2021年大晦日のRIZINメインイベント、朝倉海vs扇久保博正の一戦でそれは起こった。
朝倉海が扇久保をカーブストンプでマットに叩きつけた際、レフェリーのジョー樋口があの世から「ロープに近すぎる」と注文。
慌てたサブレフェリーのレッドシューズ海野が、「ストップ! ストップドントムーブ!」と選手たちに指示を出す。
そして今年もイチモツをご開陳し、例によって例のごとく「これが前田慶次の小便鉄砲じゃ~!」と小便を発射。
朝倉海と扇久保に黄色い清水をぶちまけた。
それを観ていた朝倉海のセコンドの朝倉未来が、「おおっ! 何と見事なイチモツじゃあ!」と感激し、自分もリングインして放尿を始める。
これにオットセイのごとく「あうっ! あうっ!」と喜んでのたうち回る選手二人。
会場は冷めきって、「何やってんの?」「バッカじゃない?」「キモすぎ!」という髙田延彦のコメントが甲高く聴こえた。
そこへ現れたのは蝶野正洋。
花道を猛ダッシュで突っ走ると、朝倉未来の後頭部へケンカキックを叩き込んだ。
朝倉未来はプラトーンの兵士のように、万歳してその場に両ひざをつく。
その瞬間、両ひざ前十字靱帯が揃ってぶち切れて、朝倉未来はリング上をのたうち回った。
それを無視して蝶野はリングを下りると、まずは日本酒を一杯やりながら、解説席に着席。
「これはまずね、朝倉選手が扇久保選手を失神させたわけだけど、これはつまりドントムーブでね、これは要するに反則。これは正直、レフェリーの判断がおかしいというか……」
相変わらず下手くそな解説を黙って聞いていられず、髙田延彦は蝶野の頬へハイキックを放った。
しかしスポーツ冒険家である北尾氏のようにはいかず、蝶野は失神することなく激昂。
「これは非常識というか問答無用というか、髙田選手はもっているというか。これは許されないというか、これはおかしい、そうじゃないか、と」
さっぱり意味の通らない怒り方で、髙田の顔面を張り手一発。
髙田延彦は失禁して「お前は男だ!」と叫びつつ昏倒した。
これには場内も大爆笑。
蝶野目掛けてエアガンの弾が乱れ飛んだ。
その間、ずっと放尿し続けていた海野レフェリーだったが、もう尿が尽きてしまう。
ギリギリ踏ん張る海野に対し、観衆は大・大「スダリオ」コール。
この声援に黙っていられるスダリオ剛ではない。
威風堂々、花道を闊歩してくる本物のスダリオ剛。
早速観客からミカンの皮や、中身の入った検尿コップ、使いかけのトイレットペーパーが投げつけられる。
スダリオは両手を広げて「ホワイ?」と口走りながら、どうにかリングイン。
その瞬間に、朝倉海と扇久保博正のダブルハイキックを浴びて轟沈した。
会場が爆笑を求めて静まり返ると、現れたのは那須川天心。
「最近KOなくなったよな」との観客の本音にさらされつつ、スライディングでリングインした。
立ち上がったところで、早速客席からレーザー光線を当てられる。
しかし天心は「しっ! しっ!」とか何とかわめきながら、その鋭峰をかわして寄せ付けない。
意識のないスダリオ剛に駆け寄ると、天心は「ここに豚が一丁!」と渾身のギャグ。
これに一部視聴者から「差別ではないか」と抗議の電話が殺到。
天心は榊原からのイヤモニターでの指示を受け、リング中央で土下座して謝った。
そのケツに海野レフェリーが蹴りを入れると、天心は「どうしよう! お尻が二つに割れちゃった!」とくだらんリアクション。
激怒した朝倉海と扇久保博正に対しては、「やってる本人だけが面白い」トリケラトプス拳で対抗した。
これには観衆も「帰れ」コール。
天心は泣きながら花道を去っていった。
微妙な空気の館内は、新鮮な若者を欲した。
これに気を利かせたつもりで現れたのは、今さらのヒクソン・グレイシー。
グレイシートレインで花道を行く彼には、「完全に昭和」との大合唱が浴びせられた。
ヒクソンはロープを跨いでリングに入ろうとしたところ、その動作でアキレス腱が左右揃って断裂したらしい。
ロープを跨いだまま動かないヒクソンに、ホイスやホイラーやアホのサカターが心配の視線を注ぐ。
これにはヒクソンも脂汗を垂らして号泣。
いきなりの泣ける場面に、復活したスダリオ剛がカーフキックで乱入した。
ヒクソンが完全に足をやられた後、復讐しようとしたホイスやホイラーやアホのサカターたちだったが、スダリオのカーフキックの前に脆くも全滅。
結局リングインさえできないまま、グレイシー一族は花道を引き返していった。
これについてすぐさま、榊原から場内への説明が入った。
「どうも、ノーコメントおじさんです」
あまりの劇的なつまらなさに、場内は大ブーイング。
「とうとうこの2人が闘います。那須川天心!」
さっき退場したばかりの天心が、何食わぬ顔で入場してきた。
これには館内も大爆笑。
時速240キロでおひねりが投げつけられた。
「そして、武尊!」
遂にK-1を代表する選手・武尊が、RIZINのリングに上がった。
高速おひねりで全身血だるまの天心は、「きっちり判定で勝ちます」と不安な予告。
これに対し武尊は、まず所在なくたたずむスダリオを蹴り落として一言。
「僕も、きっちり判定で勝ちます」
やっぱり判定で決まるのか~、と納得する榊原は、「やっと温まってきた」とスーツを脱ぎ捨て全裸に。
「僕が、判定で勝たせます!」
これには会場もしらけムード。
全然面白そうじゃない2人の対決は、果たしてどうなるのか……
そんな漠然とした不安を感じながら、榊原の粗チンをリングサイドのカメラマンが激写。
榊原は「これ絶対裁判沙汰になるぞ!」と激昂しながら、カメラマンにポーズを決める。
最後はそんな3人を海野レフェリーが蹴り落として、朝倉海と扇久保博正を左右に記念撮影。
試合は事なきを得た。
朝倉海が扇久保をカーブストンプでマットに叩きつけた際、レフェリーのジョー樋口があの世から「ロープに近すぎる」と注文。
慌てたサブレフェリーのレッドシューズ海野が、「ストップ! ストップドントムーブ!」と選手たちに指示を出す。
そして今年もイチモツをご開陳し、例によって例のごとく「これが前田慶次の小便鉄砲じゃ~!」と小便を発射。
朝倉海と扇久保に黄色い清水をぶちまけた。
それを観ていた朝倉海のセコンドの朝倉未来が、「おおっ! 何と見事なイチモツじゃあ!」と感激し、自分もリングインして放尿を始める。
これにオットセイのごとく「あうっ! あうっ!」と喜んでのたうち回る選手二人。
会場は冷めきって、「何やってんの?」「バッカじゃない?」「キモすぎ!」という髙田延彦のコメントが甲高く聴こえた。
そこへ現れたのは蝶野正洋。
花道を猛ダッシュで突っ走ると、朝倉未来の後頭部へケンカキックを叩き込んだ。
朝倉未来はプラトーンの兵士のように、万歳してその場に両ひざをつく。
その瞬間、両ひざ前十字靱帯が揃ってぶち切れて、朝倉未来はリング上をのたうち回った。
それを無視して蝶野はリングを下りると、まずは日本酒を一杯やりながら、解説席に着席。
「これはまずね、朝倉選手が扇久保選手を失神させたわけだけど、これはつまりドントムーブでね、これは要するに反則。これは正直、レフェリーの判断がおかしいというか……」
相変わらず下手くそな解説を黙って聞いていられず、髙田延彦は蝶野の頬へハイキックを放った。
しかしスポーツ冒険家である北尾氏のようにはいかず、蝶野は失神することなく激昂。
「これは非常識というか問答無用というか、髙田選手はもっているというか。これは許されないというか、これはおかしい、そうじゃないか、と」
さっぱり意味の通らない怒り方で、髙田の顔面を張り手一発。
髙田延彦は失禁して「お前は男だ!」と叫びつつ昏倒した。
これには場内も大爆笑。
蝶野目掛けてエアガンの弾が乱れ飛んだ。
その間、ずっと放尿し続けていた海野レフェリーだったが、もう尿が尽きてしまう。
ギリギリ踏ん張る海野に対し、観衆は大・大「スダリオ」コール。
この声援に黙っていられるスダリオ剛ではない。
威風堂々、花道を闊歩してくる本物のスダリオ剛。
早速観客からミカンの皮や、中身の入った検尿コップ、使いかけのトイレットペーパーが投げつけられる。
スダリオは両手を広げて「ホワイ?」と口走りながら、どうにかリングイン。
その瞬間に、朝倉海と扇久保博正のダブルハイキックを浴びて轟沈した。
会場が爆笑を求めて静まり返ると、現れたのは那須川天心。
「最近KOなくなったよな」との観客の本音にさらされつつ、スライディングでリングインした。
立ち上がったところで、早速客席からレーザー光線を当てられる。
しかし天心は「しっ! しっ!」とか何とかわめきながら、その鋭峰をかわして寄せ付けない。
意識のないスダリオ剛に駆け寄ると、天心は「ここに豚が一丁!」と渾身のギャグ。
これに一部視聴者から「差別ではないか」と抗議の電話が殺到。
天心は榊原からのイヤモニターでの指示を受け、リング中央で土下座して謝った。
そのケツに海野レフェリーが蹴りを入れると、天心は「どうしよう! お尻が二つに割れちゃった!」とくだらんリアクション。
激怒した朝倉海と扇久保博正に対しては、「やってる本人だけが面白い」トリケラトプス拳で対抗した。
これには観衆も「帰れ」コール。
天心は泣きながら花道を去っていった。
微妙な空気の館内は、新鮮な若者を欲した。
これに気を利かせたつもりで現れたのは、今さらのヒクソン・グレイシー。
グレイシートレインで花道を行く彼には、「完全に昭和」との大合唱が浴びせられた。
ヒクソンはロープを跨いでリングに入ろうとしたところ、その動作でアキレス腱が左右揃って断裂したらしい。
ロープを跨いだまま動かないヒクソンに、ホイスやホイラーやアホのサカターが心配の視線を注ぐ。
これにはヒクソンも脂汗を垂らして号泣。
いきなりの泣ける場面に、復活したスダリオ剛がカーフキックで乱入した。
ヒクソンが完全に足をやられた後、復讐しようとしたホイスやホイラーやアホのサカターたちだったが、スダリオのカーフキックの前に脆くも全滅。
結局リングインさえできないまま、グレイシー一族は花道を引き返していった。
これについてすぐさま、榊原から場内への説明が入った。
「どうも、ノーコメントおじさんです」
あまりの劇的なつまらなさに、場内は大ブーイング。
「とうとうこの2人が闘います。那須川天心!」
さっき退場したばかりの天心が、何食わぬ顔で入場してきた。
これには館内も大爆笑。
時速240キロでおひねりが投げつけられた。
「そして、武尊!」
遂にK-1を代表する選手・武尊が、RIZINのリングに上がった。
高速おひねりで全身血だるまの天心は、「きっちり判定で勝ちます」と不安な予告。
これに対し武尊は、まず所在なくたたずむスダリオを蹴り落として一言。
「僕も、きっちり判定で勝ちます」
やっぱり判定で決まるのか~、と納得する榊原は、「やっと温まってきた」とスーツを脱ぎ捨て全裸に。
「僕が、判定で勝たせます!」
これには会場もしらけムード。
全然面白そうじゃない2人の対決は、果たしてどうなるのか……
そんな漠然とした不安を感じながら、榊原の粗チンをリングサイドのカメラマンが激写。
榊原は「これ絶対裁判沙汰になるぞ!」と激昂しながら、カメラマンにポーズを決める。
最後はそんな3人を海野レフェリーが蹴り落として、朝倉海と扇久保博正を左右に記念撮影。
試合は事なきを得た。