活字の砂漠で溺れたい
好きな時に好きなことを好きなように書き散らそう・・・
< 大事なことは語らない
嘘のつき方 >
2022年10月29日
09:39
カテゴリ
京極夏彦
5年目の弔堂
京極夏彦さんの書楼弔堂シリーズである。
今回手に取ったのはシリーズ第二作「炎昼」。
シリーズ第一作「破曉」を読んだのはいつだったか。
二年前だろうか、いや三年前だったろうか、
などと思いながら当ブログを遡ってみたら、
なんと2017年の8月のことだった。
この時すでに「炎昼」は上梓されていて、
すぐにでも読みたいなどと書いていたのだが、
すでにあれから5年、
いやはや、時の速さにただただ呆然とするばかり。
第二作目も相変わらずの蘊蓄と講釈、
本作でも数多の明治の大立者が登場する。
彼ら彼女らに対する、弔堂、というよりも、
作者である京極氏御自身の思想信条が、
より前面に出ているようで興味深かった。
物語の道標的役割を果たす女性が登場する。
名を塔子さんという。
結局彼女が何者であったのか、
最後まで京極氏は語らない。
それどころかエンディングでは
第三作の予告的な文章でこの物語に幕を引く。
「炎昼」の上梓から間もなく6年。
調べてみても第三作発売の気配はない。
塔子さんは何者なのか、
ああ〜 早く続きが読みたい!!!
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コメント一覧 (2)
1. 水無月・R
2022年10月29日 19:20
yoriさん、こんばんは(^^)。
弔堂に集まってくる、著名人たちの会話についていけない塔子が身近に思えて、この人は実在の人だったのだろうか、ってずっと気になってます。
続巻で明らかになるといいなと思ってます。
https://aosyo6.seesaa.net/article/201704article_1.html
2. yori
2022年10月31日 08:13
水無月・Rさん
おはようございます。
はい、私も面倒くさい薀蓄は斜め読みです 笑
塔子さんの名字をずっと伏せていた辺り、実在の人物かと怪しんでいましたが、最後に判明した名字からすると架空の人物かも、とは言え、松岡の例もあるので、お嫁に行って名字が変わって、ああこの人か、という展開も期待できますね!!!
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