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車いす後姿

いつもの外出風景です。
写真は、簡易型電動車いすに乗って、後ろ向きに出るところです。バッテリーは重いから、出てから装着します。
この車いすは、今、通院や買い物などちょっとした外出に大活躍してくれています。
昨秋、この電動車いすが完成するまでの過程を、車いすを入手するまでというこのブログのカテゴリーをつくり、時系列でまとめました。

この車いすは、それまでの手でこぐ車いすより、座幅を2センチほど広く採寸して作ってもらったので、乗りやすくなりましたが、マンション玄関の開口部がもともと狭く、作り付けの下駄箱もあるので、出る幅がギリギリで、手の拳が当たったり、ドアに車いすのハンドリムが擦れたりして、苦心して出入りしています。

実は、自分の住むマンションは、1973(昭和48)年に建った、築36年の14階建てマンションで、現在、外壁、各階共用部分の廊下、バルコニー、ベランダの洗浄と補強、床材の交換など、住居専有部分を除く箇所の大規模改修工事が進められています。
先月(9月)中旬から工事が始まり、今はマンション全体が工事用の足場の鉄骨やネットで囲まれている状態です。来年(2011年)の3月に完了予定の長期にわたる工事で、マンションの管理組合、自治会等の議論と議決を経て、長年の懸案だった改修が実現することになりました。

●玄関の改修に危機感

全240世帯あるマンション各戸の玄関扉も、これまで塗装をやり変えたりしてきましたが、いかんせん老朽化したため、枠組みはできるだけ生かしてすべて取り替えることになっています。
ところが、玄関の開口部は、計画では、両側から1.5センチずつ、現在より計3センチ狭くなる、というのです。
これでは、今でさえ玄関の幅が狭いのに、車いすが出せなくなってしまいます

他にも、ご高齢や障がいをもたれた方で、車いすを使用されておられる居住者がお見え、とのことですが、みなさん介護用の小さな車いすを使っておられ、ご家族の介助を受けて過ごしておられるようで、玄関の出入りの苦心は、あまり感じておられないようです。電動で、自走式の、体格に合わせた大きな車いすを使っているのは、目下のところは、自分だけ…みたいなのです。実態が隠れているかもしれません。

いずれにしても、車いすでの玄関の出入りは、死活問題なのです。
マンションの玄関は、内側は占有部分、外観は共有部分と、少し複雑な位置づけかもしれません。

●玄関の段差も…
玄関の段差もバリアに…
この写真のような玄関の段差も、本当は解消したいところです。
上肢の機能がよく、車いすの操作が巧みな人なら、前輪キャスターを上げて乗り越えられることでしょう。僕の場合は、車いすを手動ギアに切り替えて、後ろ向きに入ることで、クリアしています。しかし、その日の体調や外出の疲れ等で、両腕に力が入らない日もあるのです。

最近は、いろいろな段差解消グッズが、屋内用、屋外用ともに発売され、材質も木製、硬質ゴム製、アルミ製といろいろあり、それで対応しようか…と思案しているのですが、マンションの通路は共有部分のため、スロープを出したままにしておくことはできないのです。これは消防法にもひっかかる、とのことです。車いすで玄関を出入りする度に、それを出したり、屋内にしまったりしなければならず、煩雑なことになります。

今後、玄関扉の意匠や外観などを損なわない範囲で、玄関の開口部を広く採る工法について、工夫できるよう、ライフマネージャー(管理人)様を通じ、検討をお願いし、工事担当者ともご相談するつもりです。