少年の頃から本を読むことが好きだった。
小学校の図書室、
江戸川乱歩先生の少年探偵団シリーズや、
モーリス・ルブラン氏のアルセーヌ・ルパンシリーズ、
アーサー・コナン・ドイル氏のシャーロック・ホームズシリーズ、
大人になってロンドンを訪ねた折には、
わざわざベーカー街のホームズ事務所まで、
足を運んだものだった。

あの頃読んだ探偵小説には、ある種独特の空気が流れていた。
そんな懐かしい感触を想い出させてくれたのは、
乙一さんの「銃とチョコレート」である。
名探偵と怪盗と貧しい少年、
まさに昔懐かしい探偵小説のゴールデン・トライアングル!!!
文体は少年少女向きの読みやすいタッチで、
文字も大きく行間は広く取ってある。

読み始めてから知ったのだが、
この「銃とチョコレート」という探偵小説、
講談社のミステリー・ランドという企画シリーズのために
書下ろされた小説だったのだ。

「かつて子どもだったあなたと少年少女のための・・・」

なるほどと大きく頷いてしまうコピー、
まさに、かつて子どもだった私にとって、
懐かしさと優しさに溢れた物語だった。

シリーズラインナップを眺めてみれば、
著名作家の名前がずらりと並ぶ。
他の作品も気になる、ミステリー・ランドでありました。

銃とチョコレート (ミステリーランド)
銃とチョコレート (ミステリーランド)
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