活字の砂漠で溺れたい

好きな時に好きなことを好きなように書き散らそう・・・

22年振りの出会い

早瀬耕さんの
「未必のマクベス」を読んだのは
今年の一月のことだった。
とても素敵な小説だったので、
他の作品も読んでみたいと調べてみると、
早瀬さんは何と、
22年前にたったの一作品を上梓されているだけだった。
もちろん絶版である。

所が件のデビュー作、
「グリフォンズ・ガーデン」が文庫で再発されるという。
あれから約3か月半、楽しみにしていた本作、
早速電子版で購入し読んでみました!!続きを読む

すべては森の中に

ピアノ調律師の物語と聞いて、
もっと劇的で感動的な物語を、
勝手に想像していた。
しかしこの物語は淡々と、本当に静かに、
一人の青年の、調律師としての、
人としての成長を描いていた。

宮下奈都さんの「羊と鋼の森」である。

初読みの作家である。
本屋大賞受賞作であり、
音楽を題材にしている辺り、
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を彷彿とさせる。
実は「蜜蜂と遠雷」の感動をもう一度、
という気分で、僕は本作品を手に取ったのだった。続きを読む

心が壊れて行くということ

小保方晴子さんの
「小保方晴子日記」を読んだ。

「STAP細胞」という単語は
以前の騒動で聴きなれてはいるものの、
その中身について、素人の僕が知りようもない。

だから学術的な正偽ではなく、
一人の人間としての、
市井の女性としての彼女の声を聴くたくて、
僕はこの本を手に取った。続きを読む

小説家は何処で二人を会わせるか

「別の場所で二人が出会っていれば
幸せになれたはずだった」

そんな宣伝コピーをつけるくらいなら、

「だったら小説家は
別の場所で二人を会わせるべきだろう」

そう、この小説はすべて、
この言葉のために書かれたようなものだ。

我が敬愛する作家
佐藤正午さんの「鳩の撃退法」である。続きを読む

書店文化は何処へ行った

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積本が少なくなったので、
久し振りにBOOKOFFを散策した。
戦利品は写真の通り。
我ながら、ちょっと渋いセットリストだな 笑

古書はBOOKOFF、
新刊はkindleで電子書籍、
電子化されない新刊をたまに書店で、
というのが今の僕の読書スタイル。

書店の閉鎖が相次ぎ、
日本の書店文化の危機が叫ばれる中、
全く日本の書店文化に
貢献していないことには心が痛むが、
これも致し方ない。

ただ自分が貢献していないので、
書店文化の危機を嘆く様な事は、
絶対に書かない、と心に決めています。
書いている人のこと
yori

静岡県出身
神奈川県在住 男
ついにいよいよ50歳・・・
一介の読書人が、
徒然に思いの丈を綴ります。
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