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昨夜、ニュース番組(News23クロス)の最後に、女優の田中好子さんの訃報が飛び込んできた。
1970年代に一世を風靡し「普通の女の子に戻りたい」「私たちは幸せでした」とグループを解散した元キャンディーズのスーちゃんが田中さん。急逝の知らせには大変驚いた。55歳は逝くには早すぎる。

○○ちゃん派

キャンディーズは、ファンの好みがランちゃん(伊藤蘭さん)派、スーちゃん派、ミキちゃん(藤村美樹さん)派に分かれていた。
友人はランちゃんが可愛い、と言っていたが、僕は当時ふっくらとした丸顔の可愛いスーちゃんが好きだった。

コントが出来るアイドル

キャンディーズはお笑いコントに出演するアイドルグループの走りのような存在で、伊東四朗さん、小松政夫さんの電線音頭が人気だった「みごろ!食べごろ!笑いごろ!」(現・テレビ朝日、1976〜78年)やザ・ドリフターズの「全員集合」や「ドリフ大爆笑」などにもたびたび出演した。「世界のキャンディーズになるまで、涙は禁物よっとおかしい事を真面目に演じていたのが、中途半端な最近のアイドルとは一味違っていた。



キャンディーズ解散後、程なくしてスーちゃんは、ランちゃんと同じく女優業に転じたが、女優としての田中好子さんは、アイドル時代と比べ、まなざしが深く、険しくなり、演技の道はなかなか厳しいのかな、と受け止めたこともあった。
ご自身が20年近くにもわたって、闘病しながら女優業を両立させていたことは、訃報を伝える報道を通じ、初めて知った。

黒い雨

何年も前に見た井伏鱒二の小説が原作の映画『黒い雨』(今村昌平監督、1989年)で、原爆により”黒い雨”を浴びた為に人生を狂わされた一人の若い女性、矢須子を田中さんが演じ、あえてモノクロで制作された映像とともにとても印象的だったことを憶えています。

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スーちゃん、どうぞ安らかに・・・。