2005年05月22日

からっきしダメだね、自分のことになると

人間、他人のことならあれこれ言えるのに、自分のことになるとからっきしダメですね。
例えば、私たちはよく政治家を批判します。
有権者の一人として、税金も納めているのだから批判するのはけっこうなのですが、実態を何も知らないのにただ批判のための批判をやっている場合もあります。
現在の財政状態も知らないのに、むやみに「消費税値上げ反対!」と叫んでみたりとか。
こういうのって、何も政治の世界だけでなく、身近なところでもあると思います。

私はよく弟と飲むのですが、この弟に説教をかますことが時々あります。
説教されるほうはたまったもんじゃないとは思いつつ、身内なせいか、ついズケズケものを言ってしまいます。
ところが、弟に説教した内容というのは、実は自分自身ができていないことも多いのです。
「なら、お前はどうなんだ」と弟に切り返されたら返事に困ってしまうかもしれません。
「お前、いい歳してふらふらしてちゃダメだぞ」と言いながら、私のほうもふらふらしている現実があります。
なんだかんだいって、他人のことを言う前に、しっかりしなきゃならないのは自分自身である場合が多いということでしょうか。


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