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ターミネーター2
(原題:Terminator 2: Judgmant Day

ターミネーター2(Terminator 2: Judgmant Day)
キャッチコピー:この映画だけは、決して誰にも ストーリーを明かしてはいけない。
製作国:アメリカ
製作年:1991年
配給:カロルコ/東宝東和配給
ジャンル:アクション/SF
上映時間:137分

<キャスト>
Arnold Schwarzenegger(アーノルド・シュワルツェネッガー
Linda Hamilton(リンダ・ハミルトン
Edward Furlong(エドワード・ファーロング
Robert Patrick(ロバート・パトリック )
Earl Boen(アール・ボーエン)
and more…

<スタッフ>
監督:James Cameron(ジェームズ・キャメロン
製作:James Cameron(ジェームズ・キャメロン)
脚本:James Cameron(ジェームズ・キャメロン)、William Wisher(ウィリアム・ウィッシャー)
撮影:Adam Greenberg(アダム・グリーンベルグ)
音楽:Brad Fiedel(ブラッド・フィーデル)

<受賞歴>
【1991年アカデミー賞】
メイクアップ賞
視覚効果賞
音響賞
音響効果編集賞
【1991年英国アカデミー賞】
音響賞
特殊視覚効果賞
【1992年MTVムービー・アワード】
作品賞
男優賞(アーノルド・シュワルツェネッガー)
女優賞(リンダ・ハミルトン)
アクション・シーン賞(L.A.の高速道路でのチェイス・シーン)
ブレイクスルー演技賞(エドワード・ファーロング)
魅惑的な女優賞(リンダ・ハミルトン)
その他多数ノミネート

<あらすじ/解説>
前作のヒロイン、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)と未来戦士カイル・リース(マイケル・ビーン)の間に生まれたジョン(エドワード・ファーロング)こそ、2029年の対機械戦争で人類を勝利に導くリーダーだった。
そのジョンがまだ少年の頃の1994年に、今度は全く異なる目的を持った2体のターミネーターが出現。
すでにトップ・スターとなったシュワルツェネッガーが、前作とは正反対にジョンを守る側に回り、特殊金属によって変幻自在の新型ターミネーターT1000(ロバート・パトリック)と死闘を繰り広げる。
はね上がった製作費に比例して、アクション・SFX(T1000のCG効果は驚異的!)は共にかつてない充実を見せ一級エンタテインメントの様相を呈している。(allcinemaより)

<感想/レビュー>

先日ゴールデングローブ賞で監督賞とドラマ部門の作品賞をW受賞し、二冠を達成した3D映画『アバター』で世界中でムーブメントを巻き起こしているジェームズ・キャメロン監督の1984年の映画『ターミネーター』の続編『ターミネーター2』でございます。
主演は前作で悪役を務めたターミネーターのアーノルド・シュワルツェネッガーですが、『ターミネーター2』では、同じターミネーターでも今度はヒーローとなって還ってきております。
ターミネーター2のターミネーター役、アーノルド・シュワルツェネッガー
いやはや、相変わらずの無愛想な強面で、フランケンシュタインみたいなごっつい身体をしております。
淀川長治さんが喜びそうですね。(シュワちゃんというのは、故:淀川長治さんが命名)
このターミネーターが、『ターミネーター2』では、ジョン・コナーを守るためのヒーローとなるわけでございますが、前作と比べると、オーストラリア訛りのきついシュワルツェネッガーの台詞も少しは増えております。
そして、狙ってなんでしょうけれども、コミカルな演技が増えて、前作の『ターミネーター』より、笑える要素が増している印象ですね。
ターミネーターがジョン・コナーに教えられて笑うことを学び、不器用というか不気味に笑うところとか、かなり笑えます。
そして、ジョン・コナーに命令されたり、言葉遣いとか色んなことを教え込まれるわけでございますけれども、この辺の判り易い伏線がイイ感じでございますね。
勿論そのゴッツイ身体を活かしたアクションシーンも素晴らしいです。

前作でもヒロインを務めたリンダ・ハミルトン演じるサラ・コナー
ターミネーター2のサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
前作では、まだジョン・コナーも生まれておらず、ターミネーターに狙われるのはこのサラ・コナーであり、狙われる中で強くなっていったり、カイル・リースを演じたマイケル・ビーンとの濡れ場があったり、まだまだ女性っぽさがありましたが、『ターミネーター2』では、髪の毛もいつの間にかストレートヘアーになり、ジョン・コナーの母となり、世界が滅亡することを知ってからというもの、徹頭徹尾強い女性を演じております。
まさに女戦士といった感じですね。

そして『ターミネーター2』の制作費なんですが、前作の『ターミネーター』が、640万ドルという低予算のB級映画だったのに対して、前作とか『エイリアン2』の大ヒットもあって、その制作費は1億200万ドルにまで膨れ上がっております。
その製作費を投じて作り上げたSFXの集大成が、T-1000というもう一体のターミネーターでございます。
ターミネーター2 T-1000
このT-1000(ロバート・パトリック)というもう一体のターミネーター、実体がまるで水銀のようであり(実体なのか?)、触れた人間とか、壁とか床とか単純な金属類とかになら、なんでも姿を変えたり同化することができたり、手が鋭利な刃物のようになってみたりするんですけれども、今でこそそういうSFXであったりVFXであったりを自然に見せるのは、CGの技術も上がっているので簡単なことなのかもしれませんが、これを1991年当時にやっていたってのは凄いことなんでしょうね。(当時として凄いかどぉかは、1991年は私まだ小学生くらいなのでイマイチわかりませんけれども)
というか、今でもなんだか凄い気がします。
このCG技術は、後の映画にも多大な影響を与えておりますね。
そしてこのT-1000というターミネーターですが、シュワルツェネッガーの演じる無骨なゴッツイ、フランケンシュタインみたいなターミネーターとは違い、細身で、まるで獲物をすばやく俊敏に捕食する、カマキリのようであります。
というのも、前作の『ターミネーター』自体が、元々の構想がカマキリのような暗殺者をターミネーターにするつもりだったみたいなのですが、予算の都合とか、シュワルツェネッガーという俳優に出会ったことで、フランケンシュタインみたいなターミネーターになったんですけれども、この『ターミネーター2』で、ジェームズ・キャメロン監督は見事、カマキリのようなターミネーターを作りあげたんですね。
なので、この『ターミネーター2』という映画は、『ターミネーター』のリメイクと言っても過言ではないのかもしれません。
というか、例えばトレーラーで追っかけまわされるカーチェイスのシーンとか、トレーラーがひっくり返るシーンとか、最後は工場的なシーンで決着がつくシーンだとか、「I'll be back!(すぐ戻る)」という名台詞とか、シリーズものとは言え、かなり類似しているところがあります。
ただ世界感は、前作の核戦争の危機というよりかは、機械を扱う側の人間の危険性にこそ多く触れており、メッセージ性としては別物であると思います。

しかし『ターミネーター2』のシュワルツェネッガーのアクションは、前作より遥かにカッコイイものがありますね。
ターミネーター2でショットガンを撃つアーノルド・シュワルツェネッガー
バイクに跨って、ショットガンを撃ってみたり、片手で弾薬を装鎮するシーンとか、異様にカッコイイです。
最後のシーンは、もはや感動ものでございますね。

ということでまとめ

前作の低予算のB級映画ながらにA級の完成度を誇った『ターミネーター』と比べたら、確かに真新しさもないような感じがするような気がしなくもないし、CG効果を駆使しすぎる面もあって、ストーリーに厚みがないような気がしなくもないけれど、それでも娯楽映画としては最高のできと言えると思います。
現在公開中の『アバター』の3D技術も凄まじいものがありますけれども、この『ターミネーター2』が、後の映画に与えた影響も半端ないことは間違いありません。
今観ても、そのCG技術は素晴らしいものがあります。
そして、だからなんでT-1000は裸で現れたのでありましょうか?
Guns N' Rosesの「You Could Be Mine」が聴けるのも、HM/HRファンとしては嬉しい限りでございますね。


【ターミネーター2 トレーラー】

映画の中の名言・名台詞
「I'll be back!」と言いたいところですが…
「人間がなぜ泣くのかわかった。オレには涙を流すことはできないが」
映画『ターミネーター2』より、ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)の名ゼリフ

【ジェームズ・キャメロン監督レビュー作品】
ターミネーター
アバター

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