10 007昨年の6月9日にスタートしたこのブログも、
あっという間に一周年だぁ! 拍手。
よくぞ、この筆不精(面倒臭がり屋)の自分が
一年も続けたなぁと我ながら感心。

そして、このブログをスタートした時は
佐渡さんとの「カルメン」の時、
今回は、新国立劇場の「カルメン」出演のタイミングと重なり、
妙な巡り合せを感じる・・・
ということは、ここからまた一年つづくのかなぁ〜〜〜 う〜〜〜ん…
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しかし、N児のオペラへの出演が
コンスタントに続いている。
それも、第一級の舞台への出演の連続。
とてもありがたくもあり、恐ろしくもある。
出てるメンバーはどこ吹く風だが、
我々や、合唱団に寄せられる期待や、
音楽的ハードルは高まる一方だ…
10 010 でも幸い、舞台経験を重ねるメンバーが
増え、自然と歌や芝居の内容も向上している。
みんな、本当に良くやっていると思う。
お陰で、新国の制作関係者の皆さんからは
とても大きな信頼を寄せていただいている。
まだ決まった訳ではないが、
すでに来年の新国への出演オファーが
10 004来ているのである。感謝。

そして、指揮者として客観的(ややヒイキ目)の
感想としては、なかなかあのレベルで
歌える、オペラの児童合唱は無いのである。
というものだ。
かつて、新国の「バラの騎士」に出た際も
指揮者に絶賛されたが、
今回も、イタリア人の指揮者が
10 005カーテンコールの幕が下りた瞬間、
舞台上で我々の方に歩み寄り、
最大級の賛辞をくださった。
確かに、海外のオペラのCD等を聞くと
N児の演奏からは想像も出来ないほど
児童合唱の演奏程度がガチャガチャな
ことが普通にある。
それも、第一級のプロダクションの録音でだ。10 008
ましてや、それが地方公演だった場合などは
悲劇的な場合もある。
そう考えると、はるばる海外から来た指揮者に
とってN児の歌は、まさに天使の歌声に
聴こえるほどありがたいのであろう。
ここ最近のN児のオペラ舞台での演奏は
きっと国際レベルといって良いと断言しておく!

10 001 今回は平日公演が続くため、非常に変則的な
キャスティングが強いられ、練習スケジュールも
とても厳しかったが、それでも初出演組みが
すごく頑張っている。
何回も出演しているメンバーが、自然に
慣れない人に手を差し伸べる空気も
やっと少し育ってきた。
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時の流れは速いだけではなく、
ささやかで、確かな実りを我々に
もたらしてくれていることが実感できた。

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 そして、その実りはN児の演奏に
触れた人々にも知らず知らずのうちに
もたらされているんだなぁ…
と、カーテンコールでみんなと一緒に舞台に
立ち、N児が出た時の一際温かい拍手を
浴びながらしみじみと感じた。

この後、ほぼ同時進行の二期会の
「ファウストの劫罰」も開幕し、
新国の鑑賞教室「カルメン」も稽古が
始まる。


こっちは青色吐息の日々が続くが、世の中の期待に
応えていくことも優れた演奏団体の資質だ。               
みんなで力をあわせて更なる高みを目指そう!

10 006とういことで、カルメン初日は無事閉幕!

まだまだ、続くよ〜〜〜

そして明日は、
我らがユースシンガーズ
「題名の無い音楽会」初出演ダァ!!

期待します。 ダァ〜ッ!!

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