あっぱれユースシンガーズ

7c82767d.jpg昨日とうとうユースシンガーズの演奏会が終わってしまった…
特に今年で合唱団とさよならするメンバーは万感の思いでステージにたったのだろう。
私にとっても特別だった。シニアを経てユースに入ったメンバーは みんな小学生時代からの付き合いだ。ほんとに大きくなったなぁ…
初めてN児に来た頃は辛いことが多かったけど、みんなのクリクリとした丸い目の輝きに支えられて来た。
途中からN児に来たメンバーも必死にみんなに馴染もうと 本当に一生懸命歌ってきてくれた。

いっぱい いっぱいの気持で臨んだステージだったけど、意外と淡々と時間が流れていったように感じた。
でも 目の前では 空前絶後の熱演が繰り広げられている…
もうこれで今年が終わってしまうなんてまるで実感が湧かなかった。
でも それだけみんな音楽に集中していたんだなぁ…
だけど、最後の最後で堪えきれず涙を流すみんなを見たら、急に恐ろしいほどの寂しさが襲ってきた。今はこれ以上言えないし書けない…

演奏についても 予想を軽く凌駕する出来栄えだった。
で これについては、やはり言葉が出て来ない…
きっと演奏で言いたいことを言えてしまったのだろう。

ただ 間違い無く、あの舞台の上にいた人が 永遠に共有できる何かを得たと感じた。浪漫だなぁ〜
西村先生もホントに喜んでくれて、あの青猫の演奏をライヴ録音でCD化したいとまで言ってくださった…
みんなの努力が伝わったな!

で 今夜は私、草津にいる。別に骨休めをしているわけでは無く、来年度の合宿の下見だ…
切なく時間は流れていく。

ヴォツエック千秋楽

ヴォツエック26日新国のヴォツェックが千秋楽を迎えた。
毎度の事だが、舞台は準備の苦労や努力が
山ほどあるが、始まってしまえば
あっという間の夢の世界みたいなもの。
今回のヴォツェックも例外ではなかった。
舞台に水を張った大掛かりなステージで
世界の一級の歌い手たちが
そのパワーを全開に聴衆を釘付けにする。
ベルクが作曲した音楽も凄い・・・ 
ロマン派音楽の最終着点のような妖しく怒涛のような音楽は、
聴くものを座席に押えつけるほどのエネルギーだ。
N児の出番は一瞬だが、その役割は大きい。
暗闇の中の眩い花火のようにきらめき、
そのあどけなさが、おどろおどろしたドラマの結末を
より悲劇的なものにしていく。

それにしても、出演したメンバーにとっては
本当に価値ある恵まれた時間だった。
世の中には、あの新国の舞台に立つことをどれだけ夢見て
血の出るような努力を重ねている若者たちがいることか・・・
音楽家になる、ならないではなく、どうかこの貴重な体験を
これからの合唱団生活に活かして欲しい。
出たメンバーは少しでも、合唱団のみんなにプラスになる
団員になってほしい。
舞台の体験は、やった者にしか分からないのである。
ぜひ、無駄にしないでほしい。


最後のカーテンコール、舞台に立ちながら、
どこかでN児のことを可愛がっていてくれた若杉先生が
微笑んでいるような気がした。 合掌・・・


さあ、明日は朝活。早く寝なきゃ・・・

(写真はマエストロ、ヴォツェック、マリーの面々と)

スズテル来る!!

昨日、N児の練習に鈴木輝昭先生がいらした。
もちろん、来月のN児の定演のためではあるが、今回は少し違う。
普通であれば、作曲家が自身の作品を演奏する団体の練習に
招かれた場合は、一般的に「立会い」と言い、
その団体が演奏会に向けて行う練習を聴き、
あれこれと注文をしたり、アドヴァイスを行うのが一般的。
が、今回は鈴木先生に立会いをお願いしたとjころ、
「全ての曲の練習を僕にやらせてください。」という
リクエストがあった。これは、ある意味異例のことだが、私は
喜んで快諾した。
このようなリクエストを彼がした理由の一番は、
限られた練習時間で効率よく自身の要望を伝えるということだ。
しかし、私はそれだけ彼が、N児の定演「鈴木輝昭作品集」に
本気で期待してくださっていることだと感じた。
ありがたいことだし、毎度言うが、本当に恵まれた合唱団だ。
練習は、各曲二時間というハードなものだったが参加した者にとっては
大変、大変貴重な時間だった。

「森へ」「イーハトーブ組曲」共に、その作品を生み出した作曲家から
直接指導を受けられるというのは本当にありがたいことなのだ。
私に言わせれば、ベートーヴェンやモーツァルトに直接指導を受けて
彼らの作品を演奏できるぐらいビッグなことだ。
少し大袈裟かなぁ〜〜
いずれにせよ、とても充実した時間だった。
鈴木先生も、大粒の汗を流しながらの熱い練習だった。

それを受けての今日の練習。
来た人たちには話したが、
私たちの合唱団の年間に百数十回ある練習の中で、
ベストスリーに入る大事な練習だった。
前日に、作曲家から生のメッセージを頂き、
翌日、その目標に向かって皆で音楽を創っていく作業。
これは、演奏会にむけて最も重要で楽しい音楽時間だ。
休んだ人、残念。
昨日と今日のことは、言葉や文字では伝えられない。
なぜなら、それが音楽だから。
何時も言うように、音楽する行為は決して誰かがあなたの代わりを
してくれるものではない。
あなたが感じたものを、感じたように表現し
みんなで合わせていくのが合唱だ。
そして、そこで出てきたのがN児の音楽だ。
そこに居なければなにも始まらないし、起きない。
しかし、休んだ人たち、まだギリギリ手遅れではない。
みんなの歌の中にこの二日間の余韻が残っている。
あとわずかな時間だが、早くそれを感じ取ってほしい。
そして、舞台の上にいる人たちが全員一体となって
N児の音を創れたら素敵だ。
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