2010年03月09日

債券

債券9時30分 先物、反発で始まる 日銀の追加緩和期待で
 9日朝方の債券相場は反発して始まった。先物中心限月の3月物は前日比6銭高の140円18銭で寄り付いた。3月物は最終売買日を11日に控え、持ち高調整の買い戻しが先行しているという。国債の大量償還月で需給関係が良好なことに加え、日銀の追加金融緩和への期待が買いを誘っている。市場では「国内金融機関の資金余剰感が強まっていることから債券市場に資金が流入しやすく、海外の金利上昇に反応しづらくなってきた」(みずほ証券の野地慎シニアマーケットアナリスト)との指摘があった。

 現物債市場では、新発10年物国債である306回3月債利回りが前日比0.005%高い1.320%で推移している。新発30年物国債である31回債利回りは同横ばいの2.325%で推移している。財務省がきょう30年物国債(3月債)の入札を実施するが、価格変動リスクを回避する目的の売りは今のところ見られていない。新発20年物国債である115回2月債利回りは同横ばいの2.140%となっている。2年債や5年債は今のところ取引が成立していない。〔NQN〕

(3/9 9:51)






短期9時30分 翌日物金利、大手行0.08%で調達 円金先は高い
 9日朝方の短期金融市場で無担保コール翌日物金利は日銀の誘導目標である0.10%前後をやや下回って取引されている。大手銀行は0.08%近辺、地方銀行は0.09%近辺でそれぞれ資金調達している。日銀の金融緩和政策を背景にした資金余剰感が強く、落ち着いた取引になっている。

 日銀は9時20分の定例金融調節で即日開始のオペを見送った。ゆうちょ銀行を除く準備預金の残高見込みは前日の日銀見込みと同じ10兆1000億円程度、当座預金の残高見込みは前日の速報値より3000億円程度少ない14兆円程度になった。

 日銀は9時30分、資金供給目的で実施する国債現先買いオペ(11〜18日)を通知した。前日と同じ6000億円を供給する。コマーシャルペーパー(CP)現先買いオペ(11〜25日)も同時に通知した。前回4日と同じ3000億円を供給する。

 東京金融取引所の円金利先物相場は反発。中心限月の9月物は前日の清算値より0.010高い99.645で寄り付いた。日銀が追加緩和策を打ち出す、との観測を背景に買いが先行している。

 円―円スワップ金利は短い年限での低下が目立つ。ブローカー経由の金利気配は2年物が前日と比べ0.00500%低い0.40125〜0.50125%、5年物は同0.00125%低い0.64250〜0.74250%、10年物が同0.00250%高い1.33750〜1.43750%でそれぞれ推移している。〔NQN〕

(3/9 9:48)






債券11時 先物は反発 期先への乗り換え進む
 9日午前の債券相場は反発した。先物中心限月の3月物は前日比7銭高の140円19銭で午前の取引を終えた。3月は国債が大量償還されるため、好需給を背景にした買いが優勢だった。日銀が16〜17日に金融政策決定会合を開くが、「追加の金融緩和に動く可能性があるため、売りが手控えられやすい」(SMBCフレンド証券ディーリング部の永松英登グループマネージャー)との声が出ていた。

 先物3月物の最終売買日を11日に控え、期先物への乗り換えも進んでいる。期先6月物と期近3月物との限月間スプレッド取引では、前日の夜間取引と午前の売買高の合計が1兆6404億円となり、8日の売買高(1兆1543億円)を上回った。期近を買い戻して、期先を売る動きからスプレッドは90銭と前日に比べて1銭拡大した。

 財務省が10時30分に発表した30年物国債(32回3月債)の発行条件で、表面利率は2.3%と、31回債に比べて0.1%引き上げられた。表面利率の引き上げは市場の予想通りで、無難な入札になるとの声が出ていた。業者間の入札前取引で、表面利率の発表を受けて単利取引に移行した32回3月債は2.310%(99円82銭2厘)で取引されたもようだ。きょうまで新発となる31回債利回りは前日比0.005%高い2.330%となった。

 現物債市場では、新発10年物国債である306回3月債利回りが前日比横ばい1.315%で推移した。新発20年物国債である115回2月債利回りも同横ばいの2.140%となった。日銀の金融緩和政策の効果が波及しやすい中短期債市場では、新発5年物国債である87回債利回りが同0.005%低い0.465%となった。〔NQN〕

(3/9 11:16)






短期11時30分 円金先、堅調 国債現先買いオペの平均落札金利は上昇
 9日午前の短期金融市場で東京金融取引所の円金利先物相場は堅調だった。中心限月の9月物は前日の清算値と比べ0.005高い99.640で午前の取引を終えた。日銀が追加金融緩和を打ち出すとの見方を背景に買う動きが続き、朝方には同0.015高い99.650まで上昇したが、その後は伸び悩んだ。最も売買高が多かった期近の6月物は同横ばいの99.620だった。

 日銀が資金供給目的で実施した国債現先買いオペ(11〜18日、6000億円)は平均落札金利が上昇した。前日と比べて0.007%高い0.110%で、2日連続で上がった。前日は本店方式の共通担保資金供給オペが実施されなかったことが影響した。「現金担保付き債券貸借(レポ)金利がやや上昇したことを反映している」(短資会社)という。

 円―円スワップ金利は長い年限で上昇した。ブローカー経由の金利気配は2年物が前日と比べ0.00375%低い0.40250〜0.50250%、5年物が同横ばいの0.64375〜0.74375%、10年物が同0.00250%高い1.33750〜1.43750%だった。〔NQN〕

(3/9 11:45)






債券先物が小幅高、国内株反落や30年国債入札の無難予想が支え
  3月9日(ブルームバーグ):債券市場では、先物相場が小幅高(利回りは低下)。日経平均株価が反落しているほか、この日実施の30年利付国債入札では表面利率(クーポン)引き上げで無難になると予想されており、こうした観測が支えとなった。

  大和住銀投信投資顧問の伊藤一弥国内債券運用第2グループリーダーは、「債券先物は昨日に下げた分の反動で小じっかり。現物債も20年債では押し目買いが優勢のようだ。30年債入札はクーポンが上がったので良さそう」と述べた。

  東京先物市場の中心限月3月物は、前日比6銭高の140円18銭で始まった後、若干上げ幅を縮め、午前9時半過ぎには2銭高の140円14銭まで下げた。しかしその後は、徐々に値を戻し、10銭高まで上げた。結局は7銭高の140円19銭で引けた。

  日経平均株価は反落。前日比27円88銭安の1万558円4銭で午前を終了した。

  財務省は、30年利付国債(3月債)の価格競争入札実施を通知。クーポンは、前回入札された31回債より0.1ポイント引き上げの2.3%、発行予定額は前回債と同じ6000億円程度を提示した。新発債の発行日は3月23日、償還日は2040年3月20日。

  新発債でクーポンが引き上げられたこともあり、投資家からの需要が見込まれている。日興コーディアル証券の山田聡チーフクオンツアナリストは、「今回は償還期限が6カ月延びて新発となるほか、今年度で最割安圏にあることで、最終投資家の潜在的な購入需要がある」と指摘し、無難な結果を予想している。

  ドイツ証券の山下周チーフ金利ストラテジストも、「今回は新しい銘柄になるため、証券会社の在庫手当ての需要などで無難な結果を見込む」という。

          長期金利は1.315%

  現物債市場で長期金利の指標とされる新発10年物の306回債利回りは、前日比変わらずの1.315%で始まった後、若干水準を切り上げ、0.5ベーシスポイント(bp)高い1.32%をつけた。しかしその後は水準を切り下げ、前日比変わらずの1.315%で引けた。

  モルガン・スタンレー証券の伊藤篤債券ストラテジストは、「30年債入札に向けて、10年債を売って超長期債の買いに備えた動きがあったのではないか。5年債も11日に入札を控えているが、実勢水準をみると0.5%クーポンは確保できるので問題ないとみられて買いが入っている」と説明した。新発5年債利回りは0.5bp低い0.465%で引けた。









債券12時50分 先物、堅調 30年債入札は予想上回る
 9日午後の債券相場は堅調。先物中心限月の3月物は前日比9銭高の140円21銭と、前場終値を2銭上回って後場の取引を始めた。30年物国債の入札が順調な結果になるとの見方から買いが先行した。落札結果判明直後には一時同13銭高の140円25銭まで上昇した。ただ、その後は利益確定の売りも出て、高値圏でもみ合っている。

 財務省が実施した30年物国債32回3月債(表面利率2.3%、発行予定額6000億円程度)の入札で、最低落札価格は99円90銭となった。日経QUICKニュース社(NQN)がまとめた事前予想(99円80銭程度)を上回った。応札倍率は3.85倍と、前回債の3.87倍とほぼ同水準となった。平均落札価格(99円98銭)と最低落札価格の差(テール)は8銭と前回債の5銭から小幅ながら拡大した。午後の流通市場で、32回3月債は2.305%(99円91銭1厘)で取引されたもよう。落札結果判明後は取引は成立していないようだ。

 新発10年物国債である306回3月債利回りが前日比0.005%低い1.310%で推移している。新発20年物国債である115回2月債利回りも同0.005%低い2.135%で取引された。〔NQN〕

(3/9 13:09)






債券15時 先物、反発 予想上回る30年債入札で後場一段高
 9日の債券相場は反発した。先物中心限月の3月物は前日比14銭高の140円26銭で取引を終えた。日銀の追加緩和期待などを背景に朝方から堅調に推移した。財務省が実施した30年物国債の入札が、市場予想を上回る順調な結果となったことを受けて午後は一段高となった。3月物は同18銭高の140円30銭まで上昇し、大引けにかけては高値圏でもみあった。

 先物3月物は11日の最終売買日を前に、期先物への乗り換えも進んだ。期先6月物と期近3月物との限月間スプレッド取引では、前日の夜間取引を含む売買高が2兆9597億円に膨らみ、8日の売買高(1兆1543億円)を大きく上回った。

 財務省が実施した30年物国債である32回3月債の入札は、最低落札価格が99円90銭となり、日経QUICKニュース社(NQN)が事前にまとめた市場予想(99円80銭程度)を上回った。表面利率が31回債に比べて0.1%高くなったうえ、償還期限が6カ月先となったため、投資家の需要を見込んだ証券会社が手当てに動いたようだ。落札結果発表後の流通市場で、32回3月債は2.290%(100円17銭7厘)と、平均落札価格(99円98銭)を上回る水準で取引されたようだ。

 30年債の入札が順調だったことを受け、現物債も堅調に推移した。新発10年物国債である306回3月債利回りは前日比0.015%低い1.300%、新発20年物国債である115回2月債利回りも同0.015%低い2.125%となった。新発5年物国債である87回債利回りは同0.010%低い0.460%まで低下した。〔NQN〕

(3/9 15:18)






債券先物が昨年12月以来の高値、30年債入札好調で−長期金利は1.30%
  3月9日(ブルームバーグ):債券相場は上昇(利回りは低下)。先物は一時、昨年12月以来の高値をつけた。この日に実施された30年利付国債入札が好調だったことを受けて買い安心感が広がった。現物債にも幅広く買いが入り、長期金利は1.3%ちょうどまで低下した。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用本部の松川忠債券運用第2部長は、相場上昇について、「30年債入札が好調だったことを受けて買いを誘った」と述べ、10年債、20年債、先物などに買い戻しが入ったと説明した。

  東京先物市場の中心限月3月物は、前日比6銭高の140円18銭で始まった。午前9時半過ぎには2銭高に伸び悩んだが、その後は徐々に買いが優勢となり、午後に入って30年債入札の結果発表後には一時、18銭高の140円30銭まで上昇し、昨年12月22日以来の高値をつけた。結局は14銭高の140円26銭で終えた。

  3月物は最終売買日を11日に控えており、期先物の6月物への乗り換えの動きが活発化している。きょうの3月物と6月物との限月間スプレッド取引は2兆7734億円と前日の1兆976億円を大きく上回った。BNPパリバ証券の山脇貴史シニア債券ストラテジストは、「先物限月交代は、あまり波乱はないと思う。ポジション(持ち高)が偏っている感じではない」とみている。

         10年債利回りは1.30%に低下

  現物債市場で長期金利の指標とされる新発10年物の306回債利回りは、前日比変わらずの1.315%で始まった後、若干水準を切り上げ、0.5ベーシスポイント(bp)高い1.32%をつけた。しかしその後は、徐々に水準を切り下げ、午後に入ると1.5bp低い1.30%まで低下して、新発10年債利回りとしては2日以来の低水準をつけた。午後4時10分現在でも1.30%で推移している。

  BNPパリバ証の山脇氏は、「需要が強く30年債入札が好調だったことから、銀行勢が10年債あたりも物色し始めている。超長期債だけではなく長期債も底上げされた」と説明した。

  また、パリンブリッジの松川氏は、「あすに日銀の国債買い切りオペが実施されるとみられており、売り物が出て来ない。今週は超長期債1000億円の輪番オペが行われる見通し」だという。

  超長期債も買われた。新発20年債利回りは一時2bp低い2.12%となったほか、前回入札された30年物31回債利回りは2.5bp低い2.30%まで低下した。

30年入札、最低価格は予想上回る

  財務省が午後零時45分に発表した表面利率(クーポン)2.3%の30年利付国債(32回債)の入札結果では、最低価格が99円90銭、平均落札価格は99円98銭となった。

  最低落札価格は事前の市場予想の99円85銭を上回った。最低と平均落札価格との差である「テール」は8銭となり、前回の5銭からやや拡大。応札倍率は3.85倍で前回債の3.87倍とほぼ同水準だった。日経テレコンによると、30年利付国債の入札で、大和証券キャピタル・マーケッツが2022億円を落札した。

  みずほ証券の野地慎シニアマーケットアナリストは入札結果について、「市場予想を上回り良かったことは間違いない」と指摘した。もっとも、「しばらく買い戻しが入るだろうが、一段と金利低下が進むとは見ていない」とも言う。

  日本相互証券によると、この日入札された30年利付国債(32回債)の利回りは、業者間市場では2.305%で寄り付いた後、2.29−2.31%のレンジで推移している。


yoshi438 at 17:05債券・為替 | 債券 この記事をクリップ!
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