「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、急に朝晩涼しくなってきました。

今週末は、運動会です。

過ごしやすいといいな。。。


湊かなえさんの「告白」を読みました。


告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)/双葉社

我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。

ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。



本屋大賞に選ばれた作品で映画化されたのも知っていましたが、なんとなく読む気になれず、今まで読んでいませんでした。


教職を辞職する女教師、森口の、学校最後の日のHRの話(告白)から始まります。

この話が、すごく長いです。

長くて、引き込まれます。

話の核心は、娘は、学校のプールで事故死したのではなく、このクラスの生徒に殺されたのだということ、そして、その生徒へ自分はすでに制裁を加えたのだということです。

加害者の生徒2人は、名前はふせているものの、話の内容からクラスの生徒には、誰なのか特定できます。

その後、2人の生徒がどうなっていったのか……。


森口先生の考え方や行動は、ちょっとぶっ飛びすぎている感じはしますけど、面白かったです。


結局、最後は、A君はちょっとばかり賢かったけど、大人(森口)の知恵にはかなわなかったんだなーと思ってしまいました。