日々是好日−つれづれよっぽブログ

ご訪問ありがとうございます。 日々是好日―いつも、きょうが一番よき日である、と信じ、感謝して生きる…茶道の師範だった亡き祖母が教えてくれたことばから命名しました!2016年3月、開設10周年を迎えたブログです。 「よっぽ」は、イタリアのおしゃれなねずみ“トッポ・ジージョ”からとった僕の幼い頃からの愛称です。只今、月に複数回程度の更新頻度となっています。※コメント大歓迎!(但し、記事と全く無関係なコメントは、予告なく削除させていただきます)

平和への思い

8月5日、「バリバラ」(NHK・Eテレ)障害者と戦争
テーマに関心を持ち、視聴した。
戦時中、障害があると、戦争に協力できぬ者は、「非国民」「穀潰し」と呼ばれ、人間扱いされなかった。

過去記事:終戦記念日に読む「障害者と戦争」(2006年8月15日)

しかし、どのように心身の状態が重度であっても、徴兵検査だけは受けなければならなかった。
衆人環視の下で、裸にされ、辱めを受けた、と、番組にVTR出演された、脳性まひで現在93歳の男性が、お書きになったものをヘルパーに読み上げてもらう方法を交えて、語っておられた。

一方、今回の番組で、視覚障害者が、優れた聴覚で空襲に備え、監視する「防空監視員」として任務に当たるなど、戦争に協力した側面もあったことを知った。「敵機爆音集」というレコードを繰り返し聴いて、訓練したという。

戦争に協力できない命は不要、と、人間を選別されたのは、今は昔のこと、と言い切れるだろうか。今は、「生産性」や、経済協力の可否で人間が選別される考えが蔓延りつつある。「どこかで聴いたことがあることではないだろうか」と番組MCの一人、玉木幸則さんは話していた。

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7月に入り、梅雨本番のすっきりしない天候が続いている。

今週は、安倍内閣により「集団的自衛権」行使容認が閣議決定された話題で持ちきり。

集団的自衛権を行使すれば、アメリカが海外で起こす戦争に、日本も参加することになる。

1日に安倍首相は、記者会見で、「国民の生命を守るため」とその責任を強調していたが、何度聴いても、国が今、この権利を敢えて行使する正当性は、全く理解できなかった。

憲法で禁じられていることについて、内閣の判断でその解釈を変更する。
それを閣議で決める、ということも今まで経験したことがないことで、大変な違和感があった。

これに賛成の人は、これで日本もようやく「普通の国」になった、という。
その根拠は「日本が攻撃されたら、やり返すのは当たり前」等々だが、有事における「明白な危険」とは、どのような事態かは今ひとつはっきりしない。
今までの政府見解の個別的自衛権の行使で充分ではなかったか。


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「集団的自衛権」の行使は、武力行使を伴うので、当然憲法違反だ。

だから、堂々と国民の前に憲法改正を発議し、つじつまを合わせるべきだ、という議論もあるが、それは為にする議論だ。

僕は、9条は、海外で有事になっても、日本が何も出来ない「腰抜け」条文だ、などという立場は採らない。 それどころか世界に何ら恥じることのない崇高な条文だと思っている。

だから、集団的自衛権を行使する以上は、憲法を実態に合わせるべきだなんて、そんな議論をして、憲法改正への世論を醸成するマスコミの動きも警戒している。

何だか嫌な世の中になった。

日本のナショナリズムも新しい段階に入った
ような気がする。
日本国憲法は、前文や9条を通じ、世界中の人びとと、手を携えて仲良くしよう、そうすることを通じ、日本国は世界から信頼され、名誉ある地位を占めたいと願う、ということが書いてある。

「世界の人びとと、どのように仲良くしてゆけるか、それこそが人類普遍の願望だ、というナショナリズム(国家・国民nation独立・統合の精神や運動)」
がますます重要な段階を迎えた、ということである。


来週は七夕。 短冊に、平和であれ、と願いを込める。

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11月3日から五夜連続の、TBS開局60周年特別企画『99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜』(原作・脚本:橋田壽賀子)が昨夜完結。

99年前に、貧農にあえぐ島根の山村から、アメリカの大地に夢をかけて、シアトルに渡った青年、平松長吉(演:青年期を草なぎ剛、壮年期を中井貴一)と、戦乱と逆境の中にあっても、日本人としての誇りを胸にたくましく生き抜いた家族の愛と絆の物語。

日系移民一世の長吉は、移民排斥の差別と偏見、厳しい労働条件にめげず、生活を始め、同じく、写真でしか見たことのない男性と結婚するため、海を渡ってきた女性・とも(演:若い日をイモトアヤコ…“珍獣ハンター”イモト、女優開眼か、壮・老年期を、泉ピン子…「写真花嫁」という制度により結婚した日系移民の男性もいたらしい。)と世帯を持ち、二男二女をもうける。

農場や事業を開き、幸せに推移するかに思われた平松一家にも、第二次世界大戦が影を落とす。
日米関係が悪化するなかで一家は、強制収容所生活を余儀なくされ、戦乱に巻き込まれるなかで、日系移民二世として生まれた夫婦の子どもたちにも、過酷な運命がもたらされ、家族の絆は引き裂かれてゆく…。

アメリカに生まれ、日本を知らずに生きるしかなかった夫婦の長男、一郎(演:草なぎ剛-二役)とその妻・しのぶ(演:仲間由紀恵、現代編を八千草薫)がダブル主演で熱演。境遇の違う二人の出会いのエピソードが印象的。

アメリカからJAPと罵倒され、差別され、それでも家族を守るため、アメリカに忠誠を誓わされ、日系移民二世だけで編成された「四四二部隊」の一員として、戦線に赴く青年を、草なぎ君が鬼気迫る表情で演じ、終始圧倒された。
また、一貫して兄嫁に思いを重ねながらも、兄と父亡き後、一家を守り抜いた弟、次郎(演:松山ケンイチ、現代編を上条恒彦)も頼もしかった。
アメリカの戦乱を避けるため、日本に返され、家族と離れ離れになった姉妹、しづ(演:寺島咲)と、さち(演:川島海荷、現代編を岸恵子)も健気で、たくましく、涙を誘われるエピソードが多くあった。

戦争がいかに家族や民族の絆を引き裂く行為か、日系移民は、一世の人々は長くアメリカ国籍もとれず、米国人のはずの二世の人々も、アメリカからは守ってもらえず、生きるためにアメリカに忠誠登録した家族は、日本人から裏切り者扱いされる二重の苦しみがあった。

これまでドラマとして、余り描かれてはこなかった日系移民の人々の生活を通じ、そうした側面が映し出されていた。

自らこれが「最後の作品」と宣言した85歳の脚本家の、こん身の一作…。
平和の大切さはいわずもがな、もし、“アメリカ憎し”の歴史観のみで終わったら安手のドラマになってしまう、と心配しながら見ていたが、それは杞憂に終わり、新しい時代の友好のあり方も、作者のメッセージとして視聴者に伝わったと思う。

一編の大河ドラマを見終わったようで、深い余韻と感動が残った。

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3
きょう、64回目の「終戦の日」。
書家で詩人の相田みつをさんの「ひぐらしの声」という詩が心に残った。

相田みつをさんの2番目のお兄さんは、銃弾を胸に受けて戦地で亡くなる直前にこんな言葉を残したという。

「戦争と言うのは 人間のつくる 最大の 罪悪だなぁ 」


ひぐらしの声

ああ 今年も
ひぐらしが鳴き出した

ひぐらしの声は
若くして戦争で死んだ
二人のあんちゃんの声だ
そして
二人のあんちゃんの名を
死ぬまで呼びつづけていた
悲しい母の声だ
そしてまた
二人のあんちゃんのことには
ひとこともふれず
だまって死んでいった
さびしい父の声だ

ああ 今年も
ひぐらしが鳴き出した


引用:携帯サイト『相田みつをの心』今日のことば 2009年8月14日配信

「ひぐらしの声」は相田みつを作品集 全2巻第3章いのちに所収。



相田みつをさん関連記事:[ことば]日日是好日(2006年05月10日


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4
きょうは64回目の広島「原爆の日」。
改まった気持ちになります。

原爆症認定訴訟は、2003年の提訴から6年余を経て、麻生首相や舛添要一厚労相と、原告団の双方に、救済策と集団訴訟の終結を盛り込んだ確認書が交わされ、「全面解決」に向かうなど、歴史的な日にもなりました。

映画やテレビドラマにもなった中沢啓治さん原作の漫画『はだしのゲン』の英語版、2004年から市民グループによる翻訳作業と刊行が続けられてきましたが、このほど、その全10巻が完成したそうです。オバマ米大統領にも贈呈の予定とか…。

「核廃絶」が確かな流れとなるように、作品が役立ちますように…。

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時事ドットコム:英語版「はだしのゲン」が完成=オバマ大統領にも贈呈、核廃絶期待
原爆で廃虚と化した広島でたくましく生き抜く少年の姿を描いた長編漫画「はだしのゲン」の英訳が完了し、最終巻の第10巻が米出版社から今秋に刊行される。全巻完成に、作者の中沢啓治さん(70)は「ぜひオバマ大統領一家に見てもらいたい」と期待。翻訳者たちは早速、広島訪問を求めるメッセージを書いた色紙とともに、そろったばかりの英訳版を大統領に送る予定だ。
 物語は、原爆で父と姉、弟を失った中沢さんの実体験に基づく。約25年前、米国でアニメ版を上映しており、中沢さんは「上映後も観客が立ち去らず、そのうち一人の女性が泣きながら僕を抱きしめた」と振り返る。「視覚に訴える点ではアニメも漫画も同じ。きのこ雲の下で起こった惨状が強く伝わるはずだ」。
 翻訳を担ったのは、金沢市の市民グループ「プロジェクト・ゲン」。9年前から翻訳・編集を手掛け、2004年に英語版第1巻が発刊された。代表の浅妻南海江さん(66)は「活動を続けられたのは『被爆の実態を多くの米市民に伝えたい』との熱意があったから。原爆投下で多くの命が救われたと思っている人にこそ、『ゲン』を見てもらいたい」と話す。(2009/08/04-15:28)


【はだしのゲン原作者、中沢啓治さん著:はだしのゲン自伝

はだしのゲン自伝

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これまでニュース、テレビドラマ、音楽などのジャンルに分散していた「平和」に関する当ブログの記事を、「平和への思い」のカテゴリーに再整理しました。
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わたしの国とかの国の 人の生命はおなじ…
ヒロシマの有る国で しなければならないことは
ともる戦の火種を 消すことだろう

昨年8月、いつ接しても胸熱くなるヒロシマの有る国でという歌のことを、歌詞を載せて記事に書きました。

その歌をお作りになった、シンガーソングライターの山本さとしさんから、このブログのメールフォームを通じ、メッセージをいただきました。

山本さとし オフィシャルHP フォーク・ソングの風に吹かれて

僕の歌のことありがとうございます。
どうぞ体調に留意され、平和を愛する気持ちをつなげていってください!


山本さとし様
『日々是好日―つれづれよっぽブログ』を運営しております、“よっぽ”と申します。この度は、僕の拙いブログ記事に目をとめていただいた上、
温かいメッセージを頂戴致しまして、とても感謝しております!

『ヒロシマの有る国で』をお作りになった方から、直接メッセージをいただけるとは思ってもみませんでしたので本当にうれしかったです。
ちょっと興奮気味の僕です(笑)。

大学の学生寮で寮内うたごえサークル『マルクスのしっぽ』の活動を通してこの歌と出会いました。1986年ごろだったと思います。

当時はカセットテープだったと思いますが、先輩から歌をダビングさせてもらい、何度も何度も聴きました。

「わたしの国とかの国の 人の生命はおなじ」という歌詞が好きです。

うたの持つ力ということも、考えるようになりました。

山本様も、どうかご自愛のうえ、これからもご活躍下さいます様、願っております。ではまた。お元気で!ありがとうございました。

ヒロシマと音楽
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3
きょう、63回目の広島原爆忌。
きたがわてつさんというシンガーソングライターが歌う、『ヒロシマの有る国で』(作詞・作曲:山本さとし)を初めて耳にし、歌ったのは学生時代。
いつ接しても、胸が熱くなります。

八月の青空に 今もこだまするのは

若き詩人の叫び 遠き被爆者のこえ

あなたに感じますか てのひらの温もりが

人のくやし涙が 生き続けるくるしみが

わたしの国とかの国の 人の生命はおなじ

このあおい大地のうえに 同じ生を得たのに

ヒロシマの有る国で しなければならないことは

ともる戦の火種を 消すことだろう


3
《一本の鉛筆があれば 人間のいのちと 私は書く―。》

このブログの過去記事:ひばりさんが歌った平和(2006年8月5日)で取り上げた、心に残る一曲、『一本の鉛筆』のことが、きょうの朝日新聞に掲載されていました。
7月30日に、新たに女性ソプラノ歌手によるこの歌のCDが発売されるそうです。

asahi.com(朝日新聞社):ひばりの愛した反戦歌「一本の鉛筆」、もう一度広島で - 音楽
歌手美空ひばり(1937〜89)が34年前、広島で発表した歌がある。彼女のヒット曲のなかでは目立たないが、彼女自身は好きな持ち歌ベスト10に選んだ。「皆さんにぜひ愛していただきたい歌」とも語った。反戦を静かに訴えるこの歌が、今夏、広島から再び発信される。(2008年7月1日)


歌詞はかつての記事に記載したのですが、どなたかが『一本の鉛筆』を歌っている動画なんかは存在しないかな、と検索したら、ひばりさんの熱唱による一本の鉛筆がyoutubeにありました。

今では大変貴重なものだと思いますので引用させていただきます。
是非聴いてみていただければ、と思います。




5
大阪の印刷屋さん「関西共同印刷所」が、「世界に拡げたい平和憲法の輪」ということで、憲法9条の精神を広げようと作られたペットボトルの緑茶「へいわ九条茶」を販売しています。
そのお茶が、販売3年で出荷20万本を超えたそうです。

9条は、世界に誇れる日本の宝なのです。

asahi.com:平和憲法、緑茶で体感? 「九条茶」出荷、20万本に
京都・九条で栽培された「九条茶」――ではない。憲法9条の精神を広げようとつくられたペットボトルの「九条茶」が、販売3年で出荷20万本を超えた。

 労働組合の機関紙やポスターなどを請け負う大阪市の「関西共同印刷所」が、日常生活に9条を取り入れる方法がないかと得意先に頼まれて考え、販売している。
 
 ラベルには、戦争の放棄をうたう条文が、日本語と英語で印刷されている。「緑茶も平和憲法も、日本の大切な文化です」と同印刷所。注文はインターネットで。(2008年05月06日)



九条茶



3日、今年の憲法記念日には、改憲、護憲とさまざまな立場があるが、まずは憲法を読んでみよう、と、朝日新聞に“読憲”のすすめも載っていました。
僕は、昨年に引き続き、「武力で平和はつくれない市民意見広告運動に参加しました。
 今年は、昨年の朝日新聞ほかと異なり、「読売(全国)」、「東京」、「西日本」の新聞各紙に意見広告が掲載となったそうなので、自分ではまだ広告を見ていません。

9条意見広告











過去記事:市民意見広告 2007年5月3日

子どもにつたえる日本国憲法 2006年9月7日




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はだしのゲン

「『はだしのゲン』がテレビドラマになる」(7月1日)と楽しみにしていたドラマ『はだしのゲン』(フジテレビ系)を10、11日2夜連続で見ることができました。

主人公・ゲン(演:小林廉)や弟の進次(その生まれ変わりかと見まごう孤児・隆太と二役、演:今井悠貴)を演じた子役俳優の熱演をはじめ、いろいろな意味で深い印象を残したドラマだったと思います。

10日前編は、食糧不足でいつもお腹が空いている戦時下の窮乏生活の中でも、明るい家族愛に満ちている中岡一家を中心に、8月6日原爆投下直後まで、昨夜後編は、ゲンの父、姉、弟が犠牲になった原爆投下以降のゲンたちの生活、余りにも過酷な状況の中にあっても、立ち向かい再生に向け歩き出そうとするところまでが描かれました。

前編、戦時下にあって、反戦を貫く父・大吉(演:中井貴一)の姿が印象に残りました。そんなお父さんを、非国民だといって特攻警察は拷問にかけ、コミュニティは中岡一家を差別し排除しようとするのです。

緊迫した状況の中ではこんなにも利己がむき出しになるものなのか、戦争は地域の人の絆もズタズタにするのだと感じました。

後編は、原爆投下から間もなくして誕生したゲンの妹・友子が栄養失調で、短い命であったことや、ゲンが出会った兵士(演:村田雄浩)が原爆症の急性症状で髪が抜け死んでしまう場面など、原爆の恐ろしさが再認識されました。

家族の頭蓋骨をバケツに入れ「いつも一緒じゃ」と持ち歩くシーンは真に迫っていました。

このドラマを見れば、「原爆はしようがない」なんて口が裂けてもいえないはず。

日本を再び「戦争ができる国」にしようと目論んでいる政治家に、このドラマを見てほしい、と感じました。

はだしのゲン テレビドラマ版

はだしのゲン テレビドラマ版

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