麻布ぼだい樹クリニックのブログ

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2009年10月

腰痛(1)

先月に腰痛(1)を更新したのですが、画面が見ずらかったのと、画像をアップしたので今回は改訂版です。

一口に腰痛といっても原因は様々ですので、ここでは腰部の機能解剖をわかりやすく(1)骨 (2)神経 (3)筋肉 (4)内臓の4つのパーツに分けて説明したいと思います。今回は「骨」です。

腰部は「骨盤」という土台の上に仙骨で「腰椎」が乗る構造となっており、腰椎は正に屋台骨となって上半身を支えています。逆に言えば、それだけ上半身の重さの影響を受けやすいということになります。計算上は上半身(特に腹側)の重さが1kg増えるごとに約3倍の3kgの力が余計に腰椎にかかると言われています。ですから無理な姿勢(例えば前かがみなど)で重いものを持ち上げたりすると、恐るべき力が腰椎にかかることが容易に想像がつくでしょう。

腰椎は5つの椎体椎間板から成り立っています。その前後や椎間を靭帯が補強しているという構造になっています。椎間板は水飴のようなドロドロした髄核を何層もの繊維輪が覆うという特殊な構造になっています。椎間板は本来意外と硬い(骨よりも硬い)のですが後方に靭帯の薄い部分があり、上から力がかかった時などに繊維輪が破れて、髄核の圧力によって椎間板が後方に突出してしまいます(図1 「図で説く整形外科疾患」より一部改訂抜粋)
椎間板の構造_edited-1_ペインティング












これがいわゆる「腰椎椎間板ヘルニア」という状態です。ヘルニア発症当初は腰痛のみですが、突出した椎間板が神経根を圧迫して、片側性の神経痛を引き起こします(図2 「図で説く整形外科疾患」より一部改訂抜粋)

椎間板ヘルニア断面図_ペインティング


















この他にも加齢による椎間板の変性(変形性脊椎症)やこれに続く(腰部脊柱管狭窄症)、激しいスポーツなどにより椎間板がすべる(脊椎すべり症)など、これらはすべて「椎間板」が何らかの原因となっています。

これに対して(骨粗しょう症)では加齢に伴い、椎体そのものの骨密度が低下し、骨がスカスカの状態となり終いには腰椎の圧迫骨折をしてしまうことが多いです。

次回は腰部の神経の機能解剖について説明します。

(番外)季節性インフルエンザ予防接種について

当院では今年も季節性インフルエンザ予防接種を実施いたします。
(ワクチン本数確保の関係上、予約制とさせていただきます)

費用は、成人3675円/小児 3150円 です。


*新型インフルエンザワクチにつきましてはまだ未定となっております。今後の予定につきましては随時お知らせしてまいります。

(番外)新型インフルエンザについて

更新が大分遅れておりますが、本編の更新はもう少しお待ちください。

最近、新型インフルエンザが感染者数を増大しつつあります。
10/7現在で全国の医療機関を受診した患者数が33万人を超えたとのこ
とで、この数は今後確実に増加するものと考えられます。新型インフルエンザの特徴として

(1)感染力が強い。
(2)国民の大多数に免疫がなく、感染が拡大する可能性が極めて高い。
(3)多くの感染者は軽症のまま回復する。
(4)基礎疾患を有する者、免疫力が低下している者、妊婦などは重症化 
  する可能性が季節性インフルエンザより高い。(ただし基礎疾患を有 
  さない者であっても重症化することがあるなど、症状が非典型的な場 
  合もある。)
(5)抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)が有効。

などが挙げられます。
重要な対策の一つである新型インフルエンザワクチンの普及がありますが、これもようやく医療従事者向けのワクチンが先日出荷されたばかりで、一般向けのワクチンは早くて11月前半になるとの見通しです。しかし肝心なワクチンの年度内の供給が2700万人分と少なく、ワクチン接種に優先順位が設けられるという異例の事態になっています。

そこで患者(国民)サイドにできることは、上記の新型インフルエンザの特徴をよく踏まえた上で、自分の健康は自分で守るという心構えが重要になってきます。具体的には

(1)外出時にはマスクをし、外出後には手洗い、うがいをする。
(2)人混みの中などはなるべく避ける。
(3)規則正しい生活やバランスの取れた食事を心がける。
(4)疑わしい症状があっても安易に医療機関に受診しない。(医療機関が
  麻痺する可能性がある)まずは電話で問い合わせるなどで対応する。
  現在のところインフルエンザが疑われれば、定期受診患者であれば 
  ファックスでも抗インフルエンザ薬が処方できることになっています。
   詳しくはhttp://health.yahoo.co.jp/column/influenza/#a03
  をご参照ください。

以上のことを一人一人が実行していくことで、感染拡大予防にもつながると考えられます。これから本格的なシーズンに入っていくと思われますので、上記を守りつつ日々もたらされる情報に注意し生活していきましょう。




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