活字の砂漠で溺れたい

好きな時に好きなことを好きなように書き散らそう・・・

創造と時空のパズルを埋める

一体この世界観は何だろうか。
恒川光太郎という作家の
真骨頂でもある不思議という世界、
それらが時空という世界を
飛び回るように流れるように、
恒川さん独特の何処かウエットな文体で紡がれる。

空想ではなく、妄想でもなく、
単なる想像でもない、
その世界観は恒川ワールドを創造する。

恒川光太郎氏「箱庭の巡礼者たち」である。続きを読む

関ヶ原のこと〜小説 天下大乱

徳川家康公に興味を持ち始めたのは
大人になってからの事だ。
まあそれはそうだ。
中高生で家康びいきだったなら、
それは随分と老成した少年だろう 笑

だからだろうか、
家康公を主人公にいただいた長編小説を、
未だ読み通したことがない。
山岡荘八さんしかり、安部龍太郎さんしかりだ。

それは家康公を描いた長編小説が
長編すぎるほどに長いことにも起因するし、
家康公の人生自体も長いので、
青年期には劇的でない時代も長いから、
なのかもしれない。

ただ、司馬遼太郎先生の戦国3部作
「国盗り物語」「関ヶ原」「城塞」では、
家康公のそれなりに微細な部分も読んではいる。
実は、この3冊を読んだ頃から家康公が好きになった。続きを読む

京都の幻〜8月の御所グラウンド

万城目学さんは好きな作家だ。
だが暫く遠ざかっていた。
このブログを辿ってみれば最後に読んだのは
2014年10月の「偉大なる、しゅららぼん」だった。

久し振りに手に取ったのは
「八月の御所グラウンド」
昨年2023年下半期の直木賞受賞作品である。
漸く万城目さんんも直木賞作家、
古くからのファンにとっては嬉しい限りだ。

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ジグソーパズルのピースを埋める〜存在のすべてを

塩田武士さん、
以前読んだ「罪の声」がとっても良くて、
その名に強い印象を持っている。
気が付けばもう7年も前に読んだ作品だった。

久し振りに塩田武士さんのお名前を見掛けて、
気になった作品があったので購入してみた。
タイトルを「存在のすべて」という。続きを読む

コロナ下 ドクターの視線と視点

たまたま図書館で見掛て
タイトルに目が留まった。
作者の方の御名前も存じ上げなかったが、
概要すらも確認しないままに借りてみた。
まあ、所謂ジャケ買いと言うか、タイトル借りだ。

思いがけず、コロナ下の約3年を描いた小説だった。
いや、小説というよりも、小説の名を借りて、
御自らがドクターでもある作者 知念実希人さんが、
その思いの丈を、登場人物たちに託して語った、
あの3年間の叫びだだったのかもしれない。
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書いている人のこと
yori

静岡県出身
神奈川県在住 男
いよいよ50歳代も後半・・・
一介の読書人が、
徒然に思いの丈を綴ります。
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