今回は「腰方形筋トリガーポイント」および「大腰筋トリガーポイント」についてお話します。

(3)腰方形筋トリガーポイント
腰方形筋の位置は前回の図3でお示ししました。文字通り台形状に張り出すような形で骨盤まで延びています。この外側縁に沿ってトリガーポイントが見られることが多いです。側臥位の姿勢でこの筋肉を外側から圧迫すると、ここが原因トリガーの場合はものすごく痛がります。まさに脂汗ものの痛みなのですが、ここの治療を治療すると腰痛自体が嘘のように楽になる人も多いのです。もちろんここだけ痛い人もあまりおらず、後述する殿筋群トリガーポイントなどと関連していることも多いので注意が必要です。

(4)大腰筋トリガーポイント
大腰筋












大腰筋は骨盤をはさんで前側に走る筋肉です。上図のように大腰筋だけでなく周りの腸骨筋や腸腰筋などにもトリガーポイントが存在します。たいがい(3)の腰方形筋トリガーポイントを治療する際に腸骨の上縁部をたどって前側に移動するとソケイ部の靭帯起始部の辺りですごく痛がる人が多いです。「腰痛なのにそんなところが痛いの?」とビックリされることもしばしばあります。非常に重要なトリガーポイントなのですが、骨盤の前側
を治療する際は腸管や血管などに注意する必要があり、神経をつかいます。しかし上の腰方形筋トリガーポイント同様、治療すると非常に楽になる人が多いのが特徴です。

次回は「殿筋群トリガーポイント」についてお話いたします。

(図は「トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル」より転載)