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硫黄島からの手紙
(原題:LETTERS FROM IWO JIMA)
キャッチコピー:世界が忘れてはいけない島がある。
日本から見た「硫黄島」
製作国:アメリカ
製作年:2006年
配給:ワーナー・ブラザーズ
ジャンル:戦争/ドラマ
上映時間:141分
<キャスト>
渡辺謙
二宮和也
伊原剛志
加瀬亮
中村獅童
and more…
<スタッフ>
監督:Clint Eastwood(クリント・イーストウッド)
製作:Clint Eastwood(クリント・イーストウッド)、Steven Spielberg(スティーヴン・スピルバーグ)、Robert Lorenz(ロバート・ローレンス)、Tim Moore(ティム・ムーア)
製作総指揮:Paul Haggis(ポール・ハギス)
原案:Paul Haggis(ポール・ハギス)栗林忠道
脚本:Iris Yamashita(アイリス・ヤマシタ)
撮影:Tom Stern(トム・シュテルン)
音楽:Clint Eastwood(クリント・イーストウッド)
<受賞歴>
【アカデミー賞】
音響賞(編集)
【L.A.批評家協会賞】
作品賞
【ゴールデン・グローブ】
外国語映画賞
【放送映画批評家協会賞】
外国語映画賞
【日本アカデミー賞】
外国作品賞
その他多数ノミネート
<解説>
硫黄島での戦いを日米双方の視点から描く2部作の「父親たちの星条旗」に続く第2弾。
アメリカ留学の経験を持ち、親米派でありながらアメリカを最も苦しめた指揮官として知られる知将・栗林忠道中将が家族に宛てた手紙をまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』を基に、本土防衛最後の砦として、死を覚悟しながらも一日でも長く島を守るために戦い続けた男たちの悲壮な最期を見つめる。主演は「ラスト サムライ」の渡辺謙、共演に人気グループ“嵐”の二宮和也。
<あらすじ>
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将(渡辺謙)が降り立つ。
アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。
上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷(二宮和也)も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。
栗林の進歩的な言動に古参将校たちが反発を強める一方、ロサンゼルス・オリンピック馬術競技金メダリストの“バロン西”こと西竹一中佐(伊原剛志)のような理解者も増えていった。
そんな中、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく…。(allcinemaより)
<感想/レビュー>
『インビクタス/負けざる者たち』の試写会が楽しみで仕方がない私ですが、『スペース・カウボーイ』のレビューに続いて、同じくクリント・イーストウッド監督作品の『父親たちの星条旗』と対を成す、日本側からの硫黄島を描いた戦争ドラマ『硫黄島からの手紙』でございます。
クリント・イーストウッドが監督ということだけでも満足なのですが、製作に大好きなスティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮に、『ミリオンダラー・ベイビー』や、『父親たちの星条旗』の脚本に加え、『クラッシュ』やトミー・リー・ジョーンズ主演の『告発のとき』などの監督としても知られるポール・ハギスと、スタッフが非常に豪華でございますね。
主演は、トム・クルーズ主演の映画『ラスト・サムライ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたりで、日本が世界に誇る名優、渡辺謙に加え、伊原剛志や中村獅童、ジャニーズから二宮和也などなど、キャストも豪華でございます。
この二宮和也が、密かに中々イイ演技をしておりますね。
勿論、渡辺謙さんも流石の演技でございます。
そして、スティーブン・スピルバーグが製作に携わっていることもあって、『プライベート・ライアン』のノルマンディー上陸作戦さながらの迫力ある描写もあったりしますね。
この辺の迫力は、日本の映画では描けないんじゃないかなと思います。
戦争系の映画と言いますと、結構勧善懲悪的な感じで描かれているものが多かったりしますが、この映画は『父親たちの星条旗』と対を成すことよって、そのどちらが悪いとかどちらが良いとかいうことを避けていますね。
戦争なんてものは、どちらが良いも悪いもないと思うので、こういう描き方は大正解だと思います。
それに、日本側から描いているといっても、みんながみんな、天皇万歳的な感じではなくて、それぞれが違う思いで戦場に立っているという描き方も良いですね。
この辺りは、流石クリント・イーストウッドだなと。
その辺が、ただの勧善懲悪に陥らず、かと言って単なるグロ描写の戦争アクションにもならず、シリアスにドラマ性豊かに描かれています。
日本のことを、外国人の映画で知るというのも可笑しな話なのかもしれませんけれども、そこは陸軍に召集され入隊したことで、戦争を事実知っているイーストウッド自身の思いみたいなものがあるんでしょうね。
完全なる反戦映画だと思います。
ホント、日本の描く「お国のために死んで来い」的なお涙頂戴な戦争映画もイイですけれども、ホントのところ、やはり日本の戦争映画である『男たちの大和』の高畑敦子さんの言った名台詞を借りるのであれば、「死んだらアカン!」っていうのが、ホントのところなんだと思います。
男だから散ればイイというものではない。
生きてこそなんですよね。
日本にも、こういう戦争映画を撮ってもらいたいものです。
日本側とアメリカ側から描いた映画と言えば、『トラ・トラ・トラ!』もやはり名作戦争映画でございますね。
ということで総評
本来は、日本人がこういう映画を撮るべきはずだと思うのですが、撮れていないというのが事実な感じの、イーストウッドによる名作だと思います。
『父親たちの星条旗』とあわせて観ることを強くオススメしますが、『硫黄島からの手紙』だけでも十分に名作だと思います。
また、アンチジャニーズ系という人が結構居ると思うのですが、ここで演じている嵐の二宮和也は、渡辺謙さんに負けず劣らずの素晴らしい演技を披露しています。
戦争映画というより、戦争を通してのヒューマンドラマという見方の方がイイですね。
映画の中の名言・名台詞
「我々の子供らが日本で一日でも長く安泰に暮らせるなら、我々がこの島を守る一日には意味があるんです」
映画『硫黄島からの手紙』より
【クリント・イーストウッド監督関連レビュー記事】
・荒野のストレンジャー
・マディソン郡の橋
・許されざる物
・ミスティック・リバー
・ミリオンダラー・ベイビー
・グラン・トリノ
・チェンジリング
・インビクタス/負けざる者たち
・スペース・カウボーイ
・父親たちの星条旗
・ヒア アフター
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パンフレット
映画パンフレット C・イーストウッド「硫黄島からの手紙」








日本側を描いてますが、日本映画ではここまで描くのは難しいでしょうね。
「父親たちの星条旗」もそうでしたけど、どちらも思いは同じなんですよね。
日本映画じゃなかったのは残念ですが、こうして歴史を知ることができたのは良かったと思ってます。
『インビクタス/負けざる者たち』の感想楽しみにしてますね~