筆圧、印圧により下の紙(2枚目や3枚目)に写る用紙を「複写用紙」と云います。
「複写用紙」は加圧して複写させるので、下の紙に写りやすいように上質紙などと比べて薄い用紙が使われます。

かつてはペラペラした薄くて真っ黒な「カーボン紙」を複写用紙の間に挟んで複写していました。
その後、複写用紙の裏全面にカーボンを塗布した「全面裏カーボン紙」や、複写用紙の裏面に複写させたい部分のみにカーボンを加工する「裏カーボン印刷」が登場します。

「裏カーボン印刷」は運送会社の配送伝票など、今でも多く使われています。また、全面裏カーボン紙も一部の伝票で使われています。

一方、複写用紙の表面に特殊なマイクロカプセルを塗布し、加圧することでマイクロカプセルを潰して、発色させるする用紙があります。

マイクロカプセルは透明でカーボンのように目で見えないので「ノーカーボン紙」と呼びます。ノーカーボン紙には、「上用紙」「中用紙」「下用紙」があります。

「上用紙」・・・用紙の裏面にカプセル(発色基材)を塗布
「中用紙」・・・用紙の表面に顕色剤、裏面にカプセル(発色基材)を塗布
「下用紙」・・・用紙の表面に顕色剤を塗布

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各シートを上図のように重ねて筆圧や印字圧を加えると、マイクロカプセルがこわれ、
カプセル内の無色染料が顕色剤と瞬間的に化学反応を起こして、発色します。

※参照URL:米村印刷WEBサイト  http://yo-net.co.jp/paper/

ですので、当然ながら「上用紙」「中用紙」「下用紙」の順序を間違えますと発色しない=写らない、事になります。

複写枚数に限らず、1番上には「上用紙」・一番下には「下用紙」・中間は「中用紙」を使用します。
筆圧、印圧により下の紙ほど写りが薄くなりますので、最大の複写枚数は6枚迄が良いでしょう。