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この前の週末、「マンマ・ミーア!」の楽前に行ってきた。

楽前。
つまり千秋楽の前日である。
千秋楽のチケットというのはなかなかハードルが高く、また品性が落ちている
こともあるので、私は比較的、楽前のチケットを取る事にしている。

楽前の参戦については、もう数多い。
特に、マンマについては、3度目。

初演の東京、大阪(保坂知寿ラスト)に続いての3度目である。

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で、今回の舞台の感想。

楽前ほどになると、観劇しているのは四季の会に所属する常連ばかり。

拍手のタイミングに始まり、笑うポイントまで、みんなちゃんとわきまえて
いらっしゃる。

「ここで厚い拍手がタニマチのツトメ!」
みたいな電波最強。


心なしか、拍手の厚みも
「千秋楽、おつかれー」
と聞こえてくる。

とはいえ、観客と舞台の一体感も最高で、
「ああ、マンマありがと、サンキューフォーザミュージックだよ」
とみんなが言っている気がした。

マンマキャスト



キャストの話しをしよう。

ドナ役の樋口麻美。
おつかれー、の一言に尽きる。
7年前の初演時に娘役だったのに、今度は母親役で登場。
さぞかしご苦労があったろう。

私は、濱田めぐみを高く評価しながらも、あーちゃんを支持している。

一方で、樋口麻美のいい部分は高く評価しながらも、それ以上に彼女にはもっと
壊れて欲しいと願っている。

母音法に始まり、忠実に四季の基本を踏襲する彼女であるが、そろそろ
その浅利呪縛から脱却して、劇団樋口を標榜してもいいのではないか?

「主役は私よ?」

ぐらいの横暴さが出てくれば、彼女の芝居も感性だ。
器用貧乏ではないが、彼女の芝居にはオーソドックスすぎる四季の世界
への忠誠を感じる。

もっと自由に好き勝手に。
そうすれば、新しいドナをひらくことができるだろう。

高次元の戦いである。
これからの5年とかの年月の中で、他の演目もこなしながら達成してくれれば
ファンは嬉しい。



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主演のソフィに谷口あかり

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四季にもいい若手が育ってきた。
10年後とは言わずに、5年後くらいにはもっといい役者になっているだろう。

ソフィを綺麗に演じてくれた。
広島公演から足かけ1年半。
よく頑張ったね。

でも、昔の写真と比べると凄くやせているよ。
もっと沢山食べて、ウーピー・ゴールドバーグみたいな歌を歌って欲しい。

私からは、努力賞と新人賞あげます。

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サム役に荒川さん登場。

鍋サムには千秋楽をさせない四季の良識か?

荒川さんが暫く前からサムに登板していた。

まあ、アイドル歌唱。いいとおもいます。
あいざき信也か荒川さんかという高い声での歌い方だったが、アフォキャラの
サムにはふさわしい。
サムにはキヨミチも、突発したというが、そういうイロモノよりもアイドル路線で
しっかりと作ったほうがいいんじゃないの?

でも、エンディングのカーテンコールで樋口麻美となかよくフェードアウトって、
それ京都でのCFYでも見ましたから!!


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ペッパーに大塚道人

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俺の片思いの人の大塚君。

大塚君といえばエディ、ペッパーには鎌瀧君というのが定番なマンマだったが、
今公演ではペッパーで出ていた。
鎌瀧君は退団してしまって、FBでしかあえないし。

まあ、大塚君はダンスを好き勝手に踊っているわ。
特に、エンディングではもうぐちゃぐちゃ。
確かに、エンディングのダンスは何でもしていい場面だけど
そんなことしていると浅利翁に消されるぞ!

でも、もっとして。
好きだからさ。

でもね、彼の舞台袖での小芝居。
エディのときと同じだったよw

御免ね、男好きなオッサンで。

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その他のキャスト。

ビル役の明戸さん。

ねえ、その声はもう勘弁。
そのoperaの声でサンキュー・フォー・ザ・ミュージックは涙が止まりません。
エンディングでの、歌にも涙しました。
次は、京都まで聞きに行きます。

ロージー役に、出雲綾
青山弥生以外のロージーって始めてかも。
まあ、無難

あと、私のイチオシのアンサンブルの撫佐仁美ちゃんが、楽シリーズからは
外れていました。
数年後には、四季の主役級をやれる子なので残念。

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で、カーテンコールはいつものように大合唱。
サービスで2曲追加で歌っていただき、大満足でしたわ。

http://www.shiki.jp/navi02/news/015544.html



私は、当たり前のようにペンライト4本持参。

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これをカーテンコールで振り続けた痛い親父です。
でも、楽しすぎ。
「♪音楽の感動ありがとう」


だけど、劇場からもサイリュームを支給されるサービスに戸惑ったりもしましたわ。
四季はそんなくすぐったいことしないでください。
キャバ嬢のサービスみたいで後々が怖いです。

四季にはツンのままでいてほしいです。

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 結局、カーテンコールもしつこく、5回以上。
手が痛くなるまで拍手して帰ってきました。

次は京都公演になるみたいですね。
どんなキャストになるか楽しみです。

久野さんとかで落ち込んだマンマ公演。
樋口・濱田の両横綱はしっかり盛り返してくれました。

これからの四季に期待もできます。

ちゃんとチケットもCDも買うからね。
正常ではない観劇姿勢で奮闘します。


師匠のエントリーもどうぞ。
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2011/08/post-6b18.html

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