テレ朝の「題名の無い音楽会」にユースシンガーズが出演した。

考えてみたら、とっても長寿番組。
私が小学生の頃は、黛敏郎さんという作曲家が地味ぃ〜〜に
司会を担当し、それなりの音楽通じゃないとそこそこ楽しめない?
アカデミックな薫りの番組だった。
何しろ、その頃は、その直後の時間帯で山本直純が司会を務める、
「オーケストラがやってきた」という、何とも愉快な音楽番組が
他局で放送されていた。
そっちは、ちょくちょく小澤征爾を始め、世界の一級のアーティストが
出演し、直純氏のハチャメチャな進行の中に、
楽しくも、本格的な演奏を楽しめる良き音楽入門番組だった。
そう考えると、あの頃はNHKで芥川也寸志&黒柳徹子による
「音楽の広場」など、誰でも楽しめるクラシック音楽番組が充実していた。

さて、現在の「題名ー」は、人気指揮者の佐渡裕氏が進行を務める
楽しい音楽番組だ。
今回は、「バンド維新」がテーマで中高生による吹奏楽の
発展に力を注ぐ作曲家と、その作品たちの紹介がその中心だった。
北爪道夫、西村朗、服部克久、新実徳英の諸氏という
錚々たる作曲家の大家の出演だった。
誰もが、N児とゆかりのある方々だったが、
今回は、新実先生の「アヴェ・マリア」という作品を
航空自衛隊中央音楽隊と共演した。

例によって急な出演依頼で、3〜4回しか練習が出来なかった割には
美しい演奏になったなぁ、と思っている。
31名と、例年よりは少ない人数ながら、一人一人の充実によって
良い結果になったかなぁ…と思う。
そう、合唱は人数が多ければ良いということは全く無いのだ。

結果、新実先生も番組関係者にもとても喜んでもらえた。
2010ユースシンガーズ初の外部演奏無事終了! 拍手。

放送は9月26日の予定。乞うご期待!!

                 ユース題名出演