2007年06月

2007年06月29日

オカベ経営サービス(名)さん

 寄島など浅口の事業所がお世話になっている経営コンサルタント会社です。岡辺税理士事務所を同時に運営されている岡辺税理士さんが経営をされている合名会社で、税理士開業はS42年、会社設立はS53年だそうです。息子さんと2人が社員(株主)で他に従業員さんが7人おられる会社で、経営コンサルタントと記帳代行が業務の2本柱です。最近の税理士の方は、複数で税理士法人を作るケースが都会を中心に増えてきているそうなので、合名会社というのはなかなか珍しいです。こちらの先生におたずねしたところ、通常の会社は社員(株主)が有限責任だが、合名会社は無限責任で個人でも責任を持ってやっていくという意味合いがあるという事です。将来は若い税理士と組んで、税理士法人も考えておられるようです。

 「常に顧問先に何をサービス提供できるのか、何ができないかを念頭におく」「常に『だろう』を排除し、『確認』を合言葉とする」「常に正確な情報を迅速に提供できるよう務める」「結語として『合理的な』ものかどうかをい問かける」「顧問先の信頼にこたえ、職業倫理として守秘義務を貫く」の5つの社是と先生が個人的に傾倒するアメリカのプロテスタント神学者ラインホルト・ニィーバーの「祈りの言葉」を聞かせていただきました。
 先生は浅口中心の企業の顧問税理士として申告や税務相談に携わっておられます。このブログに登場された事業所もたくさん、こちらにお世話になっております。先生は、中国税理士会岡山県玉島支部長と玉島法人会監事も歴任され、現在は中国税理士会監事と浅口市の監査委員を務められております。他に、士業やコンサルタントの研究会で国際コンサルタンツグループ「ICG」のメンバーとしてもご活躍です。

 先生は高校が美術部だった事もあり、美術がお好きだそうです。最近は特に日本画に傾倒され、上村松園(もう亡くなったそうですが)の作品がお気に入りだとか。この画家は女性で初めて文化勲章を受賞した人だそうです。洋画の方が世界は広いが日本画には独特の味わい深さがあり、年を重ねるに連れて良さが実感できるそうです。先生自身も自分で絵を描いた事があるそうですが、描くのはやっぱり大変だそうです。確かに日本画なども他の絵画と比べて、材料が高価ですから。油絵は同じ部屋に置いておくと臭うでしょう?とお聞きすると、あの臭いが好きなんだそうです。なるほど。
 寄島の海の近くには、絵画を愛し、地元に密着した税理士先生がおられる経営コンサルタント会社がありますよ。
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オカベ経営サービス(合)
浅口市寄島町12059-3
TEL:0865-54-2322

yorishima at 16:59|Permalink 寄島地区:サービス業 | あ行

2007年06月26日

中浜建設さん

 寄島で頑張っている大工さん親子です。創業者の社長さんは独立して6年目。大阪の専門学校で製図を習い、従兄弟である親方にについて少し大工を習い、カノエ住建という笠岡の建築会社で働かれていたそうです。それまでは使われる方で働くだけで良かったですが、今は人を使って仕事を切らさないようにしないといけないので、大変そうです。
 よく家が建っていた頃に期待して独立されましたが、最近の受注は一時よりは良くないとか。確かに少子化や不景気で建築は良くはないと聞いています。あと、建て売りが多いのも原因ではないかと言われています。ハウジングメーカーが短期間で建てたり、建てた家を販売するスタイルが増えてきましたから。子供の頃は木造住宅の建前で餅拾いに興じたものです。こちらが建てるのも期間が半年以上1年近いもので木造住宅です。仕事の主なエリアは福山や笠岡だとか。
 最近始めてRSKハウジング展示場(岡山市撫川)に家を建てられたそうです。創建ホームという会社の下請けの仕事で、結構大きい家だったそうです。
 
 従業員さんは息子さん、大工さんとカノエ住建から来た営業マンの3人。息子さんは去年帰ってきたそうです。CADを習いに専門学校に通っていましたが、「机に向かうのはイヤ。モノづくりがいい」と大工の仕事に没頭されているとか。現場に行く時は、本当に喜んで行くそうです。いい後継者ですね。モノづくりのいいお話が聞けました。社長さん、息子さん2人ともお酒は大の苦手とか。社長さんも仕事柄建前で振る舞い酒があり、最初は謙遜として見られるそうですが、「酒を飲んだら死んでしまう」と口にする程本当に弱いそうです。仮に酒を口にして建てた家の2Fに上がると、もうフラフラになってしまうとか。体質なのでしょうね。

 息子さんは大の車好きだそうです。とにかく車をいじくるのが好きで、もらった給料がほとんど車関係に消えるとか。同世代の子と違って「ギャンブルなんてもったいない。くるま命」が口癖だそうです。現在はクラウンマジェスタを乗られているそうですが、「見たらスゴイですよ」と奥さん。かといってとばす訳でもないようです。大きな車をゆったり乗りたい。その車が走る姿がカッコいいと言われたいイメージだとか。週2・3回は洗車に行くとか。もちろん手荒いです。
 岡山市撫川にあるRSKハウジング展示場に行くと、こちらの親子の力作が見られますよ。その横にはちょっと目立つクラウンが停まっているかもです。
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中浜建設
浅口市寄島町5079-3
TEL: 0865-54-2186

yorishima at 18:07|Permalink 寄島地区:工業 | な・は行

2007年06月22日

寄島電業さん

 寄島で頑張っておられる電気工事の会社です。今の社長さんは創業者で、高校の電気課を卒業されたあとに電気関係会社に3年、日本鋼管へ5年勤められ、今から25年前に開業されました。電気一筋ですね。
取引先は建築屋や土木建設関係で住宅や店舗の空調や照明などの電気工事がメインです。実直な社長さんで、現状維持が一所懸命と口にされます。
実績としては寄島小学校や昔「カブト」と呼ばれていた「魚好人 一休」、里庄の魚専さん(前出)の工事をされたとか。生け簀があるので、普通と同じようにはいかないそうです。
電気関係の組合は大きく2つあり、片方の岡山県の電気工事工業組合笠岡支部に寄島の石川電工さん(寄島では2社)と所属されているとか。

会社兼お住まいは寄島の鏡地区という比較的郊外の山の上にあります。この地区は私も行ったことがありますが、車ではなかなか簡単に行きにくいところで、社長さんも「鏡地区は商売には向いていないが、住むのには抜群」と言われており、確かに寄島が一望できて、景色がとてもいいし、空気もいいです。寄島の山の手のような感じですね。
ご家庭へのアドバイスとして、漏電事故対策を言われました。火災や感電の危険があるので、ぜひ漏電遮断機を付けて下さいとの事です。この機械は漏電が起こると電気を一斉に止めるそうです。漏電というのはどこででも起こりがちで、特に古い家屋なども要注意だそうです。例えば古い洗濯機でも漏電が起こったら機械の外へ流れて来るそうで、触ったら感電してしまうとか。いつの間にか電気が漏れていて、気づいたら火事が起こるというのも怖いですね。

社長さんは酒とゴルフが大好きだそうです。晩酌も最近は少なくなってきたとか。ゴルフも最近減っているようですが、寄島の人とはゴルフで親しくなる事が多いそうです。ゴルフでネットワークが広がって、仕事にもつながったらいいですね。
寄島へお越しの際は、ぜひ見晴らしのいい鏡地区へもお運び下さい。瀬戸内海が一望できるいい場所ですよ。
yorishima-dengyo
寄島電業
浅口市寄島町10356
TEL:0865-54-2298

yorishima at 09:34|Permalink 寄島地区:サービス業 | ま・や行

2007年06月19日

高藤牛乳さん

 寄島地区(鴨方西六地区含む)がエリアでオハヨー牛乳の宅配や卸売をされているお店です。
 現在の社長さんは2代目。先代の娘婿さんで、福山の自宅から通って来られているそうですが、こういう仕事なので単身赴任状態とか。妻の実家に単身赴任というのも珍しいかもしれませんね。
 毎日早朝より各家庭へ牛乳配達。その後は地元の店舗に在庫商品として店卸。その後は自販機(B&Gやサンパレアなど)の補充した後に、午後からメーカーへ発注作業と、朝から夕方までお忙しくされています。社長さんは販売関係のいろいろな経験を積まれているとか。

 つい最近、オハヨー乳業が、特濃4.4ミルクの1000ml及び500mlと生チョコがおいしいアイスバー 7本入で、国際的な食品品評会である「モンドセレクション」の金賞を受賞したそうです。すごいですね。あと、ビン入りのコーヒー牛乳が「おいしい」と最近人気が高いようです。味がいいとか、他社商品よりも好きだとか根強いファンがいるようで、1年中注文があるそうです。そう言われたら飲みやすいし、温浴施設にあって風呂上がりよく飲んでいたのを思い出しました。そして、200mlパックの炭焼きコーヒーも根強い人気があるとか。お店でもよく出るし、会合や奉仕作業の飲物でよく使われる手軽な存在だそうです。玉島の南浦の建設会社が1ケ月に2ケースずつ注文してきたり、知り合いのママさんが毎回ケース買いするとか。こうしてお話を聞くと、いろいろと“逸品”というのはあるんだなぁと思いました。

 今一番手直ししたい部分が、「卸売りの会社」というイメージがこびりついている事だそうです。確かに会社の建物も一般客が立ち寄れるような雰囲気ではないですから。社長さんの話では1本から小売はしますという事です。だから将来的には一般客も気軽に立ち寄れるように、「直売センター」のような看板を掲げて、そういう商品のケース売りやグリーンキュービックなどの健康飲料も取り扱いたいという構想もお持ちです。
 社長さんは卓球の名選手だったそうです。中高でやってて社会人で再開し、30代から40後半の部門でずっと県代表だったとか。今も当時の仲間関係と卓球を楽しむとか。卓球愛好者の方は特に、寄島にある牛乳屋さんへお気軽に立ち寄っていただいて、社長さんと卓球の話で盛り上がって下さい。
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高藤牛乳
浅口市寄島町7286
TEL:0865-54-2321

yorishima at 11:56|Permalink 浅口市寄島町 | た行

2007年06月15日

番外編:伊勢丹さん2

 パート1で私は日本一好きなお店は、伊勢丹新宿店と言いました。とにかく最先端。地方のデパートを指導したり、役員を派遣したりしている別格の存在。メンズ館は日本一の規模で、最先端の店づくりを展開。

 13日に食品フロアがリモデルオープンしたというニュースが入りました。元々番外編というのはどうしてもネタがないから書きましたが、今回はぜひ書きたいと思いました。いい情報であることを祈ります。
 従来の「デパ地下」から脱却し、全く新しい食品フロアとして生まれ変わったそうです。「ファッションの伊勢丹」としてふさわしい、。「作る」「食べる」「楽しむ」の3つの切り口で世界最高レベルの食品フロアを目指して展開していくとか。売場も「マーケット」「和」「洋」「イベント」の4スタイルに分割。例えば日本酒もワインも同じお酒売場だったのが、和と洋に分けて置くなど。
 専門家も置くようです。野菜ソムリエ、米・食味鑑定士、ソムリエ、ワインアドバイザー、ティーインストラクター、チ−ズプロフェッショナル、利き酒師、日本茶販売アドバイザーなどのほか、フードアテンダントという売場相談員も置くとか。どれも岡山にはいない方々です。

 キッチンステージという店客の目の前で料理を実演するコーナーや、有料のテイスティングカウンターというコーナーを置き、ワインやウィスキー、日本酒、ショコラ、コーヒーについて食材との相性の提案や商品知識を受けながら味わう空間があるそうです。
 ザっとした紹介ですが、昔から行きつけている一来店者としては、大いに興味があるところであります。今年も行くでしょう。楽しみです。
伊勢丹パート1:http://blog.livedoor.jp/yorishima/archives/50841531.htmlisetan
伊勢丹新宿店

http://www.isetan.co.jp/

yorishima at 22:33|Permalink そ の 他 | あ行

2007年06月12日

蟷獲曠┘奪阿気

 こちらは寄島の中新開・工業団地の中にある鶏卵商品の卸売りをされている会社です。今の社長さんで2代目。17年前まではエス・ケイ産業さん(前述)の敷地内に場所を借りて営業をされていたそうです。鶏卵商品を京阪神や山陰のスーパー・卸会社へ卸されているそうです。卵は県内産、玉島の弥高山(結構近いですね)の養鶏場から入れているとか。
 社長さんの話だと、昔は唐船の交差点から西の2号線沿いの地区に養鶏場が何軒もあったそうです。臭いや土壌への影響もあるのか、時代の流れで鶏舎が人里離れた山へ山へと避けて行っている傾向があるようです。金光地区にあるバラの栽培をされている事業所も、昔使っておられた鶏舎と思われる建物で営業をされていますね。

 こちらは鶏卵以外に「液卵」という商品を取り扱っておられます。卵をプラントの機械で割って濾過し、不純物(繊維等)を取り除いて、すぐ食品加工できるようになっている商品です。里庄町の菓子メーカーであるサンラヴィアンさんがメインで扱ってもらっているとか。液卵は秋口から特によく出るそうです。秋からはクリスマスからバレンタイン・ホワイトデーまでイベントが続きますからね。
 そしてスーパーの菓子売場に最近、デコ台(スポンジケーキ)が流行で置かれています。生クリームを塗ったり、チョコを付けたりして手作りでケーキを作る工房のような売場ですが、サンラヴィアンさんだったら、そのでデコ台はこちらの液卵が使われているそうです。カスタードクリームもそうですが、こちらとキューピーさんのどちらかだとか。結構日本全国のスーパーにあるのではないでしょうか。

 先代と社長さんは大の巨人ファンで、元々野球好きのようです。息子さんも野球をされていて、阪神を観に、よく甲子園に行ったとか。マスカット球場に来る阪神戦にも必ず行っていたとか。特にマスカット球場で開催されたオールスター戦は、何と応募ハガキを50枚も出してゲットしたそうです。と言いながら行ってみたら、結構寄島の人が来ていたとか。
 立ち寄ったスーパーにある洋菓子売場のデコ台があったら、こちらの液卵がたっぷり使用されたものかもしれませんよ。
san-egg
蟷獲曠┘奪
浅口市寄島町12155-143
TEL: 0865-54-4551

yorishima at 17:51|Permalink 浅口市寄島町 | さ行

2007年06月08日

岡城設計さん

 寄島の一級建築士事務所です。所長さんは地元でお役もされて、いろいろと活躍されている方です。設計事務所に二級建築士として勤務されて一級を取り、独立開業。31年目に入ったそうです。
 業務は設計と監理ということですが、「監理」という聞き慣れない言葉の意味を聞くと、建物が完成するまで監督する業務だとか。
 去年HPも開設されて、その中にあった作品の写真も拝見しましたが、どれも力作揃いでした。浅口周辺の地域がメインで、一般住宅の他に行政関係も特に最近は多く手がけられておられるそうで、現在、浅口消防団本部の消防機庫兼会議室(約120坪)の工事に携わっておられるそうです。過去にも公営住宅など、元々公共施設の注文が中心になってきているとか。6月20日の施行の建築基準法の改正(何年に1回)で書類関係処理が複雑になってきて、大変のようですね。

 家を建てる時のアドバイスとして、家の設計を建築士に頼んで作ってもらい、その図面で入札するのがベストだそうです。工務店へ直接というのは、任せきりで第三者の目が入らないため、建築士に設計をしてもらうのはそういう利点があるとか。大手ハウジングメーカーの家が増えていますが、所長さんは今も変わらず、1年がかりで建てる本格木造住宅を多く手がけておられるそうです。

 所長さんは、ゴルフも趣味ですが、最近は農業にはまっておられるそうです。2年前からサラリーマン(農業用水路溜池改修設計担当)のお友達と3人で共同農業を始められたそうです。県の奨励米のヒノヒカリを植えられていますが、農薬は極力与えない。コンバインは使わず、天日で2.3ケ月間自然乾燥させて収穫するとか。「おいしい米を食べたい」という思いで2反の田んぼで農作業に精を出されているようです。そういえば、今は夜はカエルが賑やかな田植えのシーズンですね。
 そんなこだわりを持つ所長さんが手がける浅口市消防団本部の建物が来年3月に完成します。ぜひ気に留めて見て下さい。
okaplan
岡城設計
浅口市寄島町6815-1
TEL: 0865-54-3636

yorishima at 17:26|Permalink 寄島地区:サービス業 | あ行

2007年06月05日

両備高速観光蠅気

 金光の占見新田工業団地にある旅行会社さんです。浅口営業所長さんの話では、岡山にも同じ名前がついた企業グループがありますが、全く関係はないそうです。
もともとはS36年に建材会社として現社長さんが創業され、S42年に運輸会社を設立。川崎製鉄(株)水島製鉄所構内専属業者を経て、49年に法人化されました。浅口近辺にも旅行も含めて観光関係の会社が何社もありますが、こちらの特徴としてはまずお遍路ツアーに強いことです。倉敷に営業所がありますが、ここのみでお遍路道具を販売しているとか。お軸というお遍路に持参する巻物や小さな鈴など珍しい物が多いです。お遍路ツアーに出発する前に、皆さん買い揃えられるようです。お遍路さんも2・3回まわるとか、徒歩で行く方がおかげがあるとか。

 他にタクシー業があります。「RKタクシー」という名称で2年前から運行を開始したとか。タクシーと言っても、現在は貸切タクシーがメインで、ジャンボタクシーが3台あって、運転手付きです。9人乗りなので、小グループの遠出にはGOODだそうです。

 もう一つ、年5回新聞折込チラシでの企画「RKロマンシア」が結構人気があるそうです。低価格の割に内容がいいということで、特に「健康ウォーキング」の4コースはいつも企画に入る人気商品だとか。参加者のレベルに合わせて、ビギナーから玄人向けの登山まで各コースに分けてあるとか、登山コースは今回富士山に登られるそうです。頑張って下さい。乗車場所も他社と比べてきめ細やかで、バス停のような場所までまわります。ツアーは今のシーズンは全国の祭りが旬のようです。季節に合わせた地域イベントのツアーということで、面白そうですね。

 所長さんのお話だと、若い社員(特に男性)を中心にゴルフが流行っているとか。金光レイクというゴルフ練習場が近くにあることもあり、安くて近いということで、社員はみんな仕事帰りに打ちっ放しに行くし、コースも一緒にまわられるそうです。
 2号線バイパスを走っていたら、こちらの大型バスとすれ違う事も多いと思います。お遍路さん等のご用命があれば、細かいサービスが自慢のこちらへどうぞ。
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両備高速観光
浅口市金光町占見新田148−1
TEL:0865-42-6868

yorishima at 12:24|Permalink 浅口市金光町 

2007年06月01日

アキタ帽子蠅気

 寄島で今も麦わら帽子を作られている会社です。今の社長さんは2代目ですが、実は先代以前はハッカ油で商売されていた時期があり、その前は帽子製造業をしていたようだが、よくわからない(笑)そうです。倉庫の奥から明治26年の帽子製造台帳(当時は浅口郡大島村)が出てきたそうです。現物を拝見しましたが、筆で書かれた武将の書状のようなものだったので、全く読めなかったです。
 S21年に先代が創業、H2年に法人化。終戦直後は帽子メーカーも2社だけでしたが、一番最盛期は8社あったそうです。その昔は原料である麦稈真田(ばっかんさなだ=麦わらを漂白、または染色し、平たくつぶした麦わらを真田紐のように編んだもの)が、欧米へ輸出されていたそうです。イギリスやイタリア、アメリカにも職人や製帽所が今もあり、カンカン帽等(古い表現だなぁ)として作られているそうです。向こうにもいくらか麦わらがあるそうですが、今は中国から輸入されているのでしょう。

 寄島の麦わらはS30年代〜40年代後半が最盛期で、先代が当時、香港経由で中国の真田を買いつけていました。S40年代半ばには広州交易会に入会し、中国と日本が国交を回復した後に先代がミシンを下げて中国の各地を帽子製造の指導にまわっていたそうですが、国賓待遇だったそうですよ。

 寄島産の麦わら帽子は、こちらの会社ともう1社が少し作っているようで、他の帽子メーカーは今は扱っていないそうです。こちらも天然草やブレード(ひも状の布)が主流で、販路としては、まず大阪・東京等の都市部百貨店・量販店(イオン等)向けにを問屋ルートで売られています。海外の材料で最終仕上のみを行う商品が主流です。麦わら以外にもブレード商品も競争力がある商品として人気が高いようです。布を一から縫っていくオリジナリティが高い商品です。もう1つは農家向け関係ルートで全国に小さい問屋があり、いわゆる「町のよろず屋さん」に卸していくそうです。田んぼに出る時にかぶる麦わら帽子という事ですか。

 社長さんはゴルフが趣味のようです。月に2〜3回、笠岡から岡山までいろいろな会場へ行かれるとか。ゴルフでの幅広い付き合いがあり、毎年5月に海外でもプレーをされるそうです。もっぱら取引関係が多いようですが。近くのホームセンターで売られている麦わら帽子はこちらの商品かもしれませんよ。
akita
アキタ帽子
浅口市寄島町5656-1
TEL:0865-54-3135

yorishima at 11:18|Permalink 寄島地区:工業 | あ行