よなぷーの無駄喋り

2021年05月

前代未聞の珍事が発生した。

何と遂に『武尊vs 那須川天心』が国立競技場を舞台に行なわれることが発表されたのだが……

何とその両者が、真格闘神にして日本国国王・志賀賢太郎様を招き入れ、3WAYマッチを戦いたいと要望したのだ。

もちろんキックルールで、である。

プロレスのマットでは、3WAYや4WAYなど、複数人が同時に試合をするルールが定着している。

誰よりも早く、いずれかの対戦相手からフォールかギブアップを奪った者が勝利となる――そんな形式だ。

しかし、このルールがボクシングやキック、総合格闘技の対戦で適用されるなど、空前の事態だといえる。

記者たちは次のように憶測した。

「1人では志賀様には勝てないが、2人なら勝てるかもしれないと、武尊と天心が合意を見たに違いない」と。

キックの世界の面汚しともいえるこの2人の発表に、果たして志賀様はどう反応するのか。

真格闘神の動向に要注目だ。

記者「相変わらず最強過ぎますね」

志賀様「ええ、最強過ぎる感じですね。特に最近は最強過ぎる感じです」

記者「なぜそこまで最強過ぎるんですか?」

志賀様「これは僕も色々考えたんですよ。どうして僕は最強過ぎるのかなって。深く深く悩みました」

記者「まさに最強過ぎる悩み方ですね」

志賀様「僕はうんうんうなりました。本当に、ここまで最強過ぎる難問は未だかつてありませんでした。熟考に熟考を重ねました。そして、遂に最強過ぎる答えにたどり着いたんです」

記者「それは何だったんですか?」

志賀様「僕が最強過ぎるのは、もしかしたら……」

記者「もしかしたら?」

志賀様「僕が最強過ぎるからなんじゃないか、ってね」

記者「おお……! まさに最強過ぎる答えです!」

志賀様「この最強過ぎる真実に到達したとき、僕の中で最強過ぎる暗雲が一気に晴れました。それはもう、最強過ぎる気分でした。僕は最強過ぎる爽快感を得たのです」

記者「まさに最強過ぎる志賀様ならではの最強過ぎる成果です」

志賀様「でしょう? 僕はこの最強過ぎる結果をもって、最強過ぎる自分を更に最強過ぎるたらしめんと欲しました。そして今も、最強過ぎるトレーニングを欠かしていない、というわけです」

記者「さすがに最強過ぎますね!」

志賀様「はい! 僕は最強過ぎます!」

記者「これからも最強過ぎてください!」

志賀様「はい! ご期待に応えられるよう最強過ぎていきたいと思います!」 

やっぱり志賀様は最強過ぎる……!

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