2005年05月21日

あー言わなきゃよかった“余計な一言”

誰にでも、「あー、あの時、あんなこと言わなきゃよかったなー」と後から反省する言葉を発したことがあるのではないでしょうか。
余計な一言”とでもいうんでしょうか。
私は、数え上げたら切りがないほどです。
言って失敗し、反省し、でもまた言ってしまう、そしてまた反省する。
きっと人間というのはその繰り返しなのかもしれません。

反省して、それを意識し続けている間は自戒もしますが、人間は忘れる動物でもあるせいか、同じような状況で同じことを繰り返してしまうのです。
ただ、逆にいえば、そういう経験を積み重ねながら、だんだん強く教訓として噛みしめていける人だけが、たくましい人間に育っていくような気もします。
失敗ばかりやっている人を見ると、周囲は「なんだあいつは、失敗ばかりやって」と嘲笑の目を向けがちですが、実は、世間的に成功したといわれるような人物の人生史を読むと何と失敗の多いことか。

大事なことは、そのときの失敗から「学ぶ」という行為ができるかどうかなんです。
学ばないと多少なりとも自分の中に蓄積されませんからね。
失敗をたくさんしたとしても、昨日よりも今日、今日よりも明日と徐々に人間としてステップアップしていけばいいのだと思います。
余計だった一言が、その後の人生にプラスになったのであれば、過去の一言は意味のある一言に変わっていくのです。


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