ホテル『ドラディション』龍の間において、目前に迫った前代未聞のキックルール3WAYマッチ、「志賀様vs那須川天心vs武尊」の公開合同記者会見が行われた。
キックボクシングのルールで三人同時に戦うというのは、かつてなかったことである。
しかも、那須川天心と武尊がこの試合を組んだ目的は、「志賀様潰し」であることは明らかだ。
きっと開始早々、二人がかりで志賀様を襲撃するに違いない。
それを分かった上で、あえて対戦要求を受けた志賀様は、一体何をお考えなのだろうか?
フラッシュの砲列の前で、三人の勇者――というか、一人の神と二人の愚者が並んでファイティングポーズを取る。
那須川天心と武尊は、志賀様のオーラを前にして、早くもちびっていた。
スーツの股間がしとどに濡れている。
その後、三人は着席して、それぞれ試合への抱負を語り始めた。
まずは武尊から。
武尊「俺は恐れちゃいない! 恐れちゃいないんだ!」
涙ながらに話している時点で、説得力は微塵もない。
武尊「当日は必ず、俺が志賀様と天心を沈めて勝者となる! 以上!」
続いて天心。
天心「このメンバーの中では俺が一番若いですが、経験と強さは俺が一番だと思います。試合では客席からのレーザー光線に気を付けつつ、俺だけしか面白くないトリケラトプス拳を決めたいと思います!」
そして志賀様。
志賀様「頑張ります」
何と志賀様はこの一言のみ!
会場が騒然とする中、志賀様は悠々と退場していった。
天心・武尊「お、俺たち、殺される……!」
今や恥も外聞もなく、二人は震え上がって尿を漏らし続けるのだった……
キックボクシングのルールで三人同時に戦うというのは、かつてなかったことである。
しかも、那須川天心と武尊がこの試合を組んだ目的は、「志賀様潰し」であることは明らかだ。
きっと開始早々、二人がかりで志賀様を襲撃するに違いない。
それを分かった上で、あえて対戦要求を受けた志賀様は、一体何をお考えなのだろうか?
フラッシュの砲列の前で、三人の勇者――というか、一人の神と二人の愚者が並んでファイティングポーズを取る。
那須川天心と武尊は、志賀様のオーラを前にして、早くもちびっていた。
スーツの股間がしとどに濡れている。
その後、三人は着席して、それぞれ試合への抱負を語り始めた。
まずは武尊から。
武尊「俺は恐れちゃいない! 恐れちゃいないんだ!」
涙ながらに話している時点で、説得力は微塵もない。
武尊「当日は必ず、俺が志賀様と天心を沈めて勝者となる! 以上!」
続いて天心。
天心「このメンバーの中では俺が一番若いですが、経験と強さは俺が一番だと思います。試合では客席からのレーザー光線に気を付けつつ、俺だけしか面白くないトリケラトプス拳を決めたいと思います!」
そして志賀様。
志賀様「頑張ります」
何と志賀様はこの一言のみ!
会場が騒然とする中、志賀様は悠々と退場していった。
天心・武尊「お、俺たち、殺される……!」
今や恥も外聞もなく、二人は震え上がって尿を漏らし続けるのだった……