「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、急に朝晩涼しくなってきました。
今週末は、運動会です。
過ごしやすいといいな。。。
湊かなえさんの「告白」を読みました。
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。
ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。
本屋大賞に選ばれた作品で映画化されたのも知っていましたが、なんとなく読む気になれず、今まで読んでいませんでした。
教職を辞職する女教師、森口の、学校最後の日のHRの話(告白)から始まります。
この話が、すごく長いです。
長くて、引き込まれます。
話の核心は、娘は、学校のプールで事故死したのではなく、このクラスの生徒に殺されたのだということ、そして、その生徒へ自分はすでに制裁を加えたのだということです。
加害者の生徒2人は、名前はふせているものの、話の内容からクラスの生徒には、誰なのか特定できます。
その後、2人の生徒がどうなっていったのか……。
森口先生の考え方や行動は、ちょっとぶっ飛びすぎている感じはしますけど、面白かったです。
結局、最後は、A君はちょっとばかり賢かったけど、大人(森口)の知恵にはかなわなかったんだなーと思ってしまいました。