリオの顔面に緑色の毒霧噴射!
しかし全然効かないとばかりにカーフキックを6502発蹴られて万事休す。
ボロボロで歩行不可能になったミノワマンをカーンに投げつけてまとめて葬り去ると、スダリオは何故か感極まって号泣。
マイクアピールで「私、スダリオ剛は、アイドルを卒業します!」と吠え立てると、無人の場外へ超高速のノータッチ・トペコンヒーロ。
背中を痛打して失神し、小便とウンコを漏らした。
これには観客も津波のような「金返せ」コールで猛抗議。
丸太のように腫れ上がったチンポコにコールドスプレーを噴射していた高田延彦は、この観客の声に「払うしかないでしょ」と大英断。
全ての観客に、払うと見せかけて地獄突き、払うと見せかけて地獄突き、を連発した。
収集がつかなくなった横浜アリーナに、最後に鳴り響いたのは「踊るポンポコリン」。
闘うフリーター・所英男の入場曲だ。
全裸で金メダル一丁の所は、左右の観客に満面の笑顔でピースサインを連発した。
そんな所になりふり構わぬ墨汁のぶっかけが行われる。
真っ黒になりながらも、笑みを絶やさず花道を歩く所に、観客は後難を恐れて次第に無言になっていく。
リングインした所は、用意された白紙に体当たりして漢字一文字をしたためる。
これはあれだ、『今年の一文字』だ。
観客はほんわか和やかな雰囲気に包まれた。
しかし所が書いたのは、『殺』という恐ろしい漢字だった。
そしてマイクアピール。
「えー、色々あった2020年でしたけど、最後はね、えー、みんなでこの文字を思い出して、えー、来年もまた頑張っていきましょうってことで!」
観客席からは大「帰れ」コールが湧き起こるが、所は締めに入った。
「いきまーす! スリー、ツー、ワン、ゼロワン!」
なぜか懐かしいゼロワンのコールを行った所は、レフェリーのカーフキックでふくらはぎを青くして、場外に転がり落ちた。
これには観客も拍手喝采、狂喜乱舞。
そして朝倉海が堀口恭司にドラゴンスープレックスをかけた体勢で、ドントムーブは解かれ、試合は事なきを得た。